このところ,障害者雇用をしている企業の担当者さんとご一緒する機会が多くなりました.
やはり知的障害や身体障害が多く,高次脳機能障害は数的に少ないのですが,どこの会社も,職場環境や業務内容への配慮,手順書などを取り入れてくれている印象があります.
ところが,セルフモニタリングが苦手な高次脳機能障害者には,この配慮がわからないのです.
わからないことは仕方がないのですが,セルフモニタリングができないと,なんでも他者のせいにする…社会人としては未熟と言われてしまいます.
どこの担当者の方も困っていることは「すみません」「ありがとう」が言えないことです.
仕事ができないこと以前に,社会人としてのマナーが重要視されていることを意識して支援する必要がありそうですね.