Category: アイテム

大山新酒・酒蔵まつり

いってきました,やってきました,鶴岡!

Steveです.

ジョニーさんに続き,報告しちゃいます!

 

怒涛の3日間でしたよ.

行きは羽田空港内の寿司屋でまず数合.飛行機内で1杯,夜中に着いた鶴岡のホテル近くの大型スーパーで日本酒とつまみを買い,ボクの部屋で0時過ぎまで.

 

翌日午前はホテルから歩いて,即身仏を祀っている寺に詣で.昼はジョニーさん妻のご実家で蕎麦と名物・麦きりをいただき,午後は本番,大山新酒・酒蔵まつり会場(4つの酒蔵めぐり)へ.麦きりってはじめて食べましたが,冷やしうどん(でしょう,きっと)を和辛子で食べるとはビックリです.

さて肝心の酒蔵めぐりですけれど,ジョニーさんも書いていましたが,ひとつの蔵に入るにも雪の降る中を相当待ちます.お猪口で振る舞い酒(燗)を飲みながら「来年は燗酒やおでんを保温ジャーでもって歩くといいね」などと優れたアイデアを出しあいながらなので,辛くはなく,むしろ日本中がいつもこんなだと争い事がなくていいかな,というくらい陽気な時間です.もっとも日本中こんなだと,生産性はゼロでしょうけれど.

結局,すべての会場をめぐり購入した自宅用の酒は,日本酒一升瓶1本,四合瓶2本,梅酒1本,甘酒1ボトルでした(帰宅翌日には四合瓶2本,飲んでなくなっちゃいました).酔っ払ってフラフラなおネエさんとか,電柱に寄りかかっちゃっているオジサンとか,街には酔っぱらいがいっぱい!実に楽しいイベントです.

それにしても買ってきた「和田来(わたらい)亀の尾 純米大吟醸」うまかった!よくみれば精米歩合50%で大吟醸とは,商品名がめちゃギリかなとは思いますが,ボクのオススメランク暫定1位確定です!

IMG_0338

その夜は地元の洒落た料亭へ.最後にはジョニーさんおすすめの,岩のりおにぎりを頂きました.乾燥岩海苔で巻いたおにぎりは,食感が面白く,味わい深いようで,なかなかです.

 

3日目はまず,庄内観光物産館へ.地元の方も買いに来るというおさかな市場で品定め.少々高い寒ダラはあえて買わず,生真ダラの子(一般的なタラコはスケソウダラの卵巣を塩漬けしたもの.真ダラではないし,生でもない)と生大タコ足2本をおみやげに購入.別棟の「かに問屋」でズワイを茹でてもらい,広場で立ちながら食べました.いや〜茹でたてのズワイは甘いね〜!

ちなみにタラコは一般的なものよりかなり大きく,滑らか.醤油漬けにしてパスタに絡めて食べました.

生タコですが,家にあるのは切れない包丁だったもので皮はぎに四苦八苦,大きな吸盤はよく塩と水で洗って30秒ほど湯がき刺し身に.小さな吸盤はにんにく醤油で炒め.足本体はそぎ切りしにてタコしゃぶに.タコづくしの夕食は,家族には「観光地に来たみたい」と,大好評でした.

 

物産館を後にしまして公衆浴場でひと風呂浴び,庄内空港へ.

ところが関東地方の大雪で,飛行機の到着が遅れに遅れてまして,じゃあ,っていう感じで空港内にある「平田牧場」のレストランで,これまたすごく美味しい豚料理を肴にまた一杯.さすがに帰りの機内では飲みませんでした.

 

こんな濃厚な三日間でしたよ〜!

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/gourmet/91

午年の酒初め

鏡開きもとうに過ぎましたが,あけましておめでとうございます.

Steveです.

 

みなさんはどのように年末年始を過ごされましたか?

さて今回の年末年始は,とにかく長かった.

この長い年末年始を,どう飲み過ごすか,それが大きな課題でした.

 

酒,どのくらい用意すれば間に合うだろうか・・・.

12月に入った頃からそんなところで悩みまして.

結局,一升瓶を4本,用意することにしました.

さてこの4本,どのようなセレクトにしようか・・・.

本当に悩みがつきません.2週間は悩みましたよ.

最終的に選んだ4本は・・・

 

・黄金澤 山廃純米(宮城)

・雪の茅舎 純米吟醸 限定生酒(秋田)

・山車 純米吟醸(岐阜)

・龍勢 山廃純米 雄町(広島)

 

※ほかにたまたま見かけた酔鯨と,大七生もとシルキー・スパークリング

P1000268

 

これがボクの今年初めのラインナップです.

ちなみにこのなかでのボクのイチオシは,龍勢 雄町です.

熟成によって,まるでチーズのような香りがします.

色も少々琥珀がかっています.

どうですか?このセレクトは.

性格診断とか,できるかもしれませんね.

しかしもう,どれもすっかりなくなってしまいました・・・.

勿論午年ですから,肴は馬刺しがいいですね!

 

そういえばうちの近くに,いい酒屋があることに気が付きまして,

龍勢や雪の茅舎など,渋いものを置いているんですよね.

余談ですが,みなさん,酒はいい酒屋で買いましょうね.

いい酒屋さんというのは,酒の陳列,保存に気をつかっているもの.

また,何を売っているのか,よく観ることです.

センスのよい,扱いの丁寧な酒屋さんにはぜひ栄えて欲しいです.

そういうお店を見つけたら,そこでお酒を買いましょう!

 

さて次の回には,ようやくシウマイ弁当の続きをお送りしたいと思います.

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/gourmet/79

さくらんぼのクラフティ

Steveです.

 

本来ならここで前回の続き,シウマイ弁当について語るはずなのですが・・・

なのせ,世間はクリスマスイヴ.

