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2023年度 三役 挨拶

会長 挨拶

~歩・ひとつ~

一般社団法人
神奈川県作業療法士会
会長 神保武則

 第10回一般社団法人神奈川県作業療法士会社員総会が2023年5月14日に対面形式で開催されました。お集まりいただきました代議員の皆様をはじめ、議長団の皆様方、会場設営の準備に携わって下さった会員の皆様方、事務局員の皆様方、本当にありがとうございました。皆様のお力添えにより、総会当日は滞りなく、全体を通じとても和やかな雰囲気で終わることができたと思います。ありがとうございました。

 総会の質疑で挙がった一つに「当会の会員を増やしていく取り組み」には皆の関心が高いところでした。日本作業療法士協会(OT協会)も喫緊の課題として取り上げる同様の課題に向き合う場面でした。当県士会は、微増している現状とは言えCOVID-19の影響は少なからず後押しとなっていることが否めない結果でもありますが、深刻な社会的事態を背景に人々の考え方も少しずつ時代が移り変わってきている、と感じるところです。当県士会において、理事を中心に会員増ワーキンググループを立ち上げ本課題に向き合ってみたもの、的確に導く対応策は思案の最中であり、その課題は残されております。その一方で、OTの地図帳といえる会員データは、基本情報の管理に留まり、これからの県士会運営を発展的に改善するためには、会員データ登録システムの再構築等、早急な対応が望ましい案件であることを、代議員の皆さまにも共有させて頂きました。今後皆さまの御協力をお願いするところであります。

 さて、政府は第8次医療計画に向け大きく舵を取ろうとしております。主課題の一つである人口減少は、その生産人口の減少を意味し、老年人口の増加に対する社会構造の仕組み作りを検討し始めました。2024年度には診療報酬のトリプル改定(医療・介護・障害福祉サービス)を迎えます。我々にとっても、そう遠くない未来を見据えた改定が順次執り行われてくることは明らかです。神奈川県の作業療法士たちも今後の社会情勢を冷静に読み解き、柔軟な備えを築くことが要求されるでしょう。柔軟な対応ができる組織づくりに欠かせないものは、実は会員の一人ひとりの力なんです。皆の一歩がここに結集し組織の力は育ちます。皆が組織の育成者なのです。

 また、2025年度 にOT協会が目標としている「協会員=士会員」の実現に向け、「OT協会と当士会員の個人情報の取り扱いに関する覚書」の締結に関する説明をさせていただきました。神奈川県作業療法士会をはじめ全国の作業療法士たちが一同に結束し、その一丸となった組織力を確保することは、国に対し作業療法士という雇用や地位の保証を促し、医療、保健、福祉、教育、職業等の活躍や発展に寄与する強固な一歩であることを意味します。OT協会と共に動き出すことは社会的にも必要なことであり、士会員が協会の構成員でもあるという認識は、極めて重要な意味を成すことに繋がります。改めて議場にいる代議員の皆さまに説明させて頂き、ご承認頂くことができました。心より感謝申し上げます。

 総会終了後の臨時理事会では、当県士会の会長とし2期目の大役を拝命することになりました。何卒宜しくお願い申し上げます。1期目は全てにおいてズーム機能と共に歩んだ2年間でした。昭和育ちの私にとっては、画面越しの人と話すことは未だに不慣れで戸惑いますが、実にCOVID-19とともに明け暮れた期間でした。今期は少し羽を伸ばし、様々な場面に出向こうかと考えております。そして、当県士会がスローガンとしている「成長する県士会」を推進していきたいと思います。会員のため、また県民のために有意義となる作業療法的価値を見出し、さらに課題を整理し、専門職として果たす役割とニーズを収集し、将来の作業療法(士)が益々繁栄する基礎を温め築きたいと思います。そのためにも、当県士会組織図は2024年度からの始動を目標に改編作業中です。
「作業療法士になって良かった」「この神奈川県で良かった」を、皆でもっともっと増やしていきましょう。

 最後に、神奈川県作業療法士会は、昨年設立40年の節目を迎えました。これからも1年また1年と歩みを重ねていきます。10年先にはどのような作業療法士が集まってどんなことを議論しているのでしょう。100年先には、どんな作業療法士たちがこの神奈川県にいるのでしょう。これからも皆さんと共に、膨らむ夢の一歩一歩を一緒に語り合いましょう。今後とも宜しくお願い致します。


副会長 挨拶

副会長 田中ゆかり

 神奈川県作業療法士会は2022年11月に40周年を迎え、次の50周年に向けて新たなステージに立ったばかりです。40年前、77人の作業療法士が創設したこの県士会も今では2,500人に会員数を増やし、地域社会の様々な職域で働くようになり、行政や多職種と共に人々の健康に寄与する取り組みを積み重ねてきました。これから先10年後の未来でも、人々の元気と笑顔の一番身近に作業療法があることを願って、また県士会が職能団体としても必要とされる組織であることを目指して、さらなる成長を遂げられるよう、今期はその土台を皆さんと一緒に築いていきたいと思っています。

 私にとっても、この「県士会」で活動する「仲間」の存在が仕事の糧となり、地域の中でやりたいことを実現するための支えになってきました。「県士会」は「会員」一人ひとりが「参加」し創っていく組織です。一人の力ではとても時間がかかることも、多くの仲間と共に歩めばかなうこともたくさんあるはずです。ぜひ一緒に実現していきましょう。

副会長 挨拶

副会長 吉本雅一

 今年度より副会長を務めることになりました吉本雅一と申します。

 副会長として会長を補佐し、当会の運営を円滑に行えるよう連携協業を進めていきたいと思っております。会員のみなさんの研鑽・啓発を進めます。また他団体や行政機関とも連携し、県民の保健・医療・福祉・介護の向上に努めていきたいと思っております。

 その人や地域にとって意味のある作業、価値観、大切なこと・人・ものといった視点を作業療法では大切にしてきました。他者のために他者と共に生きる社会を育んでいくために、作業療法士の存在は欠かせません。皆さまとともに当会を盛り立て、ますます社会貢献する団体へ成長させていきましょう。よろしくお願い申し上げます。

事務局長 挨拶

事務局長 玖島弘規

 ウェブサイトをご覧いただきありがとうございます。また平素より当会の活動にご理解、ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。2023年度より事務局長に就任致しました、玖島弘規(くしまひろき)と申します。

 当会は2300名を超える会員が在籍しており、幅広い世代で構成されています。会員が活躍するフィールドも多岐に渡り、医療・介護・福祉・保健・教育・行政・地域・企業など様々なところで作業療法を展開しています。また多団体との連携協力を図り、より県民の皆様の保健・医療・福祉の向上に寄与できるよう活動しております。

 今後もさらに神奈川県作業療法士会が会員や県民の皆様から信頼され、一人一人の健康と幸福が促進できるよう尽力して参ります。当会の活動や作業療法に関してお気軽にお問い合わせ下さい。

 今後とも神奈川県作業療法士会の活動へのご協力をお願い致します。

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あいさつアーカイブス

あいさつアーカイブス

会長あいさつ 2022年 会長 神保武則 2022年5月22日(日)に第9回一般社団法人神奈川県作業療法士会(県士会)社員総会が開催されました。未だCOVID-19 の感染状況の見通しが立たない中、今回もWeb開催とさせ …