皆様!こんにちは!
12/3にウィリング横浜にて第5回明日から使える環境調整スキル研修が行われました。
今回のテーマは「重度障害者の環境調整について」です。
★1コマ目:車椅子の調節について~リハ工学の視点から~★
株式会社ライフステップサービスのリハビリテーション工学士 宮本先生にご講義頂きました!
車椅子の調節は日頃行う機会も多いと思います。しかし今回はリハ工学の視点で車椅子の仕組みや座位姿勢の力学的視点、調節方法を基礎から教えて頂きました。新鮮な視点で、受講者の皆様もフムフムと聞き入っておりました。
★2コマ目:嚥下について★
嚥下については本研修初の試みで、県西福祉会足柄療護園ST猪川先生にご講義をして頂きました。
嚥下の解剖学的な知識から、トロミの付き方の違いでお茶を飲み、食感や喉の通りを体験しました。
また、不良姿勢や介助者の姿勢や介助する位置の違いがどの程度嚥下に影響するかを実技を通し分かり易く教えて頂きました。
受講者の皆様からは…「ゴホッ!飲みにくい!」など苦しそうな声が聞こえました。
ちょこっと面白い実験も教えて頂きました・・・
皆さんお菓子のオレオを2枚にはがし、クリームの面を上にして舌に乗せてみて下さい。
食べようとするとクリームの面を下にひっくり返しませんでしたか?!
しかも無意識に!
食べる時って、無意識に舌がこんなに動いてるんですね~五感を使っている事もわかります~。
★3コマ目:ICTにおけるテクニカルエイド支援技術について★
神奈川県リハビリテーション病院 認定作業療法士 中川先生にご講義頂きました。
なんらかの障害により伝えたい事を上手に表せない方…いらっしゃいますよね。
私たちもどのようにコミュニケーションをとったら良いのか悩むこともあるかと思います。
中川先生は、事例を通し、クライアントを理解する方法を沢山教えて頂きました。
実際に何に困っているか…困っている事の原因は何か…
先ずは体感する!!!
今回は不安定な座位を体験し、介助者はどのようにしたら安定するか探り合う練習をしました。
バランスボールの上に乗ると…グラグラ、フニャフニャ!
実際に体験するって重要ですね~。
そして、コミュニケーション機器についても、企業組合SRD 寺田さんにご協力頂き、ご紹介と体験コーナーを設けて頂きました。
普段触れる事の出来ない機器に皆さん興味深々でした。
今回も明日から使いたくなる講義をして頂き、ご協力頂いた講師の皆様、ありがとうございました。
今年もあと残りわずか…一年が早い!
今年度も5回にわたる研修を皆様のご参加により無事終える事が出来ました。ありがとうございます。
来年度も、直ぐ現場に持ち帰り活かしたくなる情報を取り揃え、研修回を企画しておりますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
それでは、良いお年を・・・★!