作品
製作者
小林奈都子OTS(横浜YMCA学院専門学校作業療法学科)
使用目的
屈む動作が難しい方が、立ったまま折れた靴の踵(履く際に折れ曲がる踵など)を直さずに、靴を履くことが出来る。
材料・道具
ビニール製などの滑りのよい布、滑り止めマット、布団叩きの柄(ワイヤーハンガーでもよい)、薄いダンボール。
※全て100円均一で購入可能
製作方法
- 身長に合わせて靴べらの長さを決める。
- 1、から柄の長さを差し引いた長さ、薄いダンボールで靴べら型に型紙をとる。
- 型紙で4枚型をとり、縫い代を残し裁断する。(強度を出すため、布を4枚重ねる。)滑り止めマットも5cmほどの正方形に裁断しておく。(布1枚に滑り止めを縫い付けておく。)
- 滑り止めのついた側が表になるように(裏返した時)4枚の布を重ね、袋状に縫い合わせる。縫い合わせたら、裏返し型紙を芯として中に入れる。
- 柄に靴べらを縫いつけ、固定する。
使用場面
1.滑り止めの付いている側を下にし、靴べらの先を靴の中、半分ほどまで入れる。
2.踵で靴べらを軽く踏み、滑り止めと靴の踵を密着させる。
3.靴べらを上に引きぬく。
コメント
屈む動作が難しく、靴を履く際に折れ曲がってしまう靴の踵を直すことが、難しい。そんな祖母の、『靴の踵を、直さず履ける靴べらがほしい。』という要望に応える為、様々な素材を用い試行錯誤を重ね、出来上がった一品です。
材料は、家にあるものや100円均一で揃えられるものなんので低価格。且つ、簡単に作れます。また、スルッと履ける履き心地を一度味わうと病みつきになります!!