「臨床研究のはじめかた  ~忙しい業務の中でどのように臨床研究を行うか~」を開催しました!

 今回の学術部主催の研修は北里大学病院の南里 佑太先生をお招きし,zoomにて研修会を実施致しました!

南里先生は研究の基礎知識に加えて,具体的な進め方についてお話ししていただきました.文献検索の方法や評価用紙の工夫点など,研究のみならず普段の臨床でもすぐに生かしていけるようなヒントも沢山教えてくださいました.

また,忙しい臨床の中で何気なく行っている業務を充実させて「教育」「研究」にリンクしていくことが大切であると学ばせていただきました.

 研修会最後には,チャットや音声機能を利用した質疑応答の時間を設けていただきました.普段,講習会のような場で発言する事が苦手な方でも気軽に先生とコミュニケーションをとることができるという事もオンラインでの研修会の良いところなのではないかと感じでいます.
 今後もコロナ禍の中で大変な時期が続くかと思いますが,皆様のスキルアップに繋げられるような研修会を開催していきたいと思っておりますので,是非受講していただけたらと思います!今後とも宜しくお願い致します.
(文責:上原)

 

―講義の様子―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感染対策のため事務局に先生をお招きし、スタッフの人数も最小限に抑えて講習会を実施致しました!

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『作業療法士ができる身体障害者へのハンドリング』を開催しました!

今年度最後の学術部主催スキルアップ研修会は,横浜市立大学附属市民総合医療センターに勤務されており,活動分析研究会でもご活躍されております,坂本安令先生をお招きして臨床35年目のベテランのハンドリングをご教授頂きました.

本研修会では,実際の臨床で経験する状況を踏まえたハンドリングの活かし方を,受講生からの質問事項を中心に講義・実技を行って頂きました.

まず初めに,『ハンドリング』についてご講義頂きました.座学では,ハンドリングとは『対象児・者との大切なコミュニケーション手段であること』,『上肢機能の問題や潜在能力を発見するスキルであること』,また『上肢機能の目標を達成させるための準備・促通手技の一手段であること』を学ばせて頂きました.実技では,参加者同士で筋・骨・体節の触れ方や誘導方法を体験させて頂きました.

次に,『ハンドリングにおける配慮点』についてご講義頂きました.座学では,『ハンズオンからハンズオフしていく際の段階付け』,『身体の大きさの違いによるハンドリングの考え方』について,自身の身体の使い方などを含めて学ばせて頂きました.実技では,相手の体型に合わせた身体接触の方法について学ばせて頂きました.

次に,『評価や介入のポイント・姿勢の分析』についてご講義頂きました.座学では,『様々な介入方法がある中で,1つのアプローチにとらわれず様々な評価や介入方法を用いることが大切であること』を学ばせて頂きました.また,実技では,姿勢分析を行う上で,様々な軸を元に写真の様な図に書き込んで考えることが重要である点を学ばせて頂きました.


次に,『個別の治療手段』についてご講義頂きました.実技では,片麻痺患者の上肢屈曲過緊張の緩め方について,肩甲骨周囲筋を中心に動かし方を学ばせて頂きました.また,失調のよる体幹の低緊張に対するタオルを用いたアプローチ方法も学ばせて頂きました.

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に,『肩甲骨に関連するハンドリング』についてご講義頂きました.座学では,『Scapula Setting』について学ばせて頂き,グループワークにて肩甲骨を安定する身体的条件について参加者同士で意見交換することが出来ました.また,実技では,Scapula settingの方法について学ばせて頂きました.

【参加者内訳】

 

 

 

 

 

 

 

 

【アンケート結果】

 

 

 

 

 

 

 

 

【アンケート一部抜粋】
・治療に関わる内容で大変勉強になりました.
・体験・体幹することの多い研修で楽しかったです.

アンケート結果からも,参加された皆様が大満足の内容でした.

講師の坂本先生・助手の木村先生・平山先生はもちろんのこと,参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!

☆学術部からのお知らせ☆
神奈川県作業療法士会学術部主催スキルアップ研修会では,来年度も魅力ある研修会を多数開催予定です!

詳細は未定ですが,決まり次第HPへ掲載致しますのでお見逃しなく!

来年度も会員の皆様の為に貢献出来るように精進してまいりますので,今後ともよろしくお願い致します.

