2018年30年7月1日(日)に横浜リハビリテーション専門学校にて認知症対策委員会主催「認知症アップデート研修会」が無事に終了いたしました。
講師の先生方、どうもありがとうございました。参加者の皆さまもたくさんの方に足を運んで頂きありがとうございました。
この研修会は、OT協会が作業療法士の認知症関係の最低限の知識の担保・共通化を目的として2015年度から全国の都道府県士会に事業委託・実施されているものです。
神奈川県では、今年度第2回目として開催いたしました。
全国共通の項目として、午前中は「認知症の障害の本質と認知症疾患への理解」「行動・心理症状の原因・背景および障害構造の理解」についてご講義頂きました。講師の先生の豊富な臨床経験を通したお話はとても具体的で分かりやすくお話いただきました。
また午後は、神奈川県の独自の企画として「世代を越えた認知症介護」の講義からでした。
高齢者の生活支援に携わってこられ、時代や社会の変遷に沿っていかに医療・福祉が変化してきたのかを身をもって経験されたこと、そして同時に3世代にわたるお身内の方をお世話してこられたご家族としての視点の両方をお持ちの特養の施設長さんにお話いただきました。
さらに全国共通項目の続きは「世界および日本における認知症の課題」「認知症作業療法におけるアセスメントとマネジメント」を認知症対策委員会の委員長よりお話頂きました。認知症の第一線で活躍されている先生のお話では、「対象者の出来る能力を見いだし、引き出すのが作業療法士である」という言葉はとても心に響きました。
参加者からのアンケートからは
「話がとても分かりやすかった」
「最新の情報を得られたと共に、復習をする良い機会となった」
「当事者や家族の思いを大切にしたいと思った」
「家族支援の重要性を痛感した」
など大変好評でした。
この研修会に参加された方には修了証が発行され、OT協会に登録されます。さらに通常の研修会参加としてのポイントも発行されます。
2019年も本研修会は開催する予定です。
詳細が決まり次第、県士会サイトや県士会ニュースでお知らせいたします。
認知症対策委員会委員一同、お待ちしております。