【研修会のお知らせ】

皆さん、こんばんは!
今週末からぐっと気温が下がり、寒くなりましたね。紅葉を楽しめる季節はもうすぐですね!
さて、先週皆さまのところに届いた県士会ニュースでもご案内しましたが、認知症対策委員会主催の研修会が12月2日(土)に小田原の国際医療福祉大学で開催されます。テ-マは「認知症アップデート研修」2016です。

本研修は、日本作業療法士協会からの委託業務として、神奈川県作業療法士会の認知症対策委員会が年1回の研修会を開催します。地域・介護・医療のどの領域においても認知症に対応できる作業療法士を確保するために、全国共通して認知症に関する最新かつ最低限の知識を習得していただくことを目的としています。受講された方には修了証が発行されます。

ますます高齢化が進む時代の流れの中で、地域で認知症の方を支えるエキスパートになるために、まずは研修会に参加してみませんか?
当日のカリキュラムは、規定の講義に加えて、現場の第一線でご活躍されている先生方に認知症介護・支援の秘訣をたっぷりとお話しして頂く予定です。

早川医師は認知症専門医で精神科で多くの作業療法士と協働されたご経験をお持ちです。
関田氏は3世代にわたって認知症のあるご家族を介護されてきたご経験と、特養・老健で相談員・施設長として時代の変遷・制度の変化に対応してこられたという、介護者と職員の両面の視点をお持ちの方です。
佐藤氏は作業療法士&バリデ-ションワ-カ-として認知症のある方々の生活障害を改善するエキスパートです。臨床だけでなく、作業療法士の後輩育成のため研修会の講師として全国でご活躍されています。

事前申込みは10/10(火)~11/10(金)までとなっていますが、先着順80名限定ですので迷っている方はお早目にお申込み下さい‼

詳細は県士会サイトの「講習会・研修会情報」から『「認知症アップデート研修」2016【包含済】(一社)日本作業療法士協会』をご確認ください。
https://kana-ot.jp/wpm/lecture/post/5733

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「介護フェアinかながわ」のお知らせです。

 

「介護の日」関連イベントとして、神奈川県で「介護フェアinかながわ」を開催されますのでお知らせ致します。

 介護の仕事に関心のある方はもちろん、これまで介護との接点が少ない、介護に関心がない層に対しても介護の仕事の魅力を発信し、就業していない女性、中高年齢者など、あらゆる層に介護への理解や関心を高めることで、介護に携わる人材のすそ野を広げ、多様な人材の確保につなげていくことが目的となっています。

 

開催日  平成29年11月5日(日曜日)

開催時間 11時30分から17時まで

会場 新都市ホール 横浜新都市ビル(そごう横浜店)9階

参加費:無料

「介護フェアinかながわ」特設ページはこちら

 

 

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いつものカウントの工夫でコグニサイズ

 立ち座りや膝屈伸などの基礎練習を行う時、だいたい10回が1セットの目安になってくると思います。

 私が担当する利用者で、体力的に10回ではなく連続20回実施したい方がいたのですが、10回になると「ちょっと休ませて」「1回休憩」などと言って自己終了していました。

 そこで、20回からの逆唱でカウントするようにしたら途中で止まらずに連続20回出来るようになりました。

 

 前頭葉機能がある程度残存している事が必要になってくると思いますが、

①心理的に、数が減っていく方が頑張れるという事

②逆唱することに一生懸命になり、最後まで集中が続く事

などが理由として考えられると思われます。

 

 利用者は記憶障害があり、曜日やリハビリの内容なども忘れてしまいますが、カウントを20から始めると「あ!そうね、あなたは20から数える人だったわね」と思いだしてくれます。

 

 ただの運動のカウントですが、たとえ10回のカウントだとしても、コグニサイズにもなると思うので前頭葉機能がある程度保たれている方には1つの方法として良いと思います。

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切り紙

手指の巧緻性が保たれている方にオススメのActivityとして「切り紙」をご紹介します☆

<材料>
綺麗な折り紙・和紙・包装紙

 

<準備>
よく切れるハサミ
(私は紙を切る専用のハサミを用意しています)

 

<作り方>

折り紙を三角に3回折りたたみます。
「切り紙」の本などを参考にして模様を書きます。
(折りたたみ方もいろいろあります)

この時に図と地の判別がしやすいように切り落とすところを塗りつぶすと
切り間違いを防ぐことができます。

ここまでは、あらかじめ準備しておきます。

ハサミで線の通りに切っていただきます。
「折り紙が1枚になるようにそーっと広げてください」
と言って広げていただきます。

ハサミで線にそって切り落とすことが可能な方であれば
折り紙を破らないようにそっと開くことが可能だと思います。

この時に、黒い台紙の上に
切り開いた折り紙を置いていただくと
一層綺麗さが引き立ちます。


<難易度の段階づけ>
A シンプルな模様 → 複雑な模様
複雑な模様の方が難しくなります。

B 直線で構成された模様 → 曲線で構成された模様
曲線の方がハサミの扱い方、両手の恊応などをより要求されます。

C 大きな模様 → 小さな模様
大きな模様の方が簡単です。


<特徴>
手指の巧緻性、両手の協応性など身体能力は必要ですが
認知面では工程を覚えなくてすむという面があります。
線にそってハサミで切り落とすだけで完成します。
広げた時の見た目の綺麗さは思わず「わーステキ!」と声が上がります。
100均などでも綺麗な折り紙がたくさん売られていますし
お菓子の包装紙もおしゃれで綺麗なものがあります。
同じ模様でも紙が違うと雰囲気も変わります。
材料費も安価でコスパもGood!