(文責:梶原)

 

 

 

 

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令和元年度 現職者選択研修(神奈川:発達障害領域)

こんにちは!県士会教育部です。

2020年2月2日、ウィリング横浜にて現職者選択研修(発達障害)が行われました。50名以上の参加者で、盛況の中行われました!講義内容は以下の通り。

講師 神作一実 先生(文教学院大学教授 専門作業療法士:摂食嚥下)
「1.小児領域における作業療法の評価と治療の実践について。」
「2.摂食嚥下機能の評価と治療」

解剖学や姿勢、道具の工夫など、様々な視点を交え講義がなされました。充実の内容であったと思います。貴重で有意義な時間となりました!

講義の様子です。

午後からは…。
講師 加藤直樹 先生(横浜医療福祉センター港南)
主な執筆:「発達領域におけるICT・AIの活用」OTジャーナルVol53 No.10.2019

「3.発達領域におけるICT支援の実際」

子供達の「できた!」をどのよう支援していくかを大切に、ICT・AIの活用はその手段のひとつとして作業療法士が積極的に介入していく事の大切さを学ぶことが出来ました!

講義の様子です!

講師 戸塚 香代子 先生(川崎市中央療育センター)
主な執筆:「ASD児への発達特性を生かした発達支援と生活支援」MB Med Reha No.237,2019

「4.自閉スペクトラム症を理解して支援するOTになるために」

最後の講義は、県士会の理事でもある戸塚先生より、自閉スペクトラム症の理解・支援について行われました。自閉スペクトラム症の有意義な援助が叶うよう、定型発達の理解、症状の特徴など様々な視点から掘り下げて講義が展開されました。

受講者様も積極的に質問、回答されていました。

以上4コマの講義でした。たっぷりと発達支援に関して考え、勉強する機会を得ることができたと思います。
今後も県士会員様の研鑽が有意義なものとなる様、努力して参ります。
宜しくお願い致します。
(文責 金木)

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『OBP2.0とCAODの実践について~作業に根ざした実践理論と作業機能障害の種類と評価~』を開催しました!

令和2年初の学術部主催スキルアップ研修会は,吉備国際大学保健医療福祉学部
で講師をされております,寺岡睦先生をお招きしてご講義頂きました.

まず初めに,『OBP2.0の概要』について講義して頂きました.
OBP2.0の特徴や機能についてわかりやすく講義して頂いただけでなく,グループワークを通してOBP2.0の思考方法に慣れることが出来ました.

次に,『OBP2.0の作業療法』について講義して頂きました.
OBP2.0で実際に使用する評価である『CAOD:作業機能障害の種類と評価』・『STOD:作業機能障害の種類に関するスクリーニング』・『APO:ポジティブ作業評価』・『OCA:作業的挑戦尺度』について学ぶことが出来ました.

最後に,『OBP2.0の多職種連携』・『OBP2.0の臨床活用』について講義して頂きました.
『信念対立』とは何か,自分自身と他者の間だけではなく自分自身の中で生じることなどの構造や,評価方法・技法について具体例を用いて講義して頂きました.『状況』と『目的』に応じて『方法』を考えることについても学ぶことが出来ました.

本研修会ではグループワークを多く取り入れて頂き,実際に同じ悩みを抱えている方々との意見交換を行うことが出来るような内容であり,若手からベテランの方まで大変参考になる内容でした.

~グループワークの様子~

【参加者内訳】

 

 

 

 

 

 

 

【アンケート結果】

 

 

 

 

 

 

 

【アンケート一部抜粋】
・OBPの実践を使っていきたいです。長野から来て良かったです。
・今回、作業療法業界で有名な先生の講義を聞くことができてとても良かったです。

アンケート結果からも,参加された皆様が大満足の内容でした.

講師の寺岡先生はもちろんのこと,参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!

今年度最後の研修会が2月2日に開催されます.参加される皆様,心よりお待ちしております.

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第5回 明日から使える環境調整スキル研修が終了しました!!

皆さまこんにちわ!

今年度最後の明日から使える環境調整スキル研修が終了いたしましたのでご報告します!

今回のテーマは「コミュニケーションと嚥下」

1コマ目:「肢体不自由者へのコミュニケーション及びICT活用の支援について」というタイトルで川崎北部リハビリテーションセンターの濱口先生よりご講義頂きました。

内容はICT支援のプロセスを実践例も交えた話であったり支援機器の導入に関連した制度や社会資源と言ったご講義でした。

また福祉用具業者であるS.R.Dの寺田さんからも一つずつ意思伝達装置の説明を行なって頂き、とても分かりやすい内容となっていました!

