NAOです
今日は「高齢者見守りキーホルダー」の紹介です。
元の記事→大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)
キーホルダーには、担当する地域包括支援センターの電話番号とともに、「もし私の身元がわからないときは、ここに連絡してください」というメッセージが添えられているので、 出先などで突然倒れ、緊急搬送された場合などに、 迅速に住所、氏名、緊急連絡先、医療情報等の確認が行える、という仕組みになっています。
平成21年8月1日から大田区6ヵ所の地域包括支援センターでスタートした「SOSみま~もキーホルダー」は、平成22年6月から六郷地区の2ヵ所の地域包括支援センターでも申請を開始し、同年12月には田園調布地区でもスタートしました。そして、平成24年4月からは、「大田区高齢者見守りキーホルダー事業」として、大田区の事業になりました。大田区全域の65歳以上すべての住民に、このキーホルダーを手渡すことが可能になりました。
また、この大田区発信のキーホルダー事業は現在では、全国から問い合わせが殺到しており、東京都の中央区や町田市、横浜市、茨城県土浦市といった関東のほか、新潟、徳島、広島といった自治体でも事業がスタートしています。
<高齢者見守りキーホルダーの効果>
これまでに認知症があり自宅に戻れなくなった高齢者を通りがかりの方、保護し、杖に付けていた「SOSみま~もキーホルダー」を見て、地域包括支援センターに連絡してくださった事例。
熱中症で路上に倒れていた人を発見した住民の方が救急車を要請し、救急隊が意識不明の本人が身に着けていた「キーホルダー」を発見して、地域包括センターに身元確認の依頼を行った事例。
病院に入院した患者が緊急連絡先を覚えていなかったものの、看護師が「キーホルダー」を発見して、地域包括支援センターに問い合わせがあった事例などが列挙されます。