地域リハビリテーション部(以下、地域リハ部)では、より地域に基づいた活動を目指していきたいと考えており、その一つとして神奈川県内の障害者団体との交流・連携を推進するための事業を展開していきます。今年度は様々な障害者団体の活動を把握するため、それぞれの会合に参加し、その状況を県士会員にお伝えしています。
今回は「日本てんかん協会神奈川県支部」と「脳卒中者友の会 泉睦会」の会合に参加しました。
(文責:地域リハ部 笹森、河村)
【脳卒中者友の会 泉睦会(せんぼくかい)】
日時:平成21年9月26日(土)13:00~15:30
場所:横浜市踊場地域ケアプラザ
脳卒中友の会「泉睦会」のリハビリ体操教室(コスモスの会)と音楽教室(ハーモニカクラブ)を見学し、会長・石川敏一氏と副会長・米沢弘行氏にお話しを伺ってきました。
横浜市泉区中心に活動している泉睦会は、老人保健法の機能訓練事業B型のOB会からはじまり20年以上、月例会やリハビリ教室(当事者で担当・運営し、外部講師だけでなく当事者自ら講師するもの、地域住民も参加できるものなど多様なニーズに合わせて12の教室設けている)など、閉じこもり予防の目的も含め、交流を図っています。ハーモニカクラブではクラブ内で合わせるだけではなく、発表の場を設け月例会や歌声喫茶でも演奏されているそうです。石川氏は「片マヒでもできる楽器・ハーモニカで県内合同演奏会をしたい。そのためなら指導にいく!」と熱く語っていました。
話を伺ったお二人とも横浜市片マヒ協会や全国脳卒中者友の会連合会に携わり、当事者の立場から提言するなど積極的に活動されています。また当士会とも良好な関係を築いていきたいと仰っていました。
神奈川県内の友の会は横浜・川崎市内に6つ程で、自分の近くの地域に無い場合でも個人会員を募集しています。会に参加し、そのノウハウを伝え、近隣の仲間で支部を作っていきたいと切望されていました。
(泉睦会HP http://www.geocities.jp/senbokukai/)
(NPO法人全国脳卒中者友の会連合会HP http://www.jsa-web.org/selfhelp/shg00.html)
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