スタッフとしてこのタイトルの研修会には多く参加しておりますが、毎年新たな情報が追加されており、今回も非常に勉強になりました。

今回実技では大きく分けて3つの枠に分けて行いました。

①文字盤:参加者同士での透明文字盤体験をする。利用者個々の訴えを正確にキャッチするツールとしてお話しいただきました。

初めて経験する方は、中々読み取れず時間もかかってしまいましたが、いざ現場に立つ時に、今回の様な経験が役立つのだろうなと思いました。

②様々な支援機器:入力装置(スイッチ)やコミュニケーション機器の操作体験をする。接点式や視線入力のスイッチ。似た機器にも、利用者個々に合わせたシステムとなっており、個別性に変化させる事が出来る機器だなぁと感じました。

ICT機器:iPadiPhoneをアクセシビリティ機能を使用して操作する。

身近な用具の中にもこんなにも優れた機能が付いているんだなぁと毎回感心させられます。

2コマ目:「摂食嚥下に関して」というタイトルで足柄療護園の猪川先生にご講義頂きました。

内容は嚥下に関する解剖学的な話から、実際にペアを組んで介助を行うと言ったものでした。現場での他職種連携の話では、介護をされる職員さんが主体的に取り組めるように食事に関する相談用紙の作成を行っていると話しており、まさしく「明日から使える」内容であったと思います!

 

またとろみ水を自分でつくってみたり、姿勢の違いで起きる飲み込みやすさの変化なども実際に体験しました。食事という一場面を切り取っても、セラピストが見るべきポイントが多くあるなと、再度実感させられました。

嚥下に関しても毎年新たな情報がアップデートされており、非常に勉強になる時間となりました。

追伸:毎年思うのですが、猪川先生の講義はとてもわかりやすくて、耳に届きやすい…STさんにはそういった極意があるのでしょうか。今度ぜひお聞きしたいなと思います。

今年度最後も大盛り上がりで終わることができました!!今年もあと僅かとなり、寒くなって来ましたがまた来年もよろしくお願いいたします!

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令和元年!臨床実習指導者講習会開催【11/30 12/1】

こんにちは!教育部です!!!

寒い日が続いてますが皆様体調を崩されていないでしょうか!?
教育部アラカルト令和元年初投稿です!

今回、第1回目の『臨床実習指導者講習会』が国際医療福祉大学小田原保健医療学部で開催されました。

皆様の所にも通達はいっているとは思いますが今後、実習生を指導していくにあたっては受講しなければならない講習会となっております。

詳細は講習会ページにも載っていますが以下にも同文を貼っておきたいと思います。

「理学療法士作業療法士養成施設指定規則」の改定(2018年10月5日)に伴い、臨床実習指導者の要件が下記のように変更されました。

実習指導者は、理学療法・作業療法に関し、相当の経験を有する理学療法士・作業療法士とし、免許を受けた後、5年以上業務に従事した者であり、かつ次のいずれかの講習会を修了した者であること。

・厚生労働省が指定した臨床実習指導者講習会

・厚生労働省及び公益財団法人医療研修推進財団が実施する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士養成施設教員等講習会

・一般社団法人日本作業療法士協会が実施する臨床実習指導者中級・上級研修

参照:【重要】厚生労働省よりお知らせ

なお、臨床実習指導者要件の適用開始は2020年4月に入学した学生からとなります。そのためこの学生が臨床実習に参加する際には上記の要件が必要となります。

今回の改定は、理学療法士・作業療法士の未来を左右する重要な変化です。この変化は臨床実習に関することだけではありませんが、本講習会は、臨床実習指導における教育の質の向上を図り、もって国民の医療・福祉の発展に寄与することが目標です。

この実現が、私たち自身を守ることにつながります。そのためにもぜひ受講いただき、多くの意見交換を行い、新しい臨床実習を実施した後輩育成をお願い致します。

と記載されています。
講習会は2日間開催されグループ別に分かれ『世話人』と呼ばれる講師の先生が各テーブルにつき様々な議題についてディスカッションを重ねていきます。

グループ内でも活発な意見交換がうまれたり世話人の先生方の『クスッと笑える話』なども沢山あり
終始和気藹々と講習会が進んでいきました。

各々の病院での実習に関するエピソードなども聞ける大変貴重な場となっております。

今後の臨床指導に関することだけではなく、同じ境遇にある作業療法士同士で意見交換も出来る良い場だなと感じました。

2日間と長丁場にはなりますが、講習会を受けておいて損することは絶対にないと思います!
是非、皆様も活発な参加をご検討ください。

第2回目の臨床実習指導者講習会の受付は終了してしまった為
本日より受付開始の第3回目の臨床実習指導者講習会に是非ご応募ください。

第3回は令和2年3月20日(金)~3月21日(土)
会場 横浜リハビリテーション専門学校
で開催されます。

たくさんの参加者お待ちしております!

