Category: 開催報告(講習会・研修会)

学術部スキルアップ研修会『脳卒中患者の作業療法 脳画像から読み解く高次脳機能障害 ~症例検討から介入方法を考えよう~』を開催しました

昭和大学横浜市北部病院の渡部喬之先生を講師としてお招きしました。高次脳機能障害について、病巣やメカニズムを整理しながら、具体的に臨床場面でみられる観察のポイントを細かくご説明いただきました。中でも実際の症例を通して、評価から介入までの流れを分かりやすくまとめて頂き、若手でも非常に理解しやすい内容でした。

【参加者の内訳】
参加者は1~5年目の若手セラピストが最も多かった一方で、10年目以上のベテランセラピストの内訳も20%以上を占めており、幅広い層の方々にご参加いただきました。

講師の渡部先生、そして参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!今後も様々なスキルアップ研修を開催していきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

(文責:学術部 上野和歌子)

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2023/804

9月3日「知れば差がつく福祉用具セミナー~身だしなみ編~」が開催されました!

皆さん、こんにちは。

9月3日「知れば差がつく福祉用具セミナー~身だしなみ編~」が開催されました。

今回、横浜旭中央総合病院 作業療法士の金原衣理子先生に講師をして頂きました。

福祉用具の紹介についてはフロンティア様に身だしなみに関するものを紹介して頂きました。

 

内容は、身だしなみについての概要や効果、福祉用具/自助具の作成ポイントや紹介など盛り沢山の内容でした。

金原先生作製のオリジナルの自助具の紹介など、その人にあったオーダーメイドのものを作製されていたため、興味が惹くものばかりでした。

また、福祉用具の紹介場面では外出のための身だしなみを整えるといったコンセプトで沢山の商品を少ない時間の中で紹介して頂きました。

福祉用具の紹介や自助具の提供は作業療法にとって大切なスキルだと思いますので今回の勉強会を通して臨床場面でも活かしていきたい所です。

 

お忙しい中、講師をして頂いた金原先生、福祉用具の紹介をして頂いたフロンティア様

参加して頂いた方々に心より感謝申し上げます。

 

今後も、福祉用具対策班では福祉用具のセミナーを企画していく予定です。今回のアンケートを踏まえ、より良い勉強会になるよう検討していきますのでよろしくお願いします。

 

神奈川県作業療法士会 制度対策部

福祉用具関連事業班スタッフ

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2023/795

9/19スキルアップ研修会をオンラインにて開催しました!

9月19日に学術部主催で茅ヶ崎新北陵病院の藤本一博先生より「作業療法の目標設定と臨床推論」と題してオンライン研修会を行いました.平日の18:30-20:00の時間帯の開催にもかかわらず,北海道,栃木,滋賀,大阪などから70名を超える参加者数でした.

目標設定は,誰でもできる簡単なものではなく,一つの専門分野と表現されており,対象者の状況,丁寧なコミュニケーション,細かなモニタリングの必要性を学びました.臨床推論は,科学的,物語的,交互交流的,実際的,倫理的の5つの臨床推論について,事例を交えて具体的に説明していただきました.

先生は最後に,検査測定,機能アプローチ,症例検討といった古い価値観がOTに存在し,面接・作業観察,作業への協業,事例検討が新しいOTの価値観であると話されており,OTの在り方としてどちらの価値観を選択するか考えさせられました.多忙の中,講師を引き受けてくださった藤本先生に感謝いたします.

(文責:学術部 林)

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2023/791

学術部スキルアップ研修会『学校と作業療法―子どものQOLから学校教諭との連携まで―』が開催されました

2022年度最後の学術部スキルアップ研修会は、群馬パース大学リハビリテーション学部作業療法学科の吉岡和哉先生より、学校での作業療法について講義して頂きました。

発達領域における作業療法が、学校で関わる事の強みや難しさについて特徴をとらえながら説明して頂きました。また、吉岡先生のこれまで活躍されてきた現場での実際の介入例を提示して頂き、明日の臨床に繋がる内容となりました。中でも先生の研究テーマでもある子どもの自己肯定感を高める関わりとして、本人の様々な作業に対する自己理解を促し、できると感じる作業を明らかにする事が重要である事を学びました。

特に学校のような地域の中で作業療法の視点や関わりを伝えるには、子どもたちとの関わりだけでなく、学校教諭の役割を理解し密なコミュニケーションをとる事が重要である事に気が付く事ができました。今回の講義を通して、作業療法士の役割について改めて考える貴重な機会となりました。

【講義の様子】

 

講師の吉岡先生、そして参加者の皆様におかれましてもありがとうございました。

2023年度も様々なスキルアップ研修を開催していきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております!

(文責:学術部 上野)

 

 

 

 

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2023/788

学術部スキルアップ研修会『研究のはじめの一歩~アイデアをかたちにするには~』が開催されました

2022年度7回目の学術部主催スキルアップ研修会は,北里大学病院にて勤務されております,理学療法士の南里佑太先生を招いて『研究のはじめの一歩~アイデアをかたちにするには~』を開催致しました.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講義では,臨床研究を行う上で困難なポイントやその解決策について,ケーススタディ形式で教えていただきました.具体的な内容として,FINERなどのフレームワークを用いて自身のRQが良質なものか否かを判断すること,論文レビューを行い自身の研究・デザインを行うことの重要性を教えていただきました.

 

また,英語論文の具体的な検索方法や論文検索に関わる便利ツールの紹介,論文抄読の方法,普段の臨床業務から臨床研究を行うための解決策など明日から使える内容となっていました.

 

お忙しい中快く承諾してくださった南里先生,業務の合間を縫って参加してくださった皆様におかれましてもありがとうございました!

