今年も「明日から使える環境調整スキル」研修が始まりました!

第1回「明日から使える環境調整スキル」研修会が開催されました!

 

第1回目は『住環境編』として

① 疾患別の住環境整備のポイントと、住環境整備の流れと連携

② トイレと浴室の環境調整のポイント

③ 住宅改修に関わる知識と、グループでの事例検討

という内容で研修が行われました。

 

このテーマの研修会は、毎年定員に達する研修会で、県外からも多くの方に参加していただきました!

 

 

疾患別の環境整備のポイントと連携では、横浜総合リハビリテーションセンターの田治先生にご講義していただきました。

臨床でも多く関わる変形性膝関節症・股関節症や脳卒中片麻痺、パーキンソン病や多系統萎縮症などの難病などの疾患特性を分かりやすくご講義いただき、ポイントとなる住環境整備の概要をお話していただきました。日頃から他職種の方との連携をされている田治先生のお話は、とても分かりやすい言葉で現場をイメージしやすい内容でした。

後半は、環境整備の流れと連携についてお話していただきました。現場で関わる他職種としてケアマネさんが多いことから、どんな生活をしていただくかを明確にし、具体的にどの程度生活動作が出来るようになるか、私たちセラピストから発信することの大切さをお話していただきました。

 

 

次の講義は、トイレと浴室の環境調整のポイントとして、同じく横浜総合リハビリテーションセンターの粂田先生にご講義していただきました。

生活場面での福祉用具の選定と導入の流れとして、どのような生活情報を集めるのか?その情報からゴール・プラン設定はどこを目指すか?シュミレーションを行い、試用試験を経て導入し、再評価をするという事をお話していただきました。住環境整備を進めていく基本的な流れを詳しくお話して頂きました。

 

 

排泄と入浴の特性と用具の選定のポイントをご講義頂いた後は、リフトや移乗に関わる福祉用具の体験を参加者の皆様にしていただきました。

トイレ用と入浴用の吊り具の違いや特性、現場ではどのように選定していくか?など、実際の用具を使いながらお話していただきました。参加者からも多くの質問が出ていました。

 

 

最後の講義は、株式会社ハーツエイコーの一級建築士浅井先生から住宅改修に関わる建築の知識や、介護保険での福祉用具導入や、横浜や川崎の制度などをご講義していただきました。

様々な工法の実際の写真や、建築用語など、現場ではなかなか関わることが出来ない知識が多く、住宅改修に関わる業者との連携のポイントなどを分かりやすくお話していただきました。

 

 

後半は、横浜総合リハビリテーションセンターの田治先生より、実際の事例を紹介していただき、グループに分かれて、住宅改修案の提案を検討していただきました。様々な視点からの介入する方法を各グループで検討していただき、ディスカッションの多い時間になりました。

 

今回も、多くの方に参加していたただきありがとうございました!

 

【今後の開催予定】

7月28日 『シーティング編』       (ご好評により定員に達しました)

9月 1日 『移動編』           (7月ごろから募集致します)

[車椅子駆動の調整や屋外アプローチに関わる福祉用具]

11月4日 『起居・移乗編』        (9月ごろから募集致します)

[マットレスの選定や移乗に関わる福祉用具の選定]

12月1日 『嚥下とコミュニケーション編』 (10月ごろから募集致します)

[嚥下食など食品の調整とさまざまなコミュニケーション機器の選定と調整]

 

人気のあるテーマはすぐに定員に達してしまいますので、ご興味のある方はお早めにご応募ください。皆様のご参加をお待ちしております。よろしくお願い致します!

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