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川崎介護いきいきフェアに参加してきました!

いい日、いい日、11/11は介護の日

今回私たち福祉用具体策事業班は11/14に開催された「高齢社会はみんなで支えるもの」という考えのもと開かれた、介護いきいきフェアに参加してきました。
本日はこちらで広報班と協力して地域の方々に「作業療法士」の名前や職域などを広報してきました!

 

同じ会場では、ユニバーサルデザインで作成されたファッションショーや福祉用具業者さんによる自助具展示、自らものづくりをされている事業者さんなどが各ブースで案内をしており、非常に活気が溢れていました。

 

そして来場者の年齢層も幅広く、介護福祉を学んでいる学生さんから地域の高齢者の方まで多くの方々がブースに足を運んでくれました。
県士会ブースも時間によっては机から飛び出してお話をする事もありました…笑

 

今日一日を通して、作業療法士の知名度が半数ほどであった事、一般の方々の医療福祉に関する関心の高さを感じることが出来ました!

また来場者の方からは困った時に相談できる窓口はあるのか。作業療法士ってどこにいるの。などと言った質問が聞かれました。

今回地域の方々と直接お話しできた事で沢山の課題が得られたと思います。
またブログなどを通して皆様へ地域の声をお届け出来たらと思います。

ちなみに

12/7(土)  5  明日から使える環境調整スキル〜コミュニケーションと嚥下〜

が開催される予定です。

まだまだOTSTともに募集をしておりますので、ご興味のある方はぜひご参加頂ければと思います。

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『臨床に生かす作業療法リーズニング』を開催しました!

学術部主催スキルアップ研修会は,11月2日(土)に「臨床に生かす作業療法リーズニング」を開催致しました.

 

今回の講師は,北里大学の高橋香代子先生,東京工科大学の澤田先生・友利先生・大野先生の4名をお招きしてご講義頂きました.

 

高橋先生からは,Clinical Reasoningの基本的な知識や症例を用いたClinical Reasonigの実際の考え方について講義して頂きました.OTがOTとして患者様に何が出来るか,患者様個々人に知識・技術を統合し,オートクチュールなリハビリテーションを提供する必要性について学ぶことが出来ました.

 

-講義の様子-

 

澤田先生からは,過去に経験された患者様からの学び等を例に出して頂き,面接の重要性について講義して頂きました.面接を行う中で患者様のスピリチュアリティに近づくためのポイントや,リーズニングシートの活用方法等について学ぶことが出来ました.

 

-講義の様子-

 

大野先生からは,リーズニングを進める上での協業の進め方やリーズニングの事例紹介について講義して頂きました.協業を進める上では常に確認・モニタリングが大切であること,ナラティブスロープの活用等リーズニングを行う上でのヒントを学ぶことが出来ました.

 

-講義の様子-

 

友利先生からは,事例報告を書きながらリーズニングを整理する方法について講義して頂きました.事例報告・事例研究の意味や,実際の症例を例に出して頂き実施する上での注意点,また論文執筆のヒント等を学ぶことが出来ました.

 


-講義の様子-

最後に,参加者を交えた4人の先生方によるシンポジウムを行いました.シンポジウムでは,4人の先生方がClinical Reasoningにを行う上で大切にしていることや過去の失敗談,急性期でのNarrative Reasoningのコツ等について学ぶことが出来ました.

 


-シンポジウムの様子-

 

【参加者内訳】


【アンケート結果】


【アンケート一部抜粋】
・臨床の中でOTの考え方の勉強が改めて出来て大変うれしいです.
・改めて日々の自分の実践を丁寧に振り返り発信してみたいと思いました.

アンケート結果からも,参加された皆様が大満足の内容でした.

講師の高橋先生・澤田先生・友利先生・大野先生はもちろんのこと,参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!

 

☆学術部からのお知らせ‐今年度開催予定の研修会案内‐☆
・1月12日:OBP2.0とCAODの実践について(仮)
    詳細:決まり次第HPでご連絡いたします
    講師:寺岡睦先生

この他にも,統合失調症薬物療法ガイドライン・上肢の触り方・リハ機器について研修会を予定しています.

詳細が決まり次第HPへアップしますので,お見逃しなく!

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