 今年度の講習会も残すところ僅かとなりましたが,皆様のご参加をお待ちしております.

文責:梶原真樹

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2023/783

学術部スキルアップ研修会『高次脳機能障害の作業療法 ~OTが診る注意障害~』が開催されました!

2022年度3回目の学術部主催スキルアップ研修会は,高次脳機能障害の専門作業療法士でもあります,森下史子先生を招いて『高次脳機能障害の作業療法 ~OTが診る注意障害~』を開催致しました.

実演や実際の症例を提示していただきながら講義が展開し,注意障害の基本的知識・評価・リハビリテーションにおける介入まで理解が深まる内容でした.また,使用頻度の高い評価バッテリーに関しては実際の症例を提示してご説明してくださり,明日から使える講義となりました.

 

また,今回の講義を通して,私達作業療法士が普段関わる症状の中でも最も多いと言っても過言ではない注意障害に対して理解が深まったと思います.

お忙しい中快く承諾してくださった森下先生,業務の合間を縫って参加してくださった皆様におかれましてもありがとうございました!

今年度も残すところ半年となりましたが,スキルアップ研修班ではまだまだ研修会を企画しておりますので是非参加をお願いします.

文責:梶原真樹

【講義の様子】

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2022/758

「臨床研究のはじめかた  ~忙しい業務の中でどのように臨床研究を行うか~」を開催しました!

 今回の学術部主催の研修は北里大学病院の南里 佑太先生をお招きし,zoomにて研修会を実施致しました!

南里先生は研究の基礎知識に加えて,具体的な進め方についてお話ししていただきました.文献検索の方法や評価用紙の工夫点など,研究のみならず普段の臨床でもすぐに生かしていけるようなヒントも沢山教えてくださいました.

また,忙しい臨床の中で何気なく行っている業務を充実させて「教育」「研究」にリンクしていくことが大切であると学ばせていただきました.

 研修会最後には,チャットや音声機能を利用した質疑応答の時間を設けていただきました.普段,講習会のような場で発言する事が苦手な方でも気軽に先生とコミュニケーションをとることができるという事もオンラインでの研修会の良いところなのではないかと感じでいます.
 今後もコロナ禍の中で大変な時期が続くかと思いますが,皆様のスキルアップに繋げられるような研修会を開催していきたいと思っておりますので,是非受講していただけたらと思います!今後とも宜しくお願い致します.
(文責:上原)

 

―講義の様子―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感染対策のため事務局に先生をお招きし、スタッフの人数も最小限に抑えて講習会を実施致しました!

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2021/698

『作業療法士ができる身体障害者へのハンドリング』を開催しました!

今年度最後の学術部主催スキルアップ研修会は,横浜市立大学附属市民総合医療センターに勤務されており,活動分析研究会でもご活躍されております,坂本安令先生をお招きして臨床35年目のベテランのハンドリングをご教授頂きました.

本研修会では,実際の臨床で経験する状況を踏まえたハンドリングの活かし方を,受講生からの質問事項を中心に講義・実技を行って頂きました.

まず初めに,『ハンドリング』についてご講義頂きました.座学では,ハンドリングとは『対象児・者との大切なコミュニケーション手段であること』,『上肢機能の問題や潜在能力を発見するスキルであること』,また『上肢機能の目標を達成させるための準備・促通手技の一手段であること』を学ばせて頂きました.実技では,参加者同士で筋・骨・体節の触れ方や誘導方法を体験させて頂きました.

次に,『ハンドリングにおける配慮点』についてご講義頂きました.座学では,『ハンズオンからハンズオフしていく際の段階付け』,『身体の大きさの違いによるハンドリングの考え方』について,自身の身体の使い方などを含めて学ばせて頂きました.実技では,相手の体型に合わせた身体接触の方法について学ばせて頂きました.

次に,『評価や介入のポイント・姿勢の分析』についてご講義頂きました.座学では,『様々な介入方法がある中で,1つのアプローチにとらわれず様々な評価や介入方法を用いることが大切であること』を学ばせて頂きました.また,実技では,姿勢分析を行う上で,様々な軸を元に写真の様な図に書き込んで考えることが重要である点を学ばせて頂きました.


次に,『個別の治療手段』についてご講義頂きました.実技では,片麻痺患者の上肢屈曲過緊張の緩め方について,肩甲骨周囲筋を中心に動かし方を学ばせて頂きました.また,失調のよる体幹の低緊張に対するタオルを用いたアプローチ方法も学ばせて頂きました.

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に,『肩甲骨に関連するハンドリング』についてご講義頂きました.座学では,『Scapula Setting』について学ばせて頂き,グループワークにて肩甲骨を安定する身体的条件について参加者同士で意見交換することが出来ました.また,実技では,Scapula settingの方法について学ばせて頂きました.

【参加者内訳】

 

 

 

 

 

 

 

 

【アンケート結果】

 

 

 

 

 

 

 

 

【アンケート一部抜粋】
・治療に関わる内容で大変勉強になりました.
・体験・体幹することの多い研修で楽しかったです.

アンケート結果からも,参加された皆様が大満足の内容でした.

講師の坂本先生・助手の木村先生・平山先生はもちろんのこと,参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!

☆学術部からのお知らせ☆
神奈川県作業療法士会学術部主催スキルアップ研修会では,来年度も魅力ある研修会を多数開催予定です!

詳細は未定ですが,決まり次第HPへ掲載致しますのでお見逃しなく!

来年度も会員の皆様の為に貢献出来るように精進してまいりますので,今後ともよろしくお願い致します.

(文責:梶原)

 

 

 

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2020/684