視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye

視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye

株式会社クレアクト
視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye  株式会社クレアクト
カテゴリー:重度障害意思伝達装置
製品について

視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15EyeマイトビーC15Eyeは,発話が困難であり,手足も不自由であるなどの重度な障害によってパソコンやコミュニケーションデバイスを使う事ができなかった人々の為に,スウェーデンで開発された視線で操作できる意思伝達装置です.モニターを見つめるだけで,文字を書き,読み上げる事が可能です.

特徴

視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye視線入力での操作は,眼鏡やコンタクトレンズ,大きな頭の動きがあっても可能です.

意思伝達装置の操作は視線入力だけでなく,スイッチや音声入力との組み合わせも可能です.またスクリーンがタッチパネルになっているため援助側の操作も簡単です.

視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye会話や文章入力はもちろん,ご家族の携帯電話にメールを送ったり,インターネットを楽しんだり,音楽を聴いたり,写真を見たりする事が簡単にできます.

視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye画面のボタンは大きさを変えたり,シンボルを使ったり,写真を取り込んでボタンにしたりと,その人に合わせて画面をカスタマイズすることができます.また様々な種類の入力画面が用意されています

視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15EyeOSはwindows7を使用しています.WordやExcelなどのソフトも操作可能です.

視線によるコミュニケーションスキルを学習する必要がある対象者の場合は.別売りのソフトウェア「センサリーアイFX」をインストールすればスキルを身につける事ができます.http://tobiiatj.com/jpn/Sensary.pdf

使用方法

視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye

  1. 電源を入れてモニターを顔の前60cmの距離に設置.
  2. キャリブレーションにて画面上のドットを追視することで数秒で視線入力が設定できる.
  3. 後は画面上のアイコンや五十音表の文字を見つめると赤く丸いカーソルが現れるので,赤い丸が一周するまで見続けるとクリックできる.

視線入力の意思伝達装置 マイトビーC15Eye:使用方法の動画

補装具給付制度

身体障害者手帳所持の場合,特例補装具費にて支給対象となる場合があります.支給額については申請者毎に判定が必要であり各市町村の判断になります.

評価
評価者:moto
moto
得点:4.0 操作機能性:★★★★
デザイン性:★★★★★
安全性:★★★★
価格:★★★☆☆
画面に表示されるアイコンは、お子さんでも分かるようになっています。実際に使ってみて特に良いと思う点は、体の痛い部分や痒い部分などが訴えられるようなアイコンがあることです。この商品を使う方の身体機能を想像すると、おそらく何らか体の不調があり、言葉や表情で訴える事が難しいご病気の方々だと思います。そのような状態を考えると、このようなアイコンがあることは、ご家族など関わる方がご本人の訴えが理解しやすくなり、適切なケアへと繋がっていくと考えられます。しかし、機器に対する助成が出ても高価なものであり、操作を覚えることや設置場所などご本人の身体機能に合わせて環境の調整が適時必要になる点を考えなければなりません。言葉や表情などで意思表示が難しい方に、意思表示を読み取るツールとして、支援の選択肢の1つになればいいのではと思います。
評価者:マチ子
マチ子
得点:3.0 操作機能性:★★★☆☆
デザイン性:★★★★
安全性:★★★★
価格:☆☆☆☆
製品特性:ユーザーの視線の動きを察知してパソコン操作を行う
対象者:操作理解ができる人 スイッチタイプのものが適さない人
上記を考えるとユーザー数は決して多くはないと思うが、マイトビーでないと使用できない、という方がいるのも事実。そのような方にとってはコミュニケーションなど重要な活動手段になると思います。ただ国内では公的補助の不備でユーザーの金銭的負担が大きいため入手しにくい製品だと感じています。
ちなみにアテトーゼタイプの脳性マヒの方(上下肢はおろか頸部も含め随意運動が困難)にほぼ“ダメもと”で試用しましたがもちろん視線が定まらず散々な結果でした。脳出血後遺症での失調タイプの方(頭頸部の失調が強い)は努力性でしたが少し文章入力できました。
評価者:GO
GO
得点:3.75 操作機能性:★★★★★
デザイン性:★★★★
安全性:★★★★
価格:★★☆☆☆
視線で意思伝達装置を操作できるという技術は画期的.本体のカメラで眼球の動きを捉えているのだが,そのアイトラッキングの正確さと設定のしやすさは感動もの.またタッチパネル操作や外部スイッチ入力もできるため,操作方法は様々な組み合わせで設定できる点も良い.ソフトについてもページがカスタマイズできるため,利用者の障害特性に合わせた設定が可能.操作方法やページ設定などでは是非OTが介入していきたいところ.欠点を強いて言うならば,長時間使用していると眼疲労が出てくる点と,まだ価格が高く,公費負担も特例補装具費扱いで申請が厄介な点か.
概要
対象者 ALS、SMA等の運動ニューロン疾患(MND)の方.脳性まひの方,脳卒中などの脳血管障がいの方.脊髄小脳変性症・多系統委縮症、脊髄損傷の方.
価格 本体 139万円(非課税) フロアスタンド(税抜150.000円) アーム(税抜50.000円)
メーカー 株式会社 クレアクト
ホームページ http://www.tobiiatj.com/jpn/c15_top.html
担当者からの
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