Category: 講習会・研修会

平成30年12月23日 現職者共通研修と事例報告登録制度に関する研修会

こんにちは!教育部です。

教育部は今年最後のアラカルト更新です。

本日は、ウィリング横浜にて現職者共通研修会と事例報告登録制度に関する研修会がありました。

参加者は70名近くとなり、みなさん熱心に講義を聴かれてました。

1コマ目は

「事例報告と事例研究」

講師 水野 健氏(昭和大学附属烏山病院)

2コマ目は

「事例報告登録制度に関する研修会」

講師 奥原孝幸氏(神奈川県立保健福祉大学)

に実施して頂きました。

作業療法士として、クライエント1人1人に根拠ある介入を行う事は必然として求められる事かと思います。

自分が行った介入が本当にそれで良かったのか?もっと良い介入が出来たのでは?と思う事は臨床で沢山ある事かと思います。

それに対し深く考え文章化し残していく事が今後より良い介入に繋げていけるようになる事や若い作業療法士が経験年数を積んだ作業療法士と同じ質でクライエントに介入が行えるようになっていくのではないかと思います。

是非、その為にも認定作業療法士取得を目指し研修会や事例登録を積極的に実施して頂ければと思います。

次の現職者共通研修は3月10日 日曜日

ウィリング横浜にて開催されます。

奮って参加をお待ちしております。

https://kana-ot.jp/wpm/lecture/post/basic-course/201801-2

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【研究はじめの一歩~押さえておきたい研究周辺知識~】

2018年最後の学術部主催のスキルアップ研修会は,『研究はじめの一歩~押さえておきたい研究周辺知識~』を開催しました!

 

今回の研修会は、北里大学医学部医学博士である内田健太郎先生をお招きして、

『研究』について講義して頂きました!

 

 

まず始めに、「研究を学ぶ・行う意義」についてご講義頂きました。

 

リハビリテーションを提供する上でより質の高い内容が提供できること・エビデンスの構築や新たな治療法の可能性があること・社会的側面など、「作業療法士として」研究を学ぶ・行う意義について学ばせて頂きました。

また、研究と聞いただけで手が出しにくいというイメージを払拭するような興味深い内容でした。

 

次に、「実際に研究を行う為に必要な一連の流れ」についてご講義頂きました。

 

①疑問を構造化すること

②研究の立案を行うこと

③研究結果の分析・解析を行うこと

④成果発表を行うこと

上記4点について、具体的な方法や経験談・コツなど、基礎知識から実践的な内容まで講義して頂きました。

 

最後に、実際の例を用いて「科研費」の申請書の記載方法についてご講義頂きました。

 

研究を行ったことがない方にとっては研究が身近に感じることが出来るような内容であり、現在研究を進めている方にとっては大変参考になる内容でした。

講習会の様子講習会の様子2

 

 

 

 

 

             ~講義の様子~

【参加者の内訳】

参加者内訳

 

【アンケート結果】

アンケート結果

新人からベテランまで、大満足の内容でした!

 

講師の内田健太郎先生はもちろんのこと、参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!

 

☆学術部からのお知らせ☆

今年度の研修会も残すところあと一つです!

 

【テーマ】結果がみえる! 手指・上肢運動麻痺への徒手アプローチ

【日時】2019年1月20日、10:00~16:00

【会場】済生会東神奈川リハビリテーション病院

    JR 東神奈川駅より徒歩5 分・東急東横線東白楽駅より徒歩5 分

【講師】湘南医療大学 教授 田邉 浩文 先生(OTR , PhD)

 

人気の研修会となっています!

 

参加希望の方は早めの連絡をお願い致します。

 

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平成30年12月16日 現職者選択研修

こんにちは。教育部です!

本日はウィリング横浜にて現職者選択研修 身体障害者領域の講習会がありました。

日曜日にもかかわらず、80人近い受講生が参加しました。

講師の方も神奈川県や全国でも有名な

先生方に実施して頂きとても貴重な講習会でした。

1コマ目は

『身体障害領域の基礎知識』

講師 田邉 浩文 氏

(湘南医療大学)

2コマ目は

『急性期の作業療法療法』

講師 大森 みかよ 氏

 (聖マリアンナ医科大学附属病院)

3コマ目は

『回復期の作業療法』

講師 藤本 一博 氏

(茅ヶ崎新北陵病院)

4コマ目は

『生活期・終末期の作業療法』

講師 西尾 香苗 氏

(関東病院)

選択研修会は毎年2領域づつ開催されています。次回の選択研修会は平成31年2月24日の精神障害者領域となります。

次回の講師の方も非常に臨床経験豊富な方々にお願いしてあります。

奮って参加をお待ちしております。

https://kana-ot.jp/wpm/lecture/post/basic-course/201803-2

 

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第5回 明日から使える環境調整スキルが開催されました!

