第5回 明日から使える環境調整スキル研修が終了しました!!

皆さまこんにちわ!

今年度最後の明日から使える環境調整スキル研修が終了いたしましたのでご報告します!

今回のテーマは「コミュニケーションと嚥下」

1コマ目:「肢体不自由者へのコミュニケーション及びICT活用の支援について」というタイトルで川崎北部リハビリテーションセンターの濱口先生よりご講義頂きました。

内容はICT支援のプロセスを実践例も交えた話であったり支援機器の導入に関連した制度や社会資源と言ったご講義でした。

また福祉用具業者であるS.R.Dの寺田さんからも一つずつ意思伝達装置の説明を行なって頂き、とても分かりやすい内容となっていました!

スタッフとしてこのタイトルの研修会には多く参加しておりますが、毎年新たな情報が追加されており、今回も非常に勉強になりました。

今回実技では大きく分けて3つの枠に分けて行いました。

①文字盤:参加者同士での透明文字盤体験をする。利用者個々の訴えを正確にキャッチするツールとしてお話しいただきました。

初めて経験する方は、中々読み取れず時間もかかってしまいましたが、いざ現場に立つ時に、今回の様な経験が役立つのだろうなと思いました。

②様々な支援機器:入力装置(スイッチ)やコミュニケーション機器の操作体験をする。接点式や視線入力のスイッチ。似た機器にも、利用者個々に合わせたシステムとなっており、個別性に変化させる事が出来る機器だなぁと感じました。

ICT機器:iPadiPhoneをアクセシビリティ機能を使用して操作する。

身近な用具の中にもこんなにも優れた機能が付いているんだなぁと毎回感心させられます。

2コマ目:「摂食嚥下に関して」というタイトルで足柄療護園の猪川先生にご講義頂きました。

内容は嚥下に関する解剖学的な話から、実際にペアを組んで介助を行うと言ったものでした。現場での他職種連携の話では、介護をされる職員さんが主体的に取り組めるように食事に関する相談用紙の作成を行っていると話しており、まさしく「明日から使える」内容であったと思います!

 

またとろみ水を自分でつくってみたり、姿勢の違いで起きる飲み込みやすさの変化なども実際に体験しました。食事という一場面を切り取っても、セラピストが見るべきポイントが多くあるなと、再度実感させられました。

嚥下に関しても毎年新たな情報がアップデートされており、非常に勉強になる時間となりました。

追伸:毎年思うのですが、猪川先生の講義はとてもわかりやすくて、耳に届きやすい…STさんにはそういった極意があるのでしょうか。今度ぜひお聞きしたいなと思います。

今年度最後も大盛り上がりで終わることができました!!今年もあと僅かとなり、寒くなって来ましたがまた来年もよろしくお願いいたします!

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