Tag: 脳科学

脳が記憶を思い出す際の新たな仕組みを解明

順天堂大学、脳が記憶を思い出す際の新たな仕組みを解明(マイナビニュース 2016/10/7)
http://news.mynavi.jp/news/2016/10/07/192/

≪概略≫
・記憶想起における側頭葉の働きは詳細に判明していなかったが皮質層ごとに異なる情報処理を担っていることを発見
・側頭葉における記憶想起の情報処理が従来と同様に浅層から深層への情報伝達を担っていることを示していると説明
・将来的には神経回路が損なわれることにより起きる記憶障害への診断・治療法の開発につながることも期待される

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心拍数でてんかん発作の予知に成功 – ウェアラブルデバイス開発へ

熊本大-心拍数でてんかん発作の予知に成功 – ウェアラブルデバイス開発へ(マイナビニュース 2016/3/4)
http://news.mynavi.jp/news/2016/03/04/338/

≪概略≫
・心電図をもとに算出した「心拍変動」という指標からてんかんの発作を予測することに成功
・多変量統計的プロセス管理という工学的手法を用い、心電図データを解析
・91%の高い精度で発作を予知することができ、発作が起こる約8分前に予知することが可能であることが判明

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自閉症の子ども、脳活動にムラ

自閉症の子ども、脳活動にムラ・・・後頭葉などで過剰に(読売新聞 2016/1/18)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=129202

≪概略≫
・自閉症スペクトラム障害の子どもは健常児に比べ脳の活動が場所によって過剰になっている
・障害のある子どもはアニメを見ているときに両側頭葉や後頭葉が過剰であった。脳活動を調整する機能に障害があるみられており裏付けとなった
・同障害で重度な子供ほど、言語や表現をつかさどる脳の前方部分の活動が低下していた。コミュニケーション力との関係も懸念される。

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脳の活動を元にした客観的な統合失調症の推定手法を開発

NICTなど、脳の活動を基にした客観的な統合失調症の推定手法を開発(マイナビニュース 2015/7/28)
http://news.mynavi.jp/news/2015/07/28/283/

《概略》
・安静時の脳内の活動を脳画像データにて類似性で色分け(モジュール化)することで統合失調症者群と健常者群の特徴的な脳部位モジュールの推定に成功
・従来モジュールは個人の構造のバラつきが大きいことから、集団を特徴づけるモジュールの推定は出来なかった
・今回の研究によるモジュールの推定は脳画像の客観的な診断法に繋がり、診断の補完につながる

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脳損傷時の記憶障害の程度を予測する方法を開発

順天堂大など、脳損傷時の記憶障害の程度を予測する方法を開発(マイナビニュース 2015/7/1)
http://news.mynavi.jp/news/2015/07/01/521/

《概略》
・記憶課題遂行中のサルの脳活動をfMRIを利用し領域の同定。領域がネットワークを形成していることを発見
・活動領域のネットワークの変化を定量的に予測するアルゴリズムを開発し、脳の情報処理の中心的な部位を特定
・これらの研究は後遺症の程度やリハビリ方針の最適化に役立つことが期待される

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精神疾患の脳機能計測に「光トポグラフィ」が有効

精神疾患の脳機能計測に「光トポグラフィ」が有効(マイナビニュース 2013/6/18)

http://news.mynavi.jp/news/2013/06/18/232/index.html

《概略》

・うつ症状を伴う精神疾患の鑑別として「光トポグラフィ」を用い、測定すると大うつ病性障害では74.6%、双極性障害もしくは統合失調症では85.5%を正確に鑑別可能。

・精神疾患におけるうつ症状の鑑別診断は難しく、客観的な「バイオマーカー」(生物学的指標)の開発は期待されている。

・バイオマーカーの中でも光トポグラフィは簡便で侵襲性はなく、短時間かつ負荷少なく可能

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