Category: 自助good!
こんにちは!
さがみリハ自助具係です☆
今回はアクリル板(写真のものは塩ビ板ですが…)で作った歯ブラシ立てです!
片麻痺の患者様が歯磨き粉を片手で付けれない、という相談から始まりました。
おそらくこの自助具が、一番試作品を作ったものです。
↑完成型としたのがこちら
空洞の中に歯ブラシを差し込み、上から歯磨き粉を出しながら押し当てると、コップの縁に歯ブラシが引っ掛かり支点になる
という代物です。
さあ、ここに至るまで…
←第1試作 ただ乗せる型
※不安定。歯磨き粉を付けようとすると傾いて落ちそうになるので、力加減が難しい。
←第2試作 押し付けた時に傾くのを押える部分付加型
※思っていたより遊びが大きく、固定されない。形の再現が難しい。
←第2試作+α 歯ブラシ自体がコップに当るように調整型
※ここで歯ブラシ自体を支点にする発想。しかし形が複雑で再現できない。
←第3試作 ならばいっそのこと挿すだけでいいのではないか型
※歯ブラシが滑るので、抜けて行ってしまう。
そして、完成型へ…
考えるのは楽しいですね!
数年前の物ですが、まだ形を変えず、たまーに出荷されます。
しかしすご技・アイデア集内で簡易的なクリップ版が更新されていますので、そちらの方が手軽そうです…!
↓詳しい作り方はこちらへ!
https://kana-ot.jp/wpm/blog/post/292
また、別件ですが、
先日当院のボタンエイドを県士会サイトで見て下さり、作っている方を見つけました。
ブログ等あまり反響が見えない中ではありますが、励みになっております!
もしご不明な点等あればお気軽にご連絡下さい!!
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/srh/post/%e3%81%95%e3%81%8c%e3%81%bf%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%80%80%e8%87%aa%e5%8a%a9%e5%85%b7%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e2%99%aa%e3%80%80%ef%bd%9e%e6%ad%af%e3%83%96%e3%83%a9%e3%82%b7%e7%ab%8b%e3%81%a6%ef%bd%9e/
こんにちは!
さがみリハ 自助具係です☆
第4弾はこちら!!
『釘付まな板』です!
市販されているものを買うのもいいんですが、よく使う食材に合わせて釘の位置を調整したりできます。
今回は『必見!OTのすご技・アイデア集』には掲載されていませんので、簡単に材料と製作工程を説明します。
【材料】
まな板、バーベキュー用の金串、ゴム足(円形で薄いもの)、パテ 以上
【作り方】
1)ドリルで穴を開けます(食品を扱う物なので消毒をよくしておきます)
2)まな板裏面の穴の周囲に、串を埋め込むための溝と穴を作っておきます。
↑こんな感じです
3)金串は予め先端を金ヤスリで研いでおきます。
適度な長さ(表に出る部分+まな板の厚み+カーブの部分+折り返し部分=長さ)に折り、”つ”の字の形に折り曲げます。
4)まな板にセットし金づちなどで裏から打ち付けて固定します。その上からパテでさらに固定します。
5)まな板裏面の4隅にゴム足をつけて完成!
※写真は同一のまな板ではないので固定位置などが若干異なります。
釘付まな板は片手での皮むきや包丁使用時の固定に便利ですが、手を切りやすい・刺しやすいので十分な注意と練習が必要です。
道具は特殊ですが、退院後に自分で料理ができた時の喜びは多く寄せられています!!
女性にとっては大事な作業だと思っております!
最近は男性が料理をする場面も多いです!
ではまた次回をお楽しみに!
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/srh/post/%e3%81%95%e3%81%8c%e3%81%bf%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%80%80%e8%87%aa%e5%8a%a9%e5%85%b7%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e2%99%aa%e3%80%80%ef%bd%9e%e9%87%98%e4%bb%98%e3%81%be%e3%81%aa%e6%9d%bf%ef%bd%9e/
こんにちは!
さがみリハビリテーション病院 自助具係です☆
第3弾はこちら!
『薬包立て』です。
アクリル板を切り出し、ヒートガンで曲げただけのシンプル構造!
