8月3日(土)に「第2回 明日から使える環境調整スキル(シーティング編)」を開催しました。今回の講師として、横浜市総合リハビリテーションセンターの工学技師(義肢装具士)児玉真一先生と神奈川リハビリテーション病院の森田智之先生(理学療法士)を迎えて行いました。
児玉先生には、「車椅子の構造とバランス・座クッション」をテーマに座学のみでなく、実技を通して車椅子調整を実際に体験することを行いました。車椅子を調整することによる乗り心地の違い(変化)を感じられた受講生も多く、私自身も適切に調整することの大切さを改めて気づかされました。また、クッションの違い(特徴)についても分かりやすく教えて頂きました。
森田先生には「リハ工学とPTの視点から」というテーマをもとにシーティングの概要や評価方法(車椅子寸法の計測、身体評価、マット評価等)などについて座学や実技を交えてとても分かりやすく講義をしてもらいました。
今回の研修では、業者の方にご協力して頂き、数多くの車椅子やクッションを用意して頂けました。実際に見て、体験したことで、特徴や調整方法などについてより理解が深まったのではないかと思います。また、受講生からのアンケートでも「とても分かりやすかった」、「実技が多くとても勉強になった」、「自分たちで評価・測定したため理解しやすかった」など多くのコメントを頂きました。
明日から使える環境調整スキルは神奈川県作業療法士会と神奈川県理学療法士協会の共催で行っており、年5回の開催をしております。次回、第3回は9月14日に「移動」をテーマに開催予定です。詳しくはこちらをご覧下さい→https://kana-ot.jp/wp7/lecture/7491
これからも数多くのご参加をお待ちしております。