OT協会 運転と作業療法委員会発行パンフレット紹介

こんにちは!

制度対策部自動車運転班です!!

 

以前お知らせさせて頂いたOT協会運転と作業療法委員会発行の

運転支援者向け(OT)のパンフレット、確認して頂いた方はいらっしゃいますでしょうか。

 

今回は少し掘り下げて、内容の紹介もしていきたいと思います。

(作業療法士の方以外でも内容は確認できますが、当事者の方向けのパンフレットではなく

あくまで作業療法士向けのものになります。ご了承ください)

 

下の画像は実際のパンフレットです。

各項目で見開きで、左側は場面の紹介、右側はチェックリストになっており、

チェックリストは押さえるべき情報や説明すべき内容、評価内容などが挙げられています。

まずはこの項目だけを追っていくだけでも十分な支援が可能かと思います。

 

インテークに始まり、交通法規、身体機能、認知機能、ドライビングシミュレータ、実車、

評価のまとめと支援(再開可能な場合、困難な場合)の項目で

順に追って説明とチェック項目があります。

 

既に支援をしている施設も、支援体制が無い施設でも、

対象者の方から希望が挙がった際には一度このパンフレットを思い返して

正しい情報を提供して頂ければと思います!

 

↓改めて、リンクはこちらです

運転と作業療法委員会|日本作業療法士協会 (jaot.or.jp)

 

是非ご一読ください!

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自動車運転支援 神奈川実態調査結果報告

んにちは。自動車運転班です。

 

半年以上時間が空いてしまいましたが、今年1月に一度締め切りをした

県内の自動車運転実施状況に関するアンケートの結果報告を簡単にさせていただきたいと思います。

 

           

 

※施設が特定できない形での結果報告となります。ご了承ください。

 また、なにかご不都合のある方は自動車運転班までご連絡ください。

 

加えて、アンケート内であった質問等に関して紹介させていただきます。

なお返答には私見が含まれていますので、ご了承の上お読みいただければと思います。

 

・検査や評価項目など、目安があると良い

→これ!というものは現時点でもはっきりお伝えすることは難しいですが、先日紹介させていただいたあOT協会 運転と作業療法委員会が作成したパンフレットは情報が網羅されていると思いますし、自動車運転関連書籍にも多く使われている検査や情報収集すべき内容なども書かれていますので一度確認いただければと思います。院内でのマニュアル作りなどの参考にもなるかと思いますし、支援の一連の流れも確認できるかと思います。

 

・脳卒中の患者様の場合、発症からどれくらいの期間で評価を行なうのが良いのか

→患者様の状態や必要な緊急度などにもよりますが、移動手段として重要なものである一方、事故が起きてしまうと自分だけでなく相手にも多大な影響を及ぼすことを加味すると急ぐべきものではないかと思います。まずは日常生活がしっかりと送れることが確認できてからでも遅くはないと思います。

 

他にも免許センターでどのような検査が行なわれているか、教習所との連携はどのように進めればよいか等も頂いていますが、やはり公表されていない部分やその場所により異なる部分などもある為この場では難しいものもあります。

 

こういった内容や質問を出来るような機会を設けたいと思い準備を進めていますので、今しばらくお待ち下さい。

 

最後になりましたが、アンケートにご回答いただいた方、本当にありがとうございました。

もしまだお答えいただいていない場合は、下記リンクよりご回答いただけると幸いです。

よろしくお願い致します!!

 

https://kana-ot.jp/wpc/kanadrive2019/2020/70

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OT協会 運転と作業療法委員会よりお願い

こんにちは!

制度対策部自動車運転班です!!

更新が完全に滞ってしまっており、焦るばかりな今日この頃です…

 

さて、今回もお知らせになります。

 

OT協会の運転と作業療法委員会では自動車運転支援に関する実態調査を実施しています。

1)対象

 自動車運転支援を実施している施設のみで、一施設一回答のみ

2)方法

 Google formでの回答

3)URL

 https://forms.gle/HKTo3HjXpwnMkqYt9

4)締め切り

 2021年8月31日(火)まで

5)問い合わせ先

 一般社団法人 日本作業療法士協会 事務局

 E-mail:ot47ot@gmail.com

 

当自動車運転班でもアンケートを実施していますが、

皆様ご協力をよろしくお願い致します!!

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OT協会 運転と作業療法委員会よりお知らせ

こんにちは!自動車運転班です!