さて,どうしようかと思いまして,今日はやはりケーキの話でもしようかと思い立ちました.

 

そうはいっても,実はボクは,お菓子類にはあまり詳しくないのです.甘いモノが嫌いというわけではないのですが,どうもあまり得意でない.美味しさがわからないというか,なんというか.

 

それでも多少は,美味しいと思えるものもあり,今日はそんな中で,葉山に本店があります「サンルイ島」さんの「さくらんぼのクラフティ」をご紹介します.

美味しさの分からないボクの,ズバリおすすめケーキです!

 

クラフティというのは,門外漢のボクにはよくわかりませんが,フランスはリムーザンという地方の伝統的菓子だそうですね.基本,さくらんぼを入れるそうですから,そういった意味では「さくらんぼの・・・」というのは蛇足のようです.まあよくある「森の木のこの・・・」とか,そういう「アゲ言葉」の一種なのでしょうね.

詳しい方にはいまさらの話でしょうが,タルト生地に焼プリンのような味わいのものが盛ってあり,その中にさくらんぼが散りばめられています.

得意な方は,自宅でも比較的簡単に作れるようですので,ぜひ挑戦を!

でも,機会があったら,サンルイ島のものも召し上がってみてください.特に,ケーキ大好き,一家言あり!という方の感想を,ぜひお聞きしたいです.

 

ところでサンルイ島という洋菓子屋さんですが,葉山一色(いっしき)にある本店にはカフェもありまして,なかなか閑静な場所ですので,例えば天気のよい週末のブランチに,クロワッサンサンドなどを食べに行く・・・なんて,とても贅沢な気分が味わえますよ!(そういうオシャレな過ごし方は,ボク自身一度くらいしかしたことないですが) ケーキ以外も,とても美味しいです.

 

ではみなさん,よいクリスマスを!

IMG_0306

※写真はもう10年以上前,妹がNZに留学中,とある教会で購入した,信者の方がつくったらしい聖誕を象った陶器です.我が家では毎年,この時期に飾っています.賢者の一人が写真から抜けてしまっていますが,なにか写真を,と思い,慌てて撮ったので申し訳ないです.

 

P.S. 次回も,お正月ネタになる可能性,大きいですね.シウマイ弁当は,しばらくお預けかも・・・.

 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/gourmet/74

崎陽軒「シウマイ弁当」其壱

Steveです.

崎陽軒のシウマイ弁当,こんな定番中の定番を出してしまってスミマセン!!(前もって言っておきますが,今回は長いですよ!)

言わずと知れた,横浜が全国に誇るお弁当です.

・・・と書いて思ったのですが,いくら横浜とはいえ,たかが(といってはなんですが)シウマイを冠したお弁当がなぜ全国的に有名なのだと思います? 横浜equal中華料理,これはわかりますが,なかでもシウマイですよ!地味に過ぎませんか?

ところで,突然のわたくし事で申し訳ありませんが,最近,とある理由から,二十ン年に及ぶ職業人生ではじめてお弁当持ちになりました.毎朝早く起きて作ってくれる妻の弁当に大変満足して過ごしております(と,さりげなくageておきます).そんなある日,おいしいお弁当の3つの条件を見出しました.ごくアタリマエのことと流さずお聞き下さい.

おいしいお弁当の3条件

・ご飯がおいしいこと! 弁当の主役はご飯です.ご飯がおいしくなければ,おいしいお弁当はあり得ません.古米でないこと,おいしく炊けていることの他に,米粒を潰さず,かつ隙間なく(隙間があるとご飯が寄ります)装えていること,余計な水分が抜けていることも重要です.米粒は,口に運ばれるまでは空気を含んだひとまとまりでありながら,口内でのひと噛みによって簡単にバラける,それが美味しいご飯の装い方です.

・すべてのオカズそれぞれが,ご飯と相性良いこと! 意外にこれが守られていないことがあるんですよね.いくら単品でおいしいオカズでも,そのオカズでご飯がすすんでくれるようなモノが選ばれていないとなりません.なおかつ,オカズの中に含まれる水分が,時間経過とともに外へ流れ出さないようなものが適しています.お弁当のオカズは時間がたち,冷えた時が勝負です.作りたてで美味しいものでもお弁当のオカズとしては落第,なんてことはよくありますね.

・オカズどうしのバランスが良いこと! バランス,というと結構見た目が気になりますよね.赤と緑と黄と,なんて.確かに見た目は重要です.しかし忘れがちなのは,味や食感なんですよ.甘いもの,塩っぱいもの,辛いもの,そして固いもの,やわらかいもの,弾力のあるもの,などなど,まず味を優先して選択し,その上で彩りに配慮できれば完璧です.

あと,蛇足ながら,箸を使えないわけでもないのに,お弁当をスプーンやフォークで食べる人がいますが,ボクからすれば論外です.せっかくのご飯やオカズが,ステンレスの上に載って口に運ばれるなんて,なんてことでしょうか! 想像して比べてみて下さい.米粒や煮物,焼鮭,漬物などが,木箸で運ばれるさまと,スプーンやフォークで運ばれるさまを! せっかくのおいしいお弁当が,それだけで台無しになるのがわかりますでしょうか? 高価な箸ではなくてもいいんです.ボク的には割り箸でもOKです.せっかくのお弁当,箸(できれば木や塗の箸)で食べませんか?

さて,こんな面倒臭いことを考えながら,日々お弁当を堪能しているわけですが,元々好きだった「シウマイ弁当」が,上記条件に見事合致していることに,ある日気がついてしまったのです.「シウマイ弁当」という名を持ちながら,小さな幕の内弁当といっても過言ではないほどの見事な出来栄えなのです.

(続く)

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/gourmet/55