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【若手】No.28 作業療法を学ぶ環境の素晴らしさ

作業療法を学ぶ環境の素晴らしさ はじめまして、こんにちは。私は精神障害領域の病院で働く、1年目の新人作業療法士です。日々、私自身が患者様のために今できることは何があるか・・・と模索する毎日ですが、患者様の笑顔やOTの先輩方、病院スタッフの多くの支えがあり日々楽しく仕事させていただいています。
 
 そんな私が作業療法士を目指すきっかけとなったのは、中学2年生の時の職場体験で福祉施設にお世話になったことが始まりでした。
 この時はまだ作業療法という言葉も知りませんでしたが陶芸をしたり、パンを作ったり、体操をしたり、遊んだりすることが対象者に大切であると教えていただきました。私はそのような活動を通じ、笑顔で嬉しそうにしている対象者と関わることが楽しく、職場体験を終えると医療・福祉系の人に関わる仕事に就きたいと望むようになっていました。
 そして、その翌年私はスポーツで肘を骨折し、リハビリを続けていく中で作業療法士に出会いました。お世話になった作業療法士の方がとても優しく、また親身でリハビリも苦にならず、私は作業療法士の仕事に強く惹かれ、自ら調べるようになりました。
 自身で調べていく過程で身体障害領域のみならず精神障害領域でも活躍できることや、作業を媒介にリハビリをするということに強く関心を持ち、気付けば中学3年生の頃から将来の夢は作業療法士となっていました。高校生になっても願望は変わることなく、実際に病院へ見学に行ったりすることで想いはさらに強くなり、その気持ちを糧に勉強を励むことで無事第1志望の養成校に入学することが出来ました。
 
 夢に1歩近づいた!と期待に胸を膨らませ、いざ入学してみると勉強は想像以上に忙しく、平日はほとんど毎日学校に通い、朝から夕方まで講義があり、グループ討議や実技練習・症例検討・実習など様々な形式で学習していきます。
 解剖学や生理学、臨床医学といった基礎科目は1年次や2年次で主に学習し、作業療法の専門科目は2年次以降で学習することが多く、内容は臨床現場を意識したものとなっています。どの科目も関連性があり重要なものばかりで、基礎科目の理解あってこその専門科目の理解に結びつくと私は実習や臨床現場に出てから痛感し、改めて日々の学習の積み重ねは大切だと思いました。
 そんな日々の勉強にも追われますが定期試験や実技試験・臨床実習などは特に苦労したものです。基本的に医療系ではほとんどの科目が必修であるため、単位を落とすことが許されません。そのため、私も必死に勉強したものです。
 そんな時いつも支えとなっていたのは同級生や先生方、家族でした。同級生は同じ夢を追いかける仲間であって、互いに励まし教えあい、苦難を共にし、喜び・悲しみを共有できるかけがえのない存在であり、時には競い合う良きライバルでもありました。また、先生方には指導者として教育していただきながらも作業療法士の先輩としての助言をもらったりと多くの援助を頂きました。
 私の学生生活を振り返ってみても正直試験・実習が辛く、国家試験の勉強では毎日遅くまで勉強するのが嫌になることもありましたが、多くの方々の援助があって乗り越え、最後は笑顔でいることができたと思っています。
 おそらく今後作業療法士を目指し、学生生活を送っていく中で勉強に悩んだり、困ってしまうことがあると思います。でもそんな時、作業療法を学ぶ環境では周りに支えてくれる人が大勢いることを覚えておいてほしいです。それは卒業後、臨床現場に出てからも変わらないと思います。職場には先輩がいますし、勉強会や作業療法士会などでも多くの方がいます。私が思うに作業療法士の世界は広いようでとても狭いです。縦にも横にも密に関係があって、とても居心地の良い所であると感じます。

 最後になりますが、作業療法士になるための道はやはり決して平坦なものではないと思います。何度も上り坂があれば山あり谷ありの険しい道であるかと思います。けれど、険しい道のりを乗り越え、なれて良かったと思える魅力ある素晴らしい職業で、とてもやりがいのある仕事だと私は思います。
 私も作業療法についてまだまだ学ぶべきことが沢山あり、この世界では生涯勉強と言われるように日々勉強です。その中でたくさんの笑顔や多くの支えがあり、私自身も成長できていると感じます。もし、少しでも作業療法士に興味をお持ちでしたら一度作業療法を体験してみてください。きっと楽しいと感じると思います。楽しいと思えることこそが作業療法の長所だと思います。みなさんと一緒に働ける日を楽しみに、心より応援しております。

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