皆さまこんにちわ!

今年度最後の明日から使える環境調整スキル研修が無事に終了いたしましたのでご報告します!

今回のテーマは「重度障害者の環境調整編」

1コマ目:「摂食嚥下に関して」という題で足柄療護園の猪川先生にご講義頂きました。

内容は嚥下に関する解剖学的な話から、実際にペアを組んで介助を行うと言ったものでした。現場での他職種連携の話では、介護をされる職員さんが主体的に取り組めるように食事に関する相談用紙の作成を行っていると話しており、まさしく「明日から使える」内容であったと思います!

またとろみ水を自分でつくってみたり、姿勢の違いで起きる飲み込みやすさの変化なども実際に体験しました。食事という一場面を切り取っても、セラピストが見るべきポイントが多くあるなと、再度実感させられました。

 

2コマ目:「肢体不自由者を対象としたコミュニケーションやICT活用の支援」という題で川崎北部リハビリテーションセンターの濱口先生よりご講義頂きました。

内容はICT支援のプロセスを実践例も交えた話であったり支援機器の導入に関連した制度や社会資源と言ったご講義でした。

何と今回は当事者である髙野元先生からも在宅生活でのコミュニケーションや身体管理についてお話しして頂きました。髙野先生は視線入力ソフトウェアを使用し、PCを操作しています。今回はご自身で作られたパワポと音声合成ソフトを組み合わせて、直接ご講義頂きました。

後半は実技で3つの屋台を作り、参加者の方々に体験して頂きました。

屋台①文字盤:参加者同士での透明文字盤体験をする

屋台②様々な支援機器:入力装置(スイッチ)やコミュニケーション機器の操作体験をする

屋台③ICT機器:iPadやiPhoneをアクセシビリティ機能を使用して操作する

今年度最後も大盛り上がりで終わることができました!!今年もあと僅かとなり、寒くなって来ましたがまた来年もよろしくお願いいたします!

 

来年度の予定をちらっとご案内…

第1回2019年6月   2日(日)  住環境

第2回2019年8月   3日(土)  シーティング

第3回2019年9月14日(土)  移動

第4回2019年11月3日(日)  起居・移乗

第5回2019年12月7日(土)  重度障害者の環境調整

※内容は平成30年度の物を載せております。日程に関して変わる場合があります。最新情報はそれぞれ県士会ウェブサイトをご確認下さい。

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【リウマチの作業療法~私達OTにできること~スプリント療法を中心に】を開催しました!

今年度4回目の学術部主催のスキルアップ研修会は,『リウマチの作業療法~私達OTにできること~スプリント療法を中心に』を開催しました!

 

本研修会は,病院長でありリウマチのスペシャリストである長岡章平先生を始めとして,薬剤師の鈴木良江先生,作業療法士の中西理佐子先生・牧田優佳先生・前田優先生と,横浜南共済病院の皆様方から講義をして頂きました.

 

長岡先生はシニア世代におけるリウマチの特徴及び治療のエビデンス・治療を行う上でのポイントをお話しして頂きました.また,鈴木先生はリウマチ治療に用いる各種薬物の薬理作用や副作用を交えて薬物療法のポイントをお話しして頂きました.

 

 

 

 

 

 

 

中西先生はリウマチの作業療法に必要な評価の流れやポイント,関節破壊や変形の発生機序,またスプリント療法を行う上でのエビデンスや作業療法士として出来る事をお話しして頂きました.

 

 

 

 

 

 

 

牧田先生は実際に経験したリウマチ患者様の治療方法や経過をお話しして頂き,前田先生は症例を通して各時期に応じて行ったスプリント療法をお話しして頂きました.

 

 

 

 

 

 

 

更に,座学だけではなく母指Z型変形のスプリント作製と,実技も充実した研修会となりました.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~実技の様子~

【参加者の内訳】

 

 

 

 

 

 

 

【アンケート結果】

 

 

 

 

 

 

 

参加者の皆様にとって有意義な講義であった結果となりました.

 

講師の横浜南共済病院の皆様方はもちろんのこと,参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!

 

これからも神奈川県作業療法士協会,並びに学術部をお願いいたします.

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第4回 明日から使える環境調整スキル研修が開催されました!

