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【在校生】第4回 作業療法士を目指している過去の自分と今の自分

作業療法士を目指している過去の自分と今の自分 私は来年の春に卒業を迎えます。学生生活は谷あり山ありで長くも短くもありましたが、今考えるとあっという間の4年間でした。

 最近、ふとこの4年間をよく思い出します。作業療法士になるという大きな期待を背負って養成校に入学した1年生。作業療法を机上で学んでいくに当たり作業療法とは何なのかという疑問にぶち当たり、漠然とでしか作業療法を捉えられずにいた2年生。実習で初めて実際に患者様と触れ合ってその関わりの喜びを知り、医療従事者を目指す者として自覚が芽生えた3年生。
 現在は、臨床に直結するインターン実習を終え、自分の目指す作業療法士像がさらに現実のものとなり、未来への希望と不安を抱えつつ国家試験に向けて勉強に励んでいるところです。

 この4年間で、まだまだ不十分な部分は多々あるとは思いますが、作業療法士になるための最低限の知識は学ぶ事が出来たと思っています。そして、作業療法士になるという同じ夢に向かって今まで戦ってきたたくさん戦友が出来ました。
 悩んだ時、嬉しい時、悲しい時、一緒にいて一緒に同じ思いを感じてくれたのは友達でした。今までの小・中・高の12年間よりこの4年間で培ってきた仲間との繋がりの方が強いように思います。人の温かさをとても強く感じました。
 これは、同じ目標を持って入学し、目標がはっきりしている分お互いの意識もはっきりしていて共感できる部分が多い大学・専門学校ならでは部分なのかもしれないと感じます。一緒の夢に向かって頑張る仲間がいるということは私にとって何よりも心強い事です。この繋がりは、たとえこれから臨床に出てバラバラに仕事をするようになっても大切にしていきたいと思っています。

 さらに4年間を振り返って思うことは、人として成長できた点です。人の温かさと厳しさに触れ、自分の中に足りないものを学ぶことが出来ました。
 これは学校生活や実習などで多くの人と関われたこと、学校生活において行事の計画などに携われたこと、実習において自分自身と向き合える時間が持てたことから自分の内面の変化につながったのだと思っています。
 もしかしたら作業療法士という職業を選ばなくとも成長できたかもしれませんが、今の私があるのは作業療法士という職業を選んだからだと胸を張って言えます。

 実際に現場に出て働くに至ってないのでなんとも言えない部分もありますが、私は作業療法士を自分の職業に選んで本当に良かったと思っています。人の温かさや厳しさを身近に感じる経験や自分自身を振り返る経験は味わえなかったと思います。
 臨床の現場に出る不安もありますが、自分が成長できた分だけまたそれ以上に未来の患者様に還元し尽くしていくことが出来ればと思っています。私は将来を作業療法士と決めた自分に誇りを持って未来に羽ばたいていきたいです。

(2005年12月現在,神奈川県内の養成施設に在籍,4年生)

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