会長 挨拶
~共生する社会実現に向け~

神奈川県作業療法士会
会長 神保武則
近頃、改めて『作業療法とは何か』を問う自分がいる。“まだまだ未熟者!”と答える自分がいる。作業療法士となり30年目。自分にとっての節目でもある。この度、2025年度の役員改選で3期目となる会長に就任致しました。どうぞ宜しくお願い致します。
現在、この神奈川県には約3500人の作業療法士が存在し、医療機関をはじめ福祉や介護、教育領域、また運転免許センターや市町村などにも作業療法士がそれぞれのニーズに応え、「人・ひと」の支えとして活躍しております。作業療法士になると、「生活」「暮らし」「生きがい」という言葉をよく聴きます。その対象者がどのようなPerson(人・ひと)であり、どのようなEnvironment(環境)に置かれ、どのようなOccupation(作業・活動)が営まれているのかを多角的に捉え、「生きる」「生きていく」ことの作業プロセスを共に考え支援する医療専門職。それが『作業療法士』。 “営み”をもつそれぞれの瞬間に、必ず『作業』が生まれていることを作業療法士は分析し、尊厳ある「人・ひと」の「生きる」「生きていく」ための“営み”を創ることができる。だからこそ作業療法士が提供する『作業』に触れることは、社会生活を考える上では特に重要であり欠かせない事だ、と感じております。
この神奈川県には、その作業療法士を育成する教職員数も他県に比べ多く、また、卒後教育に関しても、それぞれの現場教育に加え、当士会の生涯教育学修制度も充実しており、実り輝く作業療法士の育成環境が備わっているのが特徴です。
是非、神奈川県作業療法士会に入会して、色々な『作業』について様々な作業療法士と語り合っていただきたい。その先には、必ず成長する個(自分)もあり、成長する職能団体(会員のみなさま)が生まれると確信しております。
共に『作業療法とは何か』『作業療法士とは何か』『作業とは何か』を考え、これからの共生社会の実現に向け、一緒に取り組みましょう。宜しくお願い申し上げます。
副会長 挨拶

副会長として3期目を迎えました。
今期は執行部の組織が少し変わり、副会長3人体制となりました。3人の副会長は、会長の補佐役でもあり、各部門間のパイプ役になるべく、また互いに支え合うことができる、まさに「3本の矢」のように頼りがいのあるメンバーだと自負しております。今まで以上に多くの作業療法士が県士会活動に参画し、身近な地域の中や様々なフィールドで力が発揮できるよう、力を尽くしていきたいと思います。
私にとっても、この「県士会」で活動する「仲間」の存在が仕事の糧となり、地域の中でやりたいことを実現するための支えになっています。「県士会」は「会員」一人ひとりが「参加」し創っていく組織です。一人の力ではとても時間がかかることも、多くの仲間と共に歩めば叶うこともたくさんあるはずです。「共に成長する県士会」で、あなたのやりたいことをぜひ一緒に実現していきましょう。
副会長 挨拶

今年度より副会長を務めさせていただきます奥原孝幸と申します。
私は、OT1年目より神奈川県士会広報部の活動に加えていただき、他県士会所属の2年間以外は部員活動から離れたことはありません。
企画調整委員会(今はありません)、学術部、教育部、MTDLP推進委員会と変遷し、教育部では複数期にわたり理事を経験し生涯教育制度の普及推進に当たらせていただき、昨期のMTDLP推進委員会の理事を経まして、今年度より副会長の任に当たることになりました。
会長を補佐し、本士会をさらに活気付け、成長していく県士会を支えていく所存です。
今までは担当部署の事業を推進することに一生懸命でしたが、今年度より新たな役割となります。もたつくことも多々あると思いますが、皆様方のお支えを頼りに役割を遂行したいと考えています。
まずやらねばならないと考えていることは、県士会組織の改編がありましたので、その趣旨に従って円滑に移行し、解剖学的にも生理学的にも正常活動が継続できる土台作りに尽力したいと思っています。来年度には少し視野を広げ、県士会員の皆様や県内様々な方々とやりとりしながら、会員や県民のそばで一緒に成長していけるような、健康的で幸福感のある、希望を感じる県士会に向けて頑張りたいと考えています。
まずは今期、どうぞ、どうぞよろしくお願い申し上げます。






