Category: 悩み・発見・学び

可能性に挑む。

はじめまして!ダイコロです。
この度、認知症対策委員会のメンバーに任命されました。宜しくお願いします。
療養型の病院に勤務しています。
病院という環境はとりわけ無機質になりがちで、特に回復期病棟は人の出入りも多く、ナ-スコ-ルが頻繁に鳴っていたり…、認知症の患者様にとって落ち着く環境とは程遠く、不安やストレスが募ってBPSD(行動・心理症状)が悪化する方も多いです。
その中でも可能な限り対象者の生活歴や趣味・嗜好に関する情報を確認し、少しでも安心して生活が送れるように環境を整える…試行錯誤する毎日です。
最初は為す術がないと思っていた方でも、少しずつ環境に適応していく様子をみて驚くことがあります。
「認知症」というにカテゴリーに当てはめて、対象者を見てしまうと、彼等の可能性を奪ってしまう恐れがあります。しかし、認知症があっても個々の特性を見いだし残存能力を引き出していくことで無限の可能性を広げることが出来るかも知れない、それが出来るのは「作業療法士」なのだと信じています。
これからは病院というフレ-ムを抜け出し、もっと大きな視点をもって皆さんと共に「認知症」について考え支援を続けていきたいと思っています。

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OTとして…

はじめまして。今年より認知症対策委員をさせて頂いております「みっちー」です。

私は介護老人保健施設で働いています。老健なので、認知症のある方が多くいらっしゃいます。その中でOTとして何ができるかなぁーと思いながら、その人の生活全般を見据えリハビリに取り組んでいます。

OTとして何ができるのか…、アクティビティが強みなのではないかなぁーとも感じています。

アクティビティにはパワーがあります。その方の生活を彩る力があります。自分が自分らしくいられる力があります。周りの人と繋ぐ力があります。その他にもたくさん、たくさん、力があります。

実際にアクティビティを行っていると「これでいいのかね?」と何度も聞かれます。称賛しながら時に微調整を行い、完成した時には「いいねー、かわいいねー」とまじまじ笑顔。そのような姿を見ていると私自身も嬉しくなります。

どうしても準備が必要になることが多いので、後回しになってしまうことがありますが、(私自身の反省です…)アクティビティにはパワーがあるのでたくさん行っていきたいと思っております。

認知症のある方でもその人らしい生活を送れるよう支援していきたいと思っている所存です。宜しくお願い致します。

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スタートライン!

こんにちは。 はじめまして さんかくです。

老健で働き、いつの間にか長い年月が経ちました。

認知症のある方々と日々過ごしてきて・・・記憶や見当識が低下していく中で、
その方々が習慣にしてきたこと、昔ながらの工夫、そして ひとへの気遣いや思いやり・・・

そんなものが今も変わらずあり続けている ということをひしひしと感じ、
私自身の学びにも 日々つながっています。

その方の能力とバックグラウンドをしっかりとみていきながら、
『笑いを大切に』 『生活が少しでもラクになるように』
そして 『 これからもできること  に繋げられるように』
関わっていきたいと思っています。

この委員会での仕事は右も左もわからないことばかり。
まだまだスタートラインにいる私ではありますが、
委員長をはじめ、委員のみなさんの背中を見ながら、
私自身も 『できること』 から努力していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします☆

 

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多くの人に支えられ

初めまして、今年度から認知症対策委員のうみぼーずです。よろしくお願いします。

私がもともと精神疾患を診たくて精神科を幾つか渡り歩きましたが、行く先々で「認知症を手伝ってくれないか?」と打診されました。そんなわけで認知症の治療病棟に療養病棟、デイケアとひと通り経験させていただきました。そして現在の職場は特養(介護老人福祉施設)でして、日々楽しく認知症のお年寄りたちと過ごしています。

私が作業療法士となったのはちょうど介護保険制度がスタートした時分で、サービスを受ける側も供する側も混乱していたと思います。そんな時代の流れに悩み、落ち込み(笑)、挫折を繰り返していた私ですが、そんな私を力づけてくれたのがその時々の上司の指導であり、同僚の叱咤激励であり、ご家族のあたたかい言葉でした。

認知症のお年寄りに力をもらうことも多かったです。お年寄りからいただいた金言をひとつ紹介。
おばあ「あんたは女になにを求める?」
私  「愛嬌ですかね、『女は愛嬌』って言いますよね」
おばあ「その愛嬌を出させるのは、あんたたち男の役割だよ」
う〜ん、深い。まさに金言。

それなりに経験を積ませていただいた今、「これまで多くの人に支えられたお返しを少しでもできれば」との思いです。

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初投稿です。

初めまして、yumo13と申します!!
4月から認知症対策委員、会計係として活動させて頂いております。

私は急性期の領域で働いていますが、認知症のある方の対応で
「はっ」と気づくことがあります。
急性期では、病態や治療の状況によりベッド上安静を強いられる
ことがあります。
そんな状況で認知症のある方が「トイレに行きたい」と大声を
出している場面に出くわすことがあります。
セラピストや看護師はトイレに行けないこと等を説明したり
差し込み便器などを使用し対応しますが、
数分後には同じ発言を繰り返され、上手く対応できなく困ることがあります。

そんな状況で治療が進み、いざ離床が開始され、移動能力が向上し、
トイレに行ける状態になったら、トイレの訴えが聞かれなくなっている
ことがあります。
「家に帰りたい」という希望が多い中、在宅復帰に関して排泄は大きな問題です。
以前は、訴えが聞かれていたのに、何かのきっかけで訴えがなくなっている…

病棟では大声がなくなり、最近は落ち着いていると見られている中で、
能力が発揮できなくなっている。
自分たちの関わりの「どんな対応」がそうさせてしまったのか、今の私では
全てを説明することができません…

今回、認知症対策委員という役目を頂き、活動を始めていますが
今後、活動を通して私と同じような疑問や悩みを共有、また少しでも
目の前にいる方の困難さを少なくできる、能力を発揮できる援助の仕方を
紹介できたら良いなと思っています。

みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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nao初投稿

naoです

このたび、財務部から認知症対策委員会へ異動となりました。

私はクリニック勤務で、【整形外科の外来】と【訪問リハビリ】を兼務しています。

最近上手くいった症例としては、暑くてもエアコンを入れない、入れても切ってしまうHDS-R17点の方に対して、訪問してエアコンをつけ涼しくなった状態で「エアコンを入れていて偉いですね」と訪問するスタッフ全員(訪看、介護士、ケアマネ、リハ)で言うようにしたところ、1人の時も入れるようになってきたことです。

認知症対策委員会はもう既に3回会議を行っていて、財務部の仕事との違いにまだ戸惑いが多いですがメンバーで協力して委員長を支え、県内の認知症対策に貢献出来るように頑張っていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

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能力に瞠目

こんにちは!
よっしーと申します。

重度の認知症のある方に日々接していて思うことは
認知症のある方の能力の凄さ、人間の脳の働きの可塑性の凄さです。

決してただ単に能力が低下してできなくなったわけじゃない。
今ある能力で何とかしようとしている
生活障害やBPSDは能力があるからこそ起こるんだ
ということが強く伝わってきます。

私は臨床家ですので、
私の第一の仕事は
目の前にいる認知症のある方の暮らしの困難が少しでも少なくなるように
そして、より健やかに暮らせるように援助することが私の仕事です。

でも、それだけではなくて
こうしてお役目をいただいたので
夢は大きく希望は高く
このブログが「認知症についてのポータルサイト」となることを目指して頑張ります☆

みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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