先日、第4回明日から使える環境調整スキル研修が開催されました。

今回のテーマは「ポジショニング・移乗」という内容で行われました。

午前:ポジショニングに関して

講師:池谷先生(れいんぼう川崎)

まずは座学でベッド上でのポジショニングの必要性を背臥位や側臥位、食事など各場面に合わせてご講義頂きました。

実技ではベッド上座位と側臥位に焦点を当てて、少人数班に分かれポジショニングを行いました。それぞれ介助者、被介助者の視点からポジショニングを行い、安楽な姿勢調整を実践しました。

午後①:マットレスに関して

各マットレスメーカー担当の方々より、製品の特徴を細かく説明して頂きました。

ここまでじっくり時間をかけて製品について教えてもらう機会もありません!貴重な機会をありがとうございました。

午後②:移乗に関して

講師:数野先生(川崎市北部リハビリテーションセンター)

車椅子とベッド、トイレなど様々な環境での移乗に適合する福祉用具を交えてご講義頂きました。

まずは座学で対象者の特性に合わせた移乗の選定方法をご講義頂きました。リフターやスタンディングリフト、移乗介助用具など多くの福祉用具に関しても説明して頂きました。

実技では、実際に座学で登場した福祉用具を用いて、様々な移乗方法を体験してもらいました。実際に体験する事で対象の方がどのような感覚で乗車しているかを知る良い機会となりました。

リフターの使用に関してもいくつかポイントがあるようです。吊り具が正しく装着されないと、写真のように滑落してしまう危険性もあります。ですが膝上など身体の軸を考えて支える事で、吊り具の上でも身体が安定される事も実際に説明して頂きました!

トランスファーボード、ターンテーブル

床上走行 介護リフト「スマイル」、ポータブルトイレ

今回も多くの方のご参加ありがとうございました。

今年度も残すところ後1回となりました。

12月1日(土) 嚥下とコミュニケーション編

こちらは、嚥下に関わる環境調整と、コミュニケーション機器の選定などの内容になります。この研修会は既に定員となりました。

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【高次脳機能障害の作業療法~明日から使える、治療につながる評価の実際~】を開催しました!

今年度3回目の学術部主催のスキルアップ研修会は,高次能機能障害のスペシャリストである専門作業療法士の森下史子先生をお招きして,『高次脳機能障害の作業療法~明日から使える、治療につながる評価の実際~』を開催しました!

 

森下先生には、臨床でも悩む事が多い「半側空間無視」及び「失行」について、2本立てでお話しして頂きました。

 

講義時間は3時間と短い時間ではありましたが、発生機序から様々な介入方法、評価結果から治療を構築する上での考え方など最新の知見を織り交ぜてお話しして頂き、まさに「明日から使える、治療につながる評価の実際」といった内容でした。

研修会の様子1

 

 

 

 

 

 

また、症例検討では具体的な臨床的思考方法もお話しして頂き、参加者の皆様におかれましても有意義な時間となったのではないでしょうか。

 

講義の様子

講義の様子

【参加者の内訳】

・1年未満   :18%

・5年未満   :42%

・10年未満:28%

・10年以上:12%

 

【アンケート結果】

・大変役立つ:59%

・役立つ  :41%

 

講師の森下先生はもちろんのこと,参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!

 

これからも神奈川県作業療法士協会,並びに学術部をお願いいたします.

 

☆学術部主催スキルアップ研修会のお知らせ☆

11月23日(金曜日・祝日)

『リウマチの作業療法 ~私たちOTにできること~ スプリント療法を中心に』

※11月の研修会に関しては11月6日が申込期限となっております。

余裕をもって参加申し込みをお願いいたします。

 

12月8日(土曜日)

『研究はじめの一歩 ~押さえておきたい研究周辺知識~』

 

2019年1月20日(日曜日)

『脳血管疾患に対する上肢機能アプローチ(仮称)』

 

今年度、学術部ではまだまだ魅力ある研修会を企画しています!

 

皆様、奮ってご参加のほど、よろしくお願いします!

 

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【CI療法の理論と実践】が開催されました!

今年度2回目の学術部主催のスキルアップ研修会は,北里大学医療衛生学部の高橋香代子先生と吉備国際大学保健医療福祉学部の竹林崇先生をお招きして,『CI療法の理論と実践』を開催しました!

高橋先生資料竹林先生資料

 

 

 

 

 

 

高橋先生は,CI療法の誕生から心理面の重要性など,CI療法の理論的背景をお話しして頂きました.また,竹林先生は脳機能に基づくCI療法のエビデンスや課題志向型アプローチにおける基礎的な内容,Transfer packageの3つのコンセプトなど,より実践的な内容をお話しして頂きました.

 

高橋先生・竹林先生対談

研修会の最後には高橋先生と竹林先生による対談・質問時間を設け,CI療法の最先端を研究されている先生方に直接質問する事の出来る実りある時間となりました.

 

研修会の様子1研修会の様子2

 

 

 

 

 

 

講義の様子(北里大学IPE棟)

 

【参加者の内訳】

参加者の内訳

 

【アンケート結果】

アンケート結果

 

参加者の皆様にとって有意義な講義であった結果となりました.

 

講師の高橋先生・竹林先生はもちろんのこと,参加者の皆様におかれましてもありがとうございました!

 

これからも神奈川県作業療法士協会,並びに学術部をお願いいたします.

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