「姉がPTなら弟はOTだ」
自分が「作業療法士」を選んだのは,もう25年以上も昔のこと.当時は,作業療法はおろか,リハビリテーションという言葉も世にはあまり知られていませんでした.そんな中,二人の姉が二人とも理学療法士になったのです.
姉のマネは嫌だという気持ちもありましたが,自然とリハビリテーションに興味を持つようになり,さらに,2番目の姉が作業療法士と結婚することが決まり,その将来の義兄の「作業療法では遊びがリハビリになる」という説明が決め手となりました.
この説明に違和感を覚える人もいるかもしれませんが,「遊び」から「能動性」を引き出すという意味では,作業療法の本質を表した言葉であるとも思います.もちろん当時はそこまで理解できていませんでしたが.
(作業療法士・21年目)