先日、第4回明日から使える環境調整スキル研修が開催されました。
今回のテーマは「ポジショニング・移乗」という内容で行われました。
午前:ポジショニングに関して
講師:池谷先生(れいんぼう川崎)
まずは座学でベッド上でのポジショニングの必要性を背臥位や側臥位、食事など各場面に合わせてご講義頂きました。
実技ではベッド上座位と側臥位に焦点を当てて、少人数班に分かれポジショニングを行いました。それぞれ介助者、被介助者の視点からポジショニングを行い、安楽な姿勢調整を実践しました。
午後①:マットレスに関して
各マットレスメーカー担当の方々より、製品の特徴を細かく説明して頂きました。
ここまでじっくり時間をかけて製品について教えてもらう機会もありません!貴重な機会をありがとうございました。
午後②:移乗に関して
講師:数野先生(川崎市北部リハビリテーションセンター)
車椅子とベッド、トイレなど様々な環境での移乗に適合する福祉用具を交えてご講義頂きました。
まずは座学で対象者の特性に合わせた移乗の選定方法をご講義頂きました。リフターやスタンディングリフト、移乗介助用具など多くの福祉用具に関しても説明して頂きました。
実技では、実際に座学で登場した福祉用具を用いて、様々な移乗方法を体験してもらいました。実際に体験する事で対象の方がどのような感覚で乗車しているかを知る良い機会となりました。
リフターの使用に関してもいくつかポイントがあるようです。吊り具が正しく装着されないと、写真のように滑落してしまう危険性もあります。ですが膝上など身体の軸を考えて支える事で、吊り具の上でも身体が安定される事も実際に説明して頂きました!
トランスファーボード、ターンテーブル
床上走行 介護リフト「スマイル」、ポータブルトイレ
今回も多くの方のご参加ありがとうございました。
今年度も残すところ後1回となりました。
12月1日(土) 嚥下とコミュニケーション編
こちらは、嚥下に関わる環境調整と、コミュニケーション機器の選定などの内容になります。この研修会は既に定員となりました。