今回は表題の通り、OT協会運転と作業療法委員会からのお知らせです。

 

 

日本自動車連盟(JAF)エイジドドライバー総合応援サイトに

当委員会が協力した「ドライビングストレッチ」が公開されましたのでお知らせいたします。

 

・エイジド・ドライバー総合応援サイト(高齢運転者向けウェブトレーニング)

https://jaf.or.jp/common/safety-drive/online-training/senior

⇒パソコンやタブレットを使って、ブラウザ上で目や耳の機能チェックやトレーニングができるようです。

 

・専門家が教えるワンポイント

https://jaf.or.jp/common/safety-drive/online-training/senior/expert

⇒各分野のプロが動画やQ&Aで運転の為のワンポイントを紹介しています。

 

・座ってできるドライビングストレッチ

https://jaf.or.jp/common/safety-drive/online-training/senior/driving-stretch

⇒動画や写真で座ったままできる体操が紹介されています。

 

 

是非一度ご確認いただき、患者様・利用者様へのご案内もしてみて頂ければと思います。

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OT協会 運転と作業療法委員会よりお知らせ

こんにちは!自動車運転班です。

今回は日本作業療法士協会 運転と作業療法委員会からのお知らせを共有させていただきます。

 

運転と作業療法委員会で

押さえておきたい!運転再開支援の基礎

 ~これから運転再開支援に取り組む作業療法士のためのミニレクチャー

“高次脳機能障害者を中心に”

というパンフレットを作成されたとの事で、OT協会ホームページ上に公開して頂いています。

 

https://www.jaot.or.jp/seikatukankyou/driving-committee/

↑URLはこちら

 

このパンフレットは「自動車運転に関する作業療法士の基本的考え方」を基として、重要なことを出来る限りシンプルに伝えることをコンセプトとしているそうです。

さらに、自動車運転支援での「あるある」や良くある疑問について、クライアントとの具体的なやり取りを例として、注意すべき点をチェックしながら活用できるよう作成されています。

※集約で印刷し、半分に折って重ねていくと冊子になるようです。

 

支援体制を有していない・これから取り組もうという病院・施設ではこれからの準備や患者様からのニーズへの対応の資料として、すでに自動車運転支援体制を有している病院・施設でも改めての確認や後任者への伝達の資料としても活用できると思います。

 

是非ご一読ください!

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脳・神経解剖学シリーズ③

こんにちは。自動車運転班です。

最近は寒い日もあれば、あれば暑い日もあり季節感が分かりにくいですね。

気温変化による体調をくずさないように気をつけていきましょう!!

 

さて、今回は前回にお伝えしていたように「認知症」についてを説明していこうと思います。

 

認知症は、大きく分けると「変形性認知症」「脳血管性認知症」の2種類があります。

どちらも、「記憶」「学習」「判断」「計画」といった脳の認知機能が後天的な脳の器質障害

によって日常生活・社会生活に支障をきたす状態になります。

 

認知症の症状としては、「中核症状」「BPSD(認知症の行動・心理症状)」の2つに分けられます。

中核症状:脳の障害により直接起こる症状。記憶障害・見当識障害・失語・失行

     遂行機能障害などがあります。

BPSD :行動・心理症状は、中核症状に付随して引き起こされる2次的な症状です。

    不眠・俳諧・幻覚・妄想などがあります。

 

中核症状の記憶障害・遂行機能障害が自動車運転操作に影響が大きいと言われています。

自動車運転は、視覚情報を「認知」し「判断」を繰り返す作業です。その「認知」の部分が低下してしまうと、道路標識の見落とし・歩行車や対向車への気づきがが増加してしまう。また、瞬時に判断して行動を起こすまでに時間がかかります。

その結果、アクセルの踏み間違え・道に迷っての逆走が起こってしまうこともあります。

 

(引用・参考文献「病気がみえるvol,7脳・神経 第一版」編集医学情報科学研究所)

 

 

もし、自動車運転に対して不安に思ったら、♯8080の安全運転相談ダイヤルに相談してみてください!!

 

次回は、昨年から行っていた神奈川県内の自動車運転支援のアンケート調査の結果と

いくつかご質問いただいた内容に関して返答させて頂こうと考えています。

アンケートに回答して下さった方々、本当にありがとうございます。

 

 

なお、アンケートに関しては集計期間はいったん終了しましたが回答は継続して募集中ですので、

まだ回答いただいていない方は下記よりご回答いただければ幸いです!

