こんにちは。福祉用具対策班です。
「認知症の利用者さんが何度言っても車椅子のハンドリムを使わず車輪を握ってしまい手が汚れてしまうので何とかしてほしい」と言われたら、皆さんはどうしますか?
ハンドリムを使ってもらうように練習する?
床をきれいに掃除する?
車椅子を別の機種に変更する?
その人の個性や環境によって様々な対応があると思います。
ちなみに私が相談された時はこうしました。
ハンドリムにダイソーで売っている「ぶつかり防止クッション」を取り付けました。
「ぶつかり防止クッション3・5cm×40cm
https://jp.daisonet.com/products/4549131243376」
ハンドリムを使わない理由はご本人に聞いてもはっきりとわかりませんでしたが、手が小さい方だったのでハンドリムが細く滑り止めの凹凸がかえって掴みにくさを生じさせているのではと思い装着してみました。
果たして仮説が正しかったのかはご本人に確認してもやっぱりはっきりと分かりませんが、ハンドリムを使ってくれるようになりました。
安価で取り替えも簡単なので、フロア職員の負担も少なく済みました。
じつは、福祉用具相談支援システムの「生活行為工夫情報」には、こんなちょっとした工夫や環境調整の事例がたくさん集まっています。またご自身の事例を登録することもできます。今回紹介した事例も登録していますので、よければご覧になってみてくださいね。
福祉用具相談支援システム
最後まで読んで頂き ありがとうございました!