2025年 新年挨拶

一般社団法人神奈川県作業療法士会
会長 神保武則

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

昨年の2024年は大変お世話になりました。振り返れば様々な場面で、会員の皆様や行政の方々、そして地域の方々と多く触れ合った年でもありました。また、当会の目標として掲げている“成長する県士会”のための未来構想も共に考えた年でした。

2025年は、人口構造の変化から多くの懸念される課題が浮き彫りになるといわれております。「2025年問題」は、2010年を境に日本の人口は減少を続けており、まさに今年が約800万人いる全ての団塊の世代(1947~1949年生まれ)が、後期高齢者(75歳以上)となることで、国民の5人に1人が後期高齢者という超高齢化社会により、労働力不足、医療人材不足や社会保障費の増大等、様々な局面に向き合う工夫が重要と叫ばれる年です。

このような重要な局面に立つ中、地域の方々の生活の営みをより良いものとして絶やすことのないよう、我々がもつ知識や技術を未来に向けて十分に発揮し、医療関連職種の仲間たち、そして県や地域の行政機関の皆様方とも連携を密にし、互いに汗を流し、共に知恵を出し合いながら、志向を更に高められるよう会員の皆様と共に取り組んでいきたいと考えております。作業療法士として可能化できることは何か、創造性豊かな作業療法士という医療専門職が創り出す生活像とは何か、健康とは何か、幸福とは何か、様々な問いに向き合い、我々が実践できる全ての可能性を発揮する時期に差し掛かってきた、と思います。これからもやること、すべきことは実に多くなっていきます。多くの苦労があっても、その輝きを放つ時まで皆で良い時代を創っていきましょう。宜しくお願い致します。

2025年が皆様にとって多くの輝きをもつ年になるよう心より祈願致します。


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