Category: スライダー

花殻摘み

80代の義祖母は涼しい時間になると外に出て花を眺めては萎れた花や枯れた花を摘んでいます。それは花全体をキレイにみせ、花の期間を長く保つ効果があります。また枯れた花を土の上に放置しておくとカビや病気の原因になるため、枯れた花やしおれた花は適宜摘む必要があります。この摘む行為を「花殻摘み」といいます。

私が働いている施設の玄関前にはプランターがあり、花が植えられています。義祖母が花殻摘みをしていたなーと思い、私が担当している認知症のある方(この方は元々家の庭にたくさんの花を植えて楽しんでいた方です)に声をかけ、行ったところ「これは年寄りの仕事だからね」と言いながら黙々と作業をされます。またキレイになったプランターの花をみて「きれいだねー」と感嘆をあげます。それ以降、お花の管理をしてもらっています。

見当識を促したり気分転換のために屋外に出たりしますが、このように役割の一つとして提供する事もできますね(^^)

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認知症をにんちしよう会イベント2018 @HaRuNe小田原

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来る9月9日(日)に小田原市にて認知症の地域イベントが執り行われます。主催するのは“認知症をにんちしよう会”。”にんちしよう会”は「地域で認知症を支える」とのスローガンのもと、地域行政の協力も得て、県西の1市3町における医療・福祉の多職種で作り上げたユニークな団体です。“にんちしよう会”は発足して4年目になり、春にはシンポジウムを、秋にはイベントを地域で行うのが通例となりました。
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 私ども県士会も認知症対策委員会として“にんちしよう会”に参画して3年目、現在は来るイベントに向けて準備も大詰めです。ちなみに県士会はブースでTMTによる頭の体操を、ステージでコグニサイズを行いますよ。ブースへの来場者には手作りのプレゼント付きです。
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つきましては、皆さまお誘い合わせのうえお越し下さい。また認知症の地域支援に関心のある方、OTが参画するイベントに興味がある方は、お気軽に県士会のブースまで声をかけて下さいね。

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認知症アップデート研修 開催しました!!

2018年30年7月1日(日)に横浜リハビリテーション専門学校にて認知症対策委員会主催「認知症アップデート研修会」が無事に終了いたしました。
講師の先生方、どうもありがとうございました。参加者の皆さまもたくさんの方に足を運んで頂きありがとうございました。
この研修会は、OT協会が作業療法士の認知症関係の最低限の知識の担保・共通化を目的として2015年度から全国の都道府県士会に事業委託・実施されているものです。
神奈川県では、今年度第2回目として開催いたしました。
全国共通の項目として、午前中は「認知症の障害の本質と認知症疾患への理解」「行動・心理症状の原因・背景および障害構造の理解」についてご講義頂きました。講師の先生の豊富な臨床経験を通したお話はとても具体的で分かりやすくお話いただきました。
また午後は、神奈川県の独自の企画として「世代を越えた認知症介護」の講義からでした。
高齢者の生活支援に携わってこられ、時代や社会の変遷に沿っていかに医療・福祉が変化してきたのかを身をもって経験されたこと、そして同時に3世代にわたるお身内の方をお世話してこられたご家族としての視点の両方をお持ちの特養の施設長さんにお話いただきました。
さらに全国共通項目の続きは「世界および日本における認知症の課題」「認知症作業療法におけるアセスメントとマネジメント」を認知症対策委員会の委員長よりお話頂きました。認知症の第一線で活躍されている先生のお話では、「対象者の出来る能力を見いだし、引き出すのが作業療法士である」という言葉はとても心に響きました。
参加者からのアンケートからは
「話がとても分かりやすかった」
「最新の情報を得られたと共に、復習をする良い機会となった」
「当事者や家族の思いを大切にしたいと思った」
「家族支援の重要性を痛感した」
など大変好評でした。
この研修会に参加された方には修了証が発行され、OT協会に登録されます。さらに通常の研修会参加としてのポイントも発行されます。
2019年も本研修会は開催する予定です。
詳細が決まり次第、県士会サイトや県士会ニュースでお知らせいたします。
認知症対策委員会委員一同、お待ちしております。

