Hiroyuki Sakuda

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第57回 日本作業療法学会発表のお知らせ

2019・2020・2022年度研究助成事業

2023年11月10日〜12日に開催される第57回 日本作業療法学会(沖縄)にて,2019年度の松岡太一先生(福井記念病院),2020年度の牛膓昌利先生(国際医療福祉大学),2022年度の千葉周平先生が発表予定です.

筆頭演者 :松岡太一(福井記念病院)
演題テーマ:「精神障害領域における作業機能障害の状態に基づいた個別作業療法の介入効果の予備的検証」
発表形式 : ポスター発表
発表日時 : 2023年11月11日(土曜日) 14時10分~15時10分
セッション: 精神障害 10

筆頭演者 : 牛膓昌利(国際医療福祉大学)
演題テーマ:「座位姿勢の違いは健常成人の運筆のパフォーマンスと頭部移動距離に影響するか」
発表形式 : ポスター発表
発表日時 : 2023年11月10日(金曜日) 13時~14時
セッション: 基礎研究 3

筆頭演者 : 千葉周平(北里大学病院)
演題テーマ:「急性期脳梗塞患者に対する初期臨床症候診断分類と麻痺側の上肢運動
機能改善との関連」
発表形式 : 口述発表
発表日時 : 2023年11月11日(土曜日) 13時40分~14時40分
セッション: 脳血管疾患等 11

関連ページ(外部)

第57回日本作業療法学会
http://ot57.umin.jp/index.html

(学術部)


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2019年度 研究助成事業の論文掲載のお知らせ

作業療法(42巻2号,206-212,2023)に松岡太一先生(福井記念病院)の「認知機能障害を呈した地域在住統合失調症者に対する作業機能障害に焦点を当てた評価および介入」が,神奈川作業療法研究(13巻1号,1-8,2023)に加藤美帆子先生(川崎市中央療育センター)の「重症心身障害児の視線入力装置による意思表出の評価とその効果について」が,それぞれ論文掲載されています.ぜひご覧ください.

(学術部)


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2023年度 研究助成事業の支給者決定

本年度の申請者は,研究 I(研究組織2法人以上の一般会員)が2名,研究 II(研究代表者は免許取得7年目以下で,研究組織は1法人以上)が1名の計3名でした.書類審査および合議審査の結果,下記の3名に対し助成金を支給することになりました.

学術部では全県士会会員に対し,積極的に研究を支援する体制を作っていきたいと思っております.来年度も研究にチャレンジしてみたい方,若手の方などの多くの応募をお待ちしております.

2023年度研究助成事業 支給者

研究組織 氏名 所属 研究内容 助成金額
研究 I 駒場一貴 昭和大学藤が丘病院 本邦の集中治療センターにおける作業療法教育に関する実態調査 129,980円
研究 I 甲本夏穂 国際医療福祉大学 出産・育児を経験した作業療法士が抱く「作業療法士観」構築の相互関係 127,860円
研究 II 渡邉大貴 昭和大学藤が丘病院 シリコンインプラントを用いた乳がん再建手術後の新規作業療法プロトコルの開発 118,000円

(学術部:佐々木)


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オンライン施設見学会開催

ZOOMによるオンライン開催

作業療法士を目指している、興味がある主に学生さんを対象に、作業療法士の働く現場をオンラインで見学します。作業療法士の働く現場を見られるチャンス!

開催方法

ZOOMによるオンライン開催*事前にZOOMのダウンロードをお願いします。

内容

作業療法に関する説明
作業療法実施施設のオンライン紹介
質疑応答

参加方法

kanagawaOT.fukuri@gmail.comまでメールしてください。

1.お名前 2.年齢 3.メールアドレス 4.希望曜日

またはチラシのQRコードからお申し込みください。

(福利部)


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日本作業療法士協会 山本伸一会長から作業療法士の皆様へメッセージ

障害者虐待の防止および権利擁護のさらなる推進のために

日本作業療法士協会 山本伸一会長からメッセージが届いております。神奈川県作業療法士会でも、本メッセージを県士会員の皆様に共有いたします。

はじめに

いつも大変お世話になっております。
日本作業療法士協会会長の山本でございます。

今年になり2件の障害者虐待事案が報道されました。医療現場の支援者が行った、障害のある方に対する重大な権利侵害です。日本作業療法士協会理事会は4月以来これらの事件を踏まえて検討を重ね、本会会員向けに会長メッセージを発信することを決定しました。

メッセージ

作業療法士の皆様へ

障害者虐待の防止および権利擁護のさらなる推進のために

近年、医療従事者による障害者の虐待事件* が立て続けに起こっています。日本作業療法士協会は、当事者の活動と参加を支援し、ご本人の望む生活の実現に向けて共に歩むことを旨としている作業療法士の団体として、これらの事件を看過することができません。

虐待があってはならないことは当然ですが、本来ならばむしろ障害のある方々の権利を積極的に擁護し、ご本人たちの幸せのために業務に専心すべき立場にある者がそれを行ったという点で、到底許されるものではなく、ただただ強い憤りを覚えます。これを機に、日本作業療法士協会は会員の皆様と次のことを共有いたします。

まず、これらの事件において何が起きたのか、一人一人の作業療法士がしっかりと情報を得て、なぜこのような事態になるまで放置されていたのか、事件を未然に防ぐことができなかったのかを、他人事ではなく我が事として考える必要があります。

次に、障害のある方に対する虐待の防止と人権擁護について、私たちが必要十分な知識をもち、正しく理解できているかを自己点検してみ ましょう。

そして日本作業療法士協会が掲げている倫理綱領と職業倫理指針についても再確認をお願い致します。 私たち作業療法士は、子ども、障害のある方々、高齢の方々をはじめとする誰もが安心 して生活できるための社会づくりを目指しています。

それを一歩でも着実に前に進めるためには、一人一人が絶えず作業療法の理念に立ち返り、「人々の健康と幸福を促進するため に」日々の実践を丁寧に積み上げていくことが何よりも大切です。私たちはこのことに深く思いを致し、作業療法士としての社会的役割を誠実に果たしてまいりましょう。

皆様のご理解とご協力の下、日本作業療法士協会としてもその実現を目指して活動を続けてまいります。

2023年7月

一般社団法人 日本作業療法士協会
会 長 山本伸一


* 滝山病院(東京都八王子市)、ふれあい沼津ホスピタル(静岡県沼津市)などの精神科病院で、2022 年、看護師らによる暴言・暴力・身体拘束等が明らかになった事件


事案の補足

近年、報道されている障害者虐待・権利擁護に関する事件です。これ以外にも多数あります。

  • 1984年 精神科病院「宇都宮病院」暴行事件(埼玉県)
  • 1993年 精神科病院「大和川病院」暴行事件(大阪府)
  • 2016年 障害者施設「津久井やまゆり園」障害者殺傷事件(神奈川県)
  • 2020年 精神科病院「神出(かんで)病院」準わいせつや監禁などの虐待事件(兵庫県)
  • 2022年 精神科病院「坂本病院」認知症患者への虐待事件(大阪府)
  • 2022年 精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」暴行事件(静岡県)
  • 2023年 精神科病院「滝山病院」暴言・暴力・身体拘束等の事件(東京都)

(出典:各社の新聞報道など)

詳細

日本作業療法士協会HP

(制度対策部)


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