「認知症疾患診療ガイドライン2017」紹介

今さらではありますが
「認知症疾患診療ガイドライン2017」をご紹介します。
医学書院から出版されています。
詳細はこちらをご参照ください。
http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=91798

また日本神経学会のサイトから全文無料でダウンロードも可能です。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html

このガイドラインは
日本神経学会、日本神経治療学会、日本精神神経学会、日本認知症学会、日本老年医学会、日本老年精神医学会の6学会合同で作成されたガイドラインです。

内容は医師向けに編纂されたものではありますが
私たち作業療法士をはじめとするコメディカルスタッフが読んでもとても勉強になります。
認知症という状態像を来す各種疾患の知識から始まり、有益とされる治療法や制度の紹介まで記載されています。

ぜひ、ご一読を。

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認知症の人視点で描かれた漫画

認知症の人視点で見た日常をとらえた漫画が興味深かったので紹介します

どうしても介助側の都合(スケジュールなど)で思い通りに動いてくれない対象者にイライラしてしまうこともありますが、漫画だと対象者の気持ちを理解するのに分かりやすいなと感じました。

吉田美紀子@介護職エッセイ本(おたくま経済新聞)

 

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免許返納、本人の気持ちを優先?、医師の権限は?

今年は特に、高齢者の事故が注目されました

運転免許の返納は、第3者として考えるとシビアに考えられますが、もしも自分や自分の家族だと考えると毅然とした対応が出来るとは限りません。私も運転が好きなので、自分が免許を返納する時は大切なものを奪われるような感情が生まれるような気がします。

運転免許の返納について、家族や本人の葛藤や、担当医師の権限、公安委員会へ強制的に返納する手続き等具体的に書かれている記事がありましたので下記にリンクを載せます。

81歳・運転大好きな認知症の父に運転を諦めさせるまでの「修羅場」

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【報告】にんちしよう会イベント2018 @小田原

去る9月9日、小田原にて“認知症をにんちしよう会”によるイベントが行われ、わが認知症対策委員会も神奈川県作業療法士会として参画しましたので、ここに報告します。イベントの実施から報告まで日にちが経ってしまいました、ごめんなさい。

県士会としてはブースの出展、およびステージへの登壇での参画です。ブースで「頭の体操」、ステージで「コグニサイズ」と題目こそ昨年と同じですが、昨年のイベントから熟慮して、それぞれグレードアップしたものになったと自負しています。

ブースでの「頭の体操」ではより気軽に参加できること、標準値が示され明解であることからTrailMakingTestを行っています。思いのほかできて自信をつけて帰っていく方、一見するより難しく前のめりに取り組む方、と来場者はみな真剣です。ステージでの「コグニサイズ」では我が委員会の誇る若手?が登壇しました。良かったと思うのは来場者と一体になったライブ感ですね。主催者から「OTさんはいつも元気で良いね」との言葉をいただきました。

“認知症をにんちしよう会”のイベントも今年で4年目。今年も新たな団体の参画あり、ステージへの当事者の登壇ありと、イベントとして年々進化していることを感じます。わが県士会もイベントに参画して3年目。イベントの進化に触発されつつ、来年以降も作業療法としての立ち位置を見失うことなく参画していきたいです。

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ドキュメンタリー映画「毎日がアルツハイマー」の紹介

おすすめのドキュメント映画を紹介します

関口祐加 監督の実母(アルツハイマー)を監督ご本人が主介護者として映像記録された編集作品です。

失われていく能力ではなく、残っている能力を映像で楽しく表現されていると感じます。

仕事をしていると、本人の意思や気持ちを二の次にしてしまうことも多いですが、反省させられます。

今回はファイナルです。1、2もあります。youtubeで予告編を見られます。

映画館:シネマジャック&ベティ

期間:平成30年9月23日~10月5日

「毎日がアルツハイマー」オフィシャルサイト

 

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研修会10月6日(土)@文京学院大学

平成30年10月6日(土)に
文京学院大学本郷キャンパスにおいて研修会が開催されます。

テーマは
「認知症のある方に本当に役立つセラピストになるために」

しかも、参加費無料で
セラピストでなくても、興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。

誰も言っていないし、どの本にも載っていないけれど
実際の臨床において役立つこと間違いなしの内容です。

詳細や申し込みは
上記テーマをクリックしてご確認ください。

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花殻摘み

80代の義祖母は涼しい時間になると外に出て花を眺めては萎れた花や枯れた花を摘んでいます。それは花全体をキレイにみせ、花の期間を長く保つ効果があります。また枯れた花を土の上に放置しておくとカビや病気の原因になるため、枯れた花やしおれた花は適宜摘む必要があります。この摘む行為を「花殻摘み」といいます。

私が働いている施設の玄関前にはプランターがあり、花が植えられています。義祖母が花殻摘みをしていたなーと思い、私が担当している認知症のある方(この方は元々家の庭にたくさんの花を植えて楽しんでいた方です)に声をかけ、行ったところ「これは年寄りの仕事だからね」と言いながら黙々と作業をされます。またキレイになったプランターの花をみて「きれいだねー」と感嘆をあげます。それ以降、お花の管理をしてもらっています。

見当識を促したり気分転換のために屋外に出たりしますが、このように役割の一つとして提供する事もできますね(^^)

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認知症をにんちしよう会イベント2018 @HaRuNe小田原

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来る9月9日(日)に小田原市にて認知症の地域イベントが執り行われます。主催するのは“認知症をにんちしよう会”。”にんちしよう会”は「地域で認知症を支える」とのスローガンのもと、地域行政の協力も得て、県西の1市3町における医療・福祉の多職種で作り上げたユニークな団体です。“にんちしよう会”は発足して4年目になり、春にはシンポジウムを、秋にはイベントを地域で行うのが通例となりました。
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 私ども県士会も認知症対策委員会として“にんちしよう会”に参画して3年目、現在は来るイベントに向けて準備も大詰めです。ちなみに県士会はブースでTMTによる頭の体操を、ステージでコグニサイズを行いますよ。ブースへの来場者には手作りのプレゼント付きです。
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つきましては、皆さまお誘い合わせのうえお越し下さい。また認知症の地域支援に関心のある方、OTが参画するイベントに興味がある方は、お気軽に県士会のブースまで声をかけて下さいね。

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