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作業療法とは

作業療法(Occupational Therapy)とは?

 作業療法(Occupational Therapy)は生活に何らかの支障をきたした人や,きたす可能性のある人を対象に実施するリハビリテーションの一種です.

 作業療法の特徴はリハビリテーションの手段に作業を活用するところにあります.ここで言う作業とは,いわゆる労働などの就労活動だけを意味するのではなく,ヒトの生活活動(*1)そのものを作業としてとらえています.
 作業療法士はこれらの作業を治療の手段として,対象者の身体機能および精神機能(基本的能力)や日常生活動作(応用的能力)の改善・維持・低下予防,社会的適応能力の向上などを図っています.

 作業療法士は国家資格であり,医療・福祉・保健の幅広い分野で作業療法を実施しています. 

*1 生活活動:食事・更衣・整容・入浴・トイレ動作などの基本的日常生活や家事・買い物・車の運転・交通機関の利用などの生活関連動作,手工芸や芸術活動などの余暇活動,就労などをヒトが生きていくために必要な活動全般を指す.

世界作業療法士連盟(WFOT)による作業療法の説明

 作業療法とは,作業を通して健康と幸福な生活の推進にかかわる職業である.作業療法の主目標は,人々が日々の生活の営みに参加できるようにすることである.作業療法士はこうした成果を達成するために,人々が自らの参加能力を高めていくような物事に取り組むことを可能にし,あるいは,より良好な参加を支援するような環境を整備する.

 作業療法士は,広範囲におよぶ教育を受けることにより,健康状態に由来する身体の機能もしくは構造的な障害があり,かつ社会参加への障壁を体験している人々と,個人あるいは集団レベルで協業していくための知識と技術を身につけている.

 作業療法士は,物理的な環境,社会の態度や制度的な環境によって,人々の参加が支えられることもあれば,制約されることもあることを確信している.したがって,作業療法の実践は,人々の参加を促進するために,環境面を変革していくことに向けられることもある.

 作業療法の実践場面は広範囲にわたり,病院,保健センター,家庭,職場,学校,矯正施設,高齢者住宅などが含まれる.クライエントは作業療法過程に積極的に関与し,作業療法の成果は多様かつクライエント主導であり,参加あるいは参加がもたらす満足という観点から判断される.

Translated by International Committee and approved by the JAOT and WFOT Delegate on March 22nd, 2005.

WORLD FEDERATION OF OCCUPATIONAL THERAPISTS Definition 2004より一部引用
http://www.wfot.org.au/

作業療法士(OTR : Occupational Therapist, Registered.)になるには?

 作業療法士は国家資格です.

 作業療法士の国家資格を取得するためには,文部科学大臣または厚生労働大臣により指定された養成施設を卒業し,国家試験に合格する必要があります.
 養成施設には4年制の大学・専門学校および3年制の短期大学・専門学校があります.日本における作業療法士養成施設は2005年度現在,156校(179課程)が開校しています.

作業療法士への道のり

(クリックで拡大します)

神奈川県内の作業療法士養成施設

(文責:ウェブサイト管理委員会)

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