活動内容
子供・高齢者・障害者など全ての人々が地域、暮らし、生きがいを共に創り高め合う地域共生社会を実現するため、支え手側と受け手側に分かれるのではなく、あらゆる住民が役割を持ち自分らしく活躍できる仕組みを構築する事が求められている。近年、県や市町村等の行政から作業療法士の参画が期待されている。
神奈川県内における地域・在宅で活躍する作業療法士やこれから地域・在宅へ関わる作業療法士に向けて情報共有や講習会などの普及活動を行っている。行政や多職種と研修会等の企画・運営を実施し、作業療法士間の交流や職種を超えて連携を図ることで地域でのネットワークの繋がりを構築している。また地域支援事業や精神・難病・小児の領域に分け、人材育成や普及・調査活動を実施している。
活動計画(2021年度)
「研修・講習会」 研修参加者への情報提供と参加者交流を促す.
- 地域リハビリテーション人材育成研修会
- 多職種精神保健福祉セミナー
- 地域における特別支援教育を考える講習会
- 難病リハビリテーション講習会
「普及」 地域リハビリテーションにおける作業療法の普及を目指す.
- 神奈川県地域リハビリテーション三団体協議会との情報交換、協力
- 神奈川県主催 地域関連研修会協力
- その他、市町村の地域・介護予防関連研修会などの協力、参加
- 他職能団体との情報交換、研修会協力
- 地域リハ部ウェブサイト掲載
- 県士会ニュースなどの定期的な掲載
「調査」 地域リハビリテーションに必要な事業の調査を実施する.
- 地域支援事業等の活動調査
- 地域リハビリテーション人材バンク設立に向けての情報収集
- 障がい者団体、家族会の活動調査
構成部員の紹介
担当理事 | 遠藤陵晃(横浜YMCA学院専門学校) |
部員 | 《会計担当》 早川大貴(ふれあい鶴見ホスピタル) 【研修・普及】 【普及・調査】 |
担当理事からのひと言
地域包括ケアシステム、地域共生社会など“地域”という言葉を臨床現場でもよく聞かれるようになってきました。地域では医療、介護、福祉、保健など単独領域のみではなく、幅広い視野と技術が求められます。
神奈川県作業療法士会では、神奈川県や各市町村から介護予防事業をはじめとする居宅・在宅に向けて作業療法士の必要性が高まってきています。地域リハビリテーション部では制度に合わせた身体、精神、小児の領域に捉われず、柔軟な対応ができる作業療法士を目指していきたいと思っています。
作業療法士が地域に出て、住民の生活しやすい環境を作っていく必要があると考えます。地域で暮らす住民に貢献できる作業療法士になれるよう、一緒に活動していきましょう‼
(以上,文責:遠藤陵晃)