 

<適応可能な状態像>
工程を覚えなくてもできるActivityなので
近時記憶が低下していても
即時記憶が保たれている方で
手指の巧緻性が保たれている方に向いています。
お年寄りだと手指の巧緻性が低下してしまう場合が多いですが
中には手指の巧緻性が保たれている方が必ずいらっしゃいます。
そのような方にオススメします☆

 

<投稿者からのひとこと>
見た目がとても綺麗なので、ご家族の方にお見せすると
「こんなに綺麗にできるんですね」と驚かれ喜んでいただけます。
性格的には几帳面な方、丁寧にモノゴトに向き合う方で
かつて縫い物や編み物を好まれていた方などに適していると思います。

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「つながろう!地域の支え合い」ご紹介

平成29年10月22日(日)に国士舘大学世田谷キャンパスにおいて
リハビリテーション専門職合同フォーラム
「つながろう!地域で支え合い〜リハビリテーションでいきいき元気〜」が開催されます。

これからは、地域がメインとなっていくことが要請されています。
特別に認知症に特化した内容ではありませんが、無関係なことではありませんのでご紹介します。

一日かけてのイベントですが
入退場自由、事前申込不要、参加費無料でどなたでもご参加いただけます。

詳細は添付してあるチラシをご参照ください。

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「認知症リハビリ最前線!!2017」ご紹介

研修会のお知らせです。

平成29年11月5日(日)に東京にある新宿区四谷区民ホールにて
「認知症リハビリ最前線!!2017〜作業療法士が伝える認知症の人に優しい地域づくり〜」
が開催されます。

講演や福祉用具の展示など盛り沢山の内容です。

参加は事前登録制ですが、参加費無料でどなたでもご参加いただけます。
詳細は添付したチラシをご参照の上、事前にお申込ください。

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あずま袋

 

今日は、お年寄りの手続き記憶として定着している
「手縫い」を活かせるActivityとして「あずま袋」を紹介します☆

 

<材料>
手ぬぐい1枚
 もしくは
ふきん(縦横同じ長さを3枚1組)

その他に、縫い針&指ぬき&糸

 

<作り方>
* 手ぬぐいバージョン
手ぬぐいを表側(柄)を上にして机の上におきます。
手ぬぐいの横の長さを3等分します。

線Aを軸に中表に折り畳みます。
このときに赤い線の部分を青い線の部分が重なるように
黄色い線の部分と緑色の線の部分が重なるように
茶色の線の部分とオレンジ色の線の部分が重なるように折り畳みます。


布が2枚重なった状態の赤い線のところをまっすぐに縫います。
次に線Bを軸にして右側の布を中表に折り畳みます。

真ん中にある2枚目の布は縫わないように気をつけて、一番下の布と一番上の布の青い線の部分を縫います。
真ん中の布は下の写真のように少しよけておくと良いと思います。

(布が表裏反対ですけれど、イメージが伝われば)

ひっくり返して外表にして、持ち手を結べば出来上がり☆

 

* ふきん3枚組バージョン
ふきんをそれぞれ中表にして縫い合わせて、3枚で1枚の横長の状態にします。

同じように縫っていきます。
ひっくり返して、持ち手を結べば出来上がり☆

 

<難易度の段階付け>
手ぬぐい1枚の方が2カ所縫うだけで完成できますし
どこを縫うのかイメージしやすいようです。
ふきん3枚組だと、合計で4カ所縫うのと
縫うたびに布を折り畳んだりするので構成障害があると混乱しやすいかもしれません。

<特徴>
手ぬぐいもふきんも、どちらも周囲がすでにかがられている状態で販売されているので
まっすぐに縫うだけですぐにできるのがポイント高し☆
かつて、和裁を習っていた、羽織袴を縫っていたとおっしゃるお年寄りは多くいらっしゃいます。
けれど、浴衣や着物を縫い上げるとなると工程も多く難易度も高くなってしまいます。
このあずま袋なら、手縫いをしていたという手続き記憶を活用して
工程を覚えなくてもすぐにできあがるし、完成した時の見栄えがとても良いので
お年寄りの満足感も高いですし
ご家族へのプレゼントにすれば、間違いなく喜ばれて
「そういえば、昔よく縫い物していたなぁ」等と
かつてのお姿を思い出せるきっかけになるのも良いところだと感じています。

<適応可能な状態像>
かつて和裁などの縫い物をよくしていた方
両手の協応性が保たれている方
近時記憶障害が重度でも即時記憶が保たれている方

<投稿者からのひとこと>
工程が少ない
短時間で仕上がる
できあがりがキレイ
と認知症のある方にももってこいのActivityだと感じています。
ただ、くれぐれも針の取り扱いには要注意です。
お年寄りは、ちょっとお茶を飲んだりという時に
針をご自身の上着などに刺したりすることもあります。
そのまま忘れてしまったりすることのないように気をつけますし
開始前と終了後に針の本数を数えるなどのリスク管理も徹底しています。
ー PS ー
お年寄りが縫いながら針先を髪の毛につける仕草が大好きです (^^)

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「認知症をにんちしよう会」イベント

平成29年10月1日(日)に
小田原駅東口にある小田原地下街「ハルネ小田原」にて
「認知症をにんちしよう会」イベントが開催されます。

県西地区の行政やさまざまな職能団体が集まって
ステージ発表やブース出展を行います。
どなたでも無料でご自由にご覧いただけます。
詳細はチラシをご参照ください。

神奈川県作業療法士会認知症対策委員会としては
今年で2回目の参加となります。

ステージ発表で、コグニサイズのカンタンバージョンと
ブースでは、頭の体操問題をお出しします。
景品もあります☆
ただいま、委員一同で手作り真っ最中です。
どんな景品かって?
それは、もう少しお楽しみに (^^)

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