みなさん、こんにちは!
訪問リハビリを担当している脳卒中右片麻痺のケースです。階段昇降に関して、降りる時には手すりを左手で把持してバックで降りています。特に階段下りの1段目で、「階段の段差がどこから始まるのか見えないので、妻が「あと○cmで段差だよ」と声で誘導している」との訴えがあり、それに対して、提案した生活行為工夫情報を紹介します。
予算もかけられないため、次のような道具・材料を用意しました。
そして、第1段目の段差の境い目部分を目立たせるため、青色のビニールテープを貼りました。これだけではすぐに剥がれてしまうため、上から透明の養生テープを貼り補強しました。
これで、バックで降りる時に1段目が分かりやすくなりました。
同時に階段を照らしているライトも白熱電球から、LED電球(白色系)に変えてもらうことで、テープ部分が目立つようになりました。
この工夫のおかげで、妻が声で誘導しなくても一人でバックで降りられるようになったとのことです。
ちょっとした工夫で、生活がより安全になるものです。
皆様も、ぜひ役立ててください。
生活行為工夫情報では、ちょっとした生活の工夫や環境調整の事例がたくさん集まっています。もちろんご自身の事例を登録することもできます。ぜひ、ご覧になってください!
福祉用具相談支援システム(登録)