認知症のある方へAct.を提供する時には
特性を重要視した選択をします。
まず、こういう傾向のこういうAct.だったら
特性に合致してるし、できるだろうなーという見立てのもとに
ハズレないカンタンにできるものを提供します。
最初から、ぴったりハマるAct.を提供することはないんです。
だって、認知症のある方は
たいていの場合、失敗体験・喪失体験を繰り返し体験されてきて
しかも、多くの場合に、その時に適切な援助を受けられなかったことが多いので
「何かする」とりわけカタチになって結果が明確に残るような手工芸系のAct.には
ものすごく強い不安感を示されて
結果として「何もできない」「わからない」と拒否されることが多いです。
だから、最初のAct.は
その方の特性に沿ったもので
「あら、カンタンにできたわ」「ラクにできた」
と感じられる程度のもの「が」いいんです。
そして、私は
そのAct.を通して評価をします。
「どんな風に」行うのかを観察します。
人によって「どこに」力点をおいた行い方をするのかは異なります。
ひと言で言うなら形容詞の詳細化の過程です。
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