先の2つの問題は環境面・ハード面についてでしたが,この問題は言うならばソフト面についてです.
2004年6月から私が責任者として管理をはじめたのですが,その当時の素人が行うサイト構成・管理方法の主流は,ホームページビルダーなどのホームページ作成ソフトを使って,ワードで文章を書く感覚でページを作成し,それぞれリンクを貼っていく,という方法でした.
そして時代の変化と共に,サイト構築・管理はコンテンツマネージメントシステム(CMS)を使用する方法が主流となったのです.
皆さんはアメブロなどのブログサービスを使ったことがありますか?
記事を書いて投稿するだけで,そこそこ見栄えの良いページができあがりますね.
CMSは,ブログに限らずサイト全体を同じような方法で管理できるよう機能が拡大し,それを行うためのプログラムを自前のサーバーやレンタルサーバにインストールして使用するというものです.
一方,以前のホームページビルダーなどのソフトを使ってのサイト構築・構築は,アメブロなどのブログとは異なり,本文の文字の色・大きさ・行間,サイトの背景,サイトの幅,タイトルの画像や文字の色・配置・大きさ,ナビゲーションメニューの組み方,などなどなどなど…ぜーんぶ手作りです.
例えるならば,旧システムは「大工さんが材木等の加工を行い一軒家を建てて,内装までやっちゃう」,CMSは「台所やトイレ,玄関,ベランダなどのユニットの組み合わせで家を建て,内装は少し手を加える」,といった感じでしょうか.
じゃあ,県士会サイトも始めからCMSでやれば良かったのでは?
と言われてしまうかもしれませんが,CMSが主流になったのは2005年頃からであり,さらに素人でも手が出せるようになったのは,つい最近のことです.
私も数年前から,CMSが主流となっており,この方法だと基礎を組み上げてしまえば,あとの記事やページの追加などは簡単にできるようになるということには,気がついていました.
実際,私も2010年1月からCMSを使って個人のブログを管理・運営しています.
しかし,県士会サイトは,すでに推定500を超える記事・ページで構成されていました.
このCMSに切り替えるにも,今あるページをすべて移行しなければならないので,途方もない作業が必要となります.
しかも,当時借りていたレンタルサーバーの容量(100MB)では,CMS本体すら導入(CMSプログラムのインストール)することもままなりませんでしたし.
しかし,先の2つの記事を読まれた方はもうお気づきでしょう,そう,レンタルサーバーを最新のものへ引っ越すことで,CMSを導入するきっかけが訪れたのです.
「CMS導入記」へつづく
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