Author's posts
10月 29 2013
アルコール依存症治療に新薬
アルコール依存症治療に新薬 神経系に作用、欲求を抑制(産経ニュース2013/10/22)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131022/bdy13102214090004-n1.htm
《概略》
・従来の抗酒薬「ノックビン」・「シアナマイド」はアルコール分解過程を阻害し、飲酒時に吐き気や眠気、顔面紅潮を引き起こすことで飲酒予防を図るが精神依存を解くものではない。
・新薬「レグテクト」は断酒補助剤で中枢神経に作用し、飲酒欲求を起こす神経を抑制し、酒を求めなくする。
・併用して心理社会的治療は不可欠だが、従来の薬と比較し完全断酒率が上昇している。治療の新たな選択肢として期待されている。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/brain/post/753
9月 26 2013
「自閉症スペクトラム障害」の客観的な診断方法の確率の前進
「自閉症スペクトラム障害」の客観的な診断方法の確率の前進-東大病院(マイナビニュース 2013/9/24)
http://news.mynavi.jp/news/2013/09/24/042/index.html
《概略》
・東京大学医学部付属病院にて4つの代謝産物の血液中濃度を利用することで自閉症スペクトラム障害か健常対照かを約80%で判別可能となった
・今まで診断は主観に影響されていたが、代謝産物を測定できるメタボローム解析の技術が発展し客観的な診断ができる可能性が示された
・代謝産物の異常が自閉症スペクトラム障害によるものなのか自閉症スペクトラム障害に起因するものかは研究ではまだ明らかになっていない
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/brain/post/745
9月 16 2013
特養入居「要介護3」以上に
特養入居「要介護3」以上に 厚労省、要件厳格化へ調整 (朝日新聞2013/9/16)
http://apital.asahi.com/article/news/2013091600004.html
《概要》
・厚生労働省は特別養護老人ホームへの入居を「要介護3」以上と要件を厳しくした。
・都市部を中心に特養が不足しているため軽介助者の利用を制限し、2015年から実施の考え。
・現在特養は7000ほどあり、入居希望がかなわない国民は40万人ほどいると想定される。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/brain/post/741
8月 25 2013
介護保険「要支援」、値段や内容は市町村裁量に
介護保険「要支援」、値段や内容は市町村裁量に 厚労省 (朝日新聞 2013/8/24)
http://apital.asahi.com/article/news/2013082400004.html
《概略》
・厚生労働省は平成25年以降、介護保険「要支援」向けサービスを市町村事業に移す改革案を提案
・サービス内容や価格、利用者負担割合を市町村の裁量により決められるというもの
・サービスの移行は高齢化に伴う介護費用の増加を抑え、介護事業者の他、NPO、ボランティアなども担い手にし、コストの削減もはかる
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/brain/post/732
8月 12 2013
うつ病などに関わるドーパミンの産生神経細胞は2種類あった
うつ病などに関わるドーパミンの産生神経細胞は2種類あった -京大と筑波大 (マイナビニュース 2013/8/9)
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/09/187/index.html
《概略》
・精神疾患に深くかかわる「ドーパミン産生神経細胞」は作業記憶などの認知機能を担うグループと動物の動機づけに関わるグループに大別されると考えられ、ドーパミン神経系の異常により意欲障害と認知機能障害の併発を示唆する。
・研究チームはサルに作業記憶を必要とする線分課題を行わせ、正解時に報酬を与える。記憶すべき線分が提示された際はドーパミン産生神経細胞の活動は上昇し、記憶する必要のない線分が提示された際に活動上昇はみられない。
・作業記憶に関わる活動上昇は大脳基底核を構成する「黒質緻密部」の背外側部に分布するドーパミン産生神経細胞だけに見られ、それ以外の領域では報酬に関わる活動上昇だけが見られる。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/brain/post/730
7月 17 2013
精神障害者の競技スポーツ団体、発足 フットサル開催へ
精神障害者の競技スポーツ団体、発足 フットサル開催へ(朝日新聞 2013/7/8)
http://apital.asahi.com/article/news/2013070800001.html
《概略》
・うつや統合失調症などの病気を抱える人のための競技団体を発足し、今年10月全国障害者スポーツ大会で初めて精神障害者フットサル大会を運営する。
・スポーツが精神障害に与える影響は解明中だがスポーツをすることで脳の機能を正常化すると考えられ、平均入院回数の減少認められている。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/brain/post/726
6月 30 2013
認知症を考える
認知症を考える(ヨミドクター 2013/6/30)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=80206
《概略》
・日本の認知症患者数が460万を越え、推計の1.5倍に相当する。
・認知症患者の15%強が特別養護老人ホームに移行するが、現時点で待機者は数十万人待ちの状態
・今後、待機者数や待機期間の増加が予想され、それに伴い無理な在宅生活や劣悪な施設に放置されることが懸念される。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/brain/post/714
6月 18 2013
精神疾患の脳機能計測に「光トポグラフィ」が有効
精神疾患の脳機能計測に「光トポグラフィ」が有効(マイナビニュース 2013/6/18)
http://news.mynavi.jp/news/2013/06/18/232/index.html
《概略》
・うつ症状を伴う精神疾患の鑑別として「光トポグラフィ」を用い、測定すると大うつ病性障害では74.6%、双極性障害もしくは統合失調症では85.5%を正確に鑑別可能。
・精神疾患におけるうつ症状の鑑別診断は難しく、客観的な「バイオマーカー」(生物学的指標)の開発は期待されている。
・バイオマーカーの中でも光トポグラフィは簡便で侵襲性はなく、短時間かつ負荷少なく可能
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/brain/post/712