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「若年性認知症のつどい講演会」のお知らせ

開催間近となりましたが
若年性認知症のつどい講演会のお知らせです。

平成30年7月16日(月)12:30受付開始13:00〜講演開始となります。
若年性認知症のある方のデイサービスを運営されている
横浜市のお二人のご講演です。

事前申込は不要ですが、先着120名限定の受付となっています。

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紹介!「認知症の人と家族を支えるマーク」

今日はみなさまに
神奈川県独自の「認知症の人と家族を支えるマーク」についてご紹介します。

認知症施策の普及のために考えられた神奈川県独自のマークです。
このマークは、学校法人岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校の総合デザインゼミナール「認知症の方とその家族を支援する活動を啓発するプロジェクト」の皆さんから応募され、選考委員会にて選ばれた作品とのことです。

認知症施策の普及啓発を行う方、団体にこのマークを利用していただけます。
ご利用の際には、要綱をご確認の上、神奈川県高齢福祉課宛に利用申請が必要です。

詳細は
神奈川県のホームページ
「神奈川独自の『認知症の人と家族を支えるマーク』」をご参照ください。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u6s/cnt/f6401/p1212752.html

 

 

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「高齢者見守りキーホルダー」

NAOです

今日は「高齢者見守りキーホルダー」の紹介です。

元の記事→大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

キーホルダーには、担当する地域包括支援センターの電話番号とともに、「もし私の身元がわからないときは、ここに連絡してください」というメッセージが添えられているので、 出先などで突然倒れ、緊急搬送された場合などに、 迅速に住所、氏名、緊急連絡先、医療情報等の確認が行える、という仕組みになっています。

平成21年8月1日から大田区6ヵ所の地域包括支援センターでスタートした「SOSみま~もキーホルダー」は、平成22年6月から六郷地区の2ヵ所の地域包括支援センターでも申請を開始し、同年12月には田園調布地区でもスタートしました。そして、平成24年4月からは、「大田区高齢者見守りキーホルダー事業」として、大田区の事業になりました。大田区全域の65歳以上すべての住民に、このキーホルダーを手渡すことが可能になりました。
また、この大田区発信のキーホルダー事業は現在では、全国から問い合わせが殺到しており、東京都の中央区や町田市、横浜市、茨城県土浦市といった関東のほか、新潟、徳島、広島といった自治体でも事業がスタートしています。

<高齢者見守りキーホルダーの効果>

これまでに認知症があり自宅に戻れなくなった高齢者を通りがかりの方、保護し、杖に付けていた「SOSみま~もキーホルダー」を見て、地域包括支援センターに連絡してくださった事例。
熱中症で路上に倒れていた人を発見した住民の方が救急車を要請し、救急隊が意識不明の本人が身に着けていた「キーホルダー」を発見して、地域包括センターに身元確認の依頼を行った事例。
病院に入院した患者が緊急連絡先を覚えていなかったものの、看護師が「キーホルダー」を発見して、地域包括支援センターに問い合わせがあった事例などが列挙されます。

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認知症シンポジウム@小田原

昨日5月20日、小田原にて「認知症をにんちしよう会」の春の企画である認知症シンポジウムが行われました。「認知症をにんちしよう会」は小田原市と足柄下郡3町の、医療 ・福祉の各団体と行政との多職種で作り上げています。

今回のイベントは「認知症の方が住みやすいまちづくりを目指して!」をテーマに、特別講演とシンポジウムとの2部構成。前半は「認知症をにんちしよう会」の会長である武井和夫先生から認知症予防について、「生活習慣病対策からまちづくりまで」のお話がありました。認知症予防をさまざまな切り口から丁寧に説明され、とても分かりやすかったです。

後半は「みんなにやさしいまちを目指して!」をテーマに、各団体の代表によるシンポジウムが催されました。神奈川県作業療法士会からも理事の佐藤良枝氏がシンポジストとして、「作業体験を通してその方らしさを再体験・再確認できるように」と熱く語られました。

今回の認知症シンポジウムはまことに盛況のうちに閉幕しましたが、同時に「認知症をにんちしよう会」は秋のイベントに向けて走り出しています。乞うご期待!

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認知症医療の第一人者が語る「みずから認知症になってわかったこと」

私も大変お世話になっております「改訂 長谷川式簡易知能評価スケール」

偶然、長谷川先生に関する記事をみつけたのでお知らせしたいと思います。

 

精神科医の長谷川和夫氏(89)は、1974年に認知症診断の物差しとなる「長谷川式簡易知能評価スケール」を公表した認知症医療の第一人者です。認知症ケア職の人材育成にも尽力してきた長谷川氏は、昨年10月の講演で、自らも認知症であることを明かしました。半世紀にわたり認知症と向き合ってきた長谷川氏が、当事者となった今の思いを語っておられます。

→元の記事はこちら

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