(支援体制がなくても回答いただきたいです!)

https://forms.gle/UtGknpdMd5HwhtuX9

 

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脳・神経解剖学シリーズ② とお知らせ

こんにちは、運転支援班です!

 

今回は前回掲載記事からの続きで、脳の仕組みについてを少し話していきたいと思います。

・・しかし脳の仕組みに関してもなかなか簡単には示すことができないため、

今回は大まかではありますが「大脳」の役割についてお伝えしたいと思います。

 

 

早速ですが、人間の大脳は大きく4つの領域

①前頭葉 ②後頭葉 ③側頭葉 ④頭頂葉 に分かれます。

素材library.com

 

①前頭葉

役割としては、言語機能や理性・思考・意欲(やる気)などの精神活動に大きく働いています。

そのため脳血管障害にて前頭葉に問題が生じると、

意欲の低下・脱抑制(行動の抑制困難)・判断力の低下・性格変化などの症状が出現することがあります。

 

②後頭葉

役割としては視覚に関わる領域となっており、眼球の網膜からの情報を処理をしています。

そのため、後頭葉に障害が起きると、

半盲(視野の半分が見えない)・失認(見えてる情報から物体や人などの判別ができない)などの症状が出現することがあります。

 

③側頭葉

役割としては聴覚や言語に関わる領域となっており、耳からの聴覚情報を受け取り音や言語として感じ取る場所となります。

そのため、側頭葉に障害が起きると失語症(言語理解困難)・聴覚性失認(耳でとらえた音が何の音なのかがわからない)などの症状が出現することがあります。

 

④頭頂葉

役割としては身体各部分からの体性感覚と他の感覚(視覚・聴覚など)を統合し認知する領域となります。

例えば狭い道で車を運転していて、対向車が来ましたという場面では車を運転している(ハンドル・アクセルの操作という体性感覚)・聴覚情報(対向車のエンジン音が聞こえる)・視覚情報(対向車が見える)などの状況を瞬時に把握し、次の動作(対向車をやり過ごすための動作)を行う所です。

この部位に障害が起こると、半側空間無視(視覚的には見えているのに認知できない)・身体失認(体烏の身体部位が分からない)・失行(物品をみてその物品を操作できない)などの症状が出現することがあります。

 

 

以上が簡単ですが、脳の役割となっています。

大脳だけ見ても部位によってさまざまな働きがあり、それらが複雑につながりあって私たちは様々な判断をしています。

様々な判断を瞬時に行ない動作につなげる必要がある自動車運転においては、

病気によって目には見えなくてもこれらのどの部分が上手く働かなくなっても事故に繋がってしまう危険性があります。

 

病気をしたあとに自動車運転を再開しようとされている方がいた場合は、

まずは免許センターや警察署、かかりつけの医療機関等へご相談いただくよう促しをお願い致します。

 

次回は認知症について掲載したいと思います。

お楽しみに!!

 

(引用・参考文献「病気がみえるvol,7脳・神経 第一版」編集医学情報科学研究所)

※今回は障害された場合に「症状が出現することがある」と表現させていただきましたが、病気の程度や微妙な部位の違いで症状が変わることがあります。

 

 

お知らせですが、当ブログの前回の記事でお伝えさせて頂きましたが、

神奈川県作業療法士会では自動車運転支援の実施状況把握のために医療機関向けにアンケートを実施しています。

今回のアンケートは自動車運転を実施していない医療機関にもお答えいただきたいものになっています。

たくさんの回答を頂きたいので、ご協力をお願い致します。

 

アンケートへはこちらからもアクセスできます!

 

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神奈川県内自動車運転支援実態調査アンケート

こんにちは!

制度対策部自動車運転班です。

 

今回はアンケートの協力の依頼です。

ウェブサイト掲示板等にも記載させていただいていますが、

神奈川県士会として独自に神奈川県内の自動車運転支援状況を把握していくために

googleフォームでのアンケートを作成しました。

 

県内の病院・施設で自動車運転支援を実施している場合や、実施を考えている・必要性を感じているが

現状支援体制がない場合もご回答頂ければと思います。

 

回答は10分かからない程度で回答できるかと思います。

 

締め切りは2021年1月末までとさせていただきますが、

出来るだけたくさんの回答をいただきたいため、継続してフォームは残していく予定です。

 

ご協力をよろしくお願い致します。

 

【神奈川県内の自動車運転支援に関する実態調査 】

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScw4yqtI69Ttj6uCtd4YMXTQ1wVCtm3dzKJh2GSDmbytDQVzQ/viewform?usp=sf_link

