学術部スキルアップ研修会『学校と作業療法―子どものQOLから学校教諭との連携まで―』が開催されました

2022年度最後の学術部スキルアップ研修会は、群馬パース大学リハビリテーション学部作業療法学科の吉岡和哉先生より、学校での作業療法について講義して頂きました。

発達領域における作業療法が、学校で関わる事の強みや難しさについて特徴をとらえながら説明して頂きました。また、吉岡先生のこれまで活躍されてきた現場での実際の介入例を提示して頂き、明日の臨床に繋がる内容となりました。中でも先生の研究テーマでもある子どもの自己肯定感を高める関わりとして、本人の様々な作業に対する自己理解を促し、できると感じる作業を明らかにする事が重要である事を学びました。

特に学校のような地域の中で作業療法の視点や関わりを伝えるには、子どもたちとの関わりだけでなく、学校教諭の役割を理解し密なコミュニケーションをとる事が重要である事に気が付く事ができました。今回の講義を通して、作業療法士の役割について改めて考える貴重な機会となりました。

【講義の様子】

 

講師の吉岡先生、そして参加者の皆様におかれましてもありがとうございました。

2023年度も様々なスキルアップ研修を開催していきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております!

(文責:学術部 上野)

 

 

 

 

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/action/2023/788