 

 

※掲示板での案内はこちらから↓

https://kana-ot.jp/post/1905

 

 

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脳・神経解剖学シリーズ① とお知らせ

こんにちは!運転支援班です。

 

久しぶりの投稿になってしまいました…

 

少し期間が空いてしまった今回は、神経・脳の解剖学的情報をお伝えします。

 

神経・脳といっても説明するには膨大な情報となってしまうので、今後シリーズでお伝えできればと思っています。そこで、今回は、神経経路と脳についてをお伝えしようと思います。

 

 

神経は、大きく中枢神経(脳・脊髄)末梢神経(身体の各器官)に分かれています。

また、神経経路は①脳→骨格筋に運動指令を伝える      運動神経

        ②感覚受容器→脳に感覚情報を伝える    感覚神経

        ③無意識的に働き、呼吸・循環・体温の調整 自律神経

 

①運動神経

例)椅子に座っている状態→立ち上がる

理学療法士,PT,作業療法士,OT,言語聴覚士,ST,セラピスト,療法士,リハビリ,

 

 

 

(出展元:OTナガミネのリハビリイラスト集)

大脳(中枢神経)から「立ち上がるから、足の筋肉動かして」という指令(神経伝達)を骨格筋(末梢神経)に伝えて、実際に動作が起きるという仕組みになっています。

 

②感覚神経

例)

漢方医は決して「鎮痛剤がダメなら諦めて」とは言わない | かんぽう×美

(出展元:いらすとや)

足の甲(感覚受容器)が痛みを感知し、大脳に伝達を行う経路

そのため、神経経路のおおもとが脳となっています。

 

③自律神経

無意識的に身体をコントロールしている経路となっています。なかなか例がないですが、脈拍・腸運動など意識して動かせない所をコントロールしている経路となっています。

これらを自動車運転と結びつけると、

運転中は前後左右の風景を視覚情報として目(感覚受容器)を通して大脳に神経伝達を行う。

その情報を元にハンドル・ペダル操作を行うために運動情報を各筋肉に神経伝達を行う。

という流れになります。

 

人間はこの神経伝達を瞬間的に行っています。すごいですよね!!!!

そして、その処理をしているのが脳の中で起こっています。

脳については、次回掲載していこうと思います。

お楽しみに!!

 

(引用・参考文献「病気がみえるvol,7脳・神経 第一版」編集医学情報科学研究所)

 

 

 

【お知らせ】

8月号の神奈川県士会ニュース会報誌から、自動車運転班の記事掲載『カナドラ!≪県士会ニュース出張版≫』も連載?中です!

隔回掲載ですので12月号、4月号と掲載していく予定です。

重複する部分もありますが、是非県士会ニュースのチェックもお願いします!

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自動車運転関連情報シリーズ③ 机上検査(SDSA)

こんにちは!自動車運転班です。

 

このシリーズで、前回はドライブシミュレーターについてお伝えさせて頂きました。

しかし当然ながら自動車運転能力評価はドライブシミュレーターが全てではありません。

机上での検査やドライブシミュレーターの検査などを総合的に判断していくことが多いです。

 

基本的に自動車運転は、

①身体の動き(アクセル・ブレーキなどのペダル操作、ハンドル操作、座位姿勢の保持など)

②高次脳機能(状況の判断など)

が複雑に関わっていると言われています。

 

自動車運転に必要な高次脳機能についてはまた別の機会で掲載したいと思いますが、

今回はシミュレーター以外に行なう検査のうち

自動車運転能力の評価に特化した机上での検査「脳卒中ドライバーのスクリーニング検査【SDSA】」についてお伝えしようと思います。

 

SDSAは、英国のNouri & Lincoln博士らによって開発された、脳卒中の方が安全に運転可能かどうかを予測する検査の日本語版です。注意や空間認知、非言語性推測力等を評価していきます。

 

 

 

 

 

 

 

この検査は

・ドット抹消(条件に合うものをチェックしていく)

・上の写真のようなカードとボードを使う検査2種類

・標識問題

の4つで構成されており、それぞれの検査に要した時間や点数を計算式に当てはめ

合格群が不合格群かが結果として表示されます。

 

全て行なうと、1時間くらいはかかります。

 

高次脳検査は他にもいろいろありますので今後もシリーズとして

自動車運転に必要な能力や関連する情報を作業療法士目線でお伝えできればと思います。

 

次回をお楽しみに!

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