機能もシンプルで、薬の入った薄い袋をハサミで開封し易くするために立てておくというもの。
滑り止めもつければ、結構使えます。
片手で薬袋を開けたい方によく使って頂いています。
口で開ける方もいますが、勢いよく中身が飛んでいってしまうこともありますしね。
アクリルは見た目は綺麗なんですが、耐久性に難あり…。
最近はアクリル板よりも材料は増えますが簡単に作れる吸盤付き洗濯バサミのほうが良く出ます。
当院のオリジナルではなく紹介して頂いたものですが、作成が簡単です。
市販の洗濯バサミ(持ち手に穴が最初から開いているものやバネの部分の穴を利用)の穴と
これまた市販の吸盤単体の穴をネジなどで留めたものです。
※写真の物はビスを吸盤までねじ込んで留めてます。
使い方は吸盤をテーブルに押し付けて固定し、洗濯ばさみで袋を挟んで固定します。
大きくなければ他にも色々と固定できます。
構造が簡単な方が作りやすいですし、危険性も少なくなりますね。
『必見!OTのすご技・アイデア集』薬包立てのページはこちら↓
http://kana-ot.jp/wpm/blog/post/262
では次回もお楽しみに!!
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/srh/post/%e3%81%95%e3%81%8c%e3%81%bf%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%80%80%e8%87%aa%e5%8a%a9%e5%85%b7%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e2%99%aa%e3%80%80%ef%bd%9e%e8%96%ac%e5%8c%85%e7%ab%8b%e3%81%a6%ef%bd%9e/
こんにちは!
さがみリハビリテーション病院 自助具係です☆
第2弾は、こちらもさがみリハで作製体験会をよくしている『ソックスエイド』です!
左写真は当院で患者様に提供している完全版ですが、体験会では機能は同じですが耐久性の低い右写真の簡易版で提供しています。
完成版は布とフェルトを袋状にミシンで縫い合わせ、フィルムを完全にカバーしています。
簡易版は糊付きの布とフェルトを両面に貼っています。
もともと市販されているプラスチック?のものを当院でも使用していましたが、
お風呂上がりの直後や汗ばんでいる時に使いにくいという相談を受けて、
布で足の滑りやすさをだし、フェルトは靴下がすべらないように滑り止めの役目を果たします。
また、自作できることになったことで大きさや形を変えることもできるようになり、
旅行に持っていくために小さいものが欲しい、紐が握りにくいから掴みやすい取っ手が欲しい、
靴下を入れる時に丸まった状態で留めておきたいなどの要望にも応えられるようになりました。
※写真は残念ながら全ては残っておりません…
手作り、というのは安全性などの問題がありますが、
患者様に合わせて調整ができるメリットは大きいなと常々感じています。
『必見!OTのすご技・アイデア集』のページはこちら↓
http://kana-ot.jp/wpm/blog/post/407
では次回もお楽しみに!!
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/srh/post/%e3%81%95%e3%81%8c%e3%81%bf%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%80%80%e8%87%aa%e5%8a%a9%e5%85%b7%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e2%99%aa%e3%80%80%ef%bd%9e%e3%82%bd%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b9%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%89%ef%bd%9e/
こんにちは!
さがみリハビリテーション病院の自助具係です☆
当院から外部で自助具を紹介させて頂く際に当ブログも紹介させて頂いているのですが、
最近案外に自助具関連のブログが少ないことと、当院で作成している自助具に関してあまり触れたことが無かったので、
改めて数回にわたり紹介させて頂こうと思います!
※同サイト内の『必見!OTのすご技・アイデア集』には以前から掲載されていますのでそちらもご確認下さい♪
さぁ、初回は当院自助具係の代名詞と言っても過言ではない『ボタンエイド』です。
自助具作製体験で出店する際は、ピアノ線部分は事前に作成しておき、取っ手部分を思い思いの色を選んで頂き形を決めています。
手作りをしようとした当初はオーソドックスな形のものを目指しており、
釘を板に打ち付けて型で作れるようにしていました。
持ち手に関しても石膏粘土などいろいろなもので試していました。
↑試行錯誤の最中のボタンエイド
しかしある時、女性の患者様でブラウスの小さいボタンが留めたいと依頼があった時、
この形を小さくしつつ、加工性と形状維持のバランスを兼ね備えた太さのピアノ線で作成するには無理がありました…。
そして試行錯誤をして偶然見つけ出した形が一番最初の写真のものです。
差し込む部分は若干可動するので、ボタンの大きさが多少変わっても使えます。
先端部分の作成にはいくらかコツが必要ですが、おゆまる(最近はイロプラ)で作成する持ち手もふまえて
なかなか完成度の高いものになっているかなと自負しています!
作り方の詳細は、コチラ↓
http://kana-ot.jp/wpm/blog/post/273
ではまた、次の更新をおたのしみに!
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/srh/post/%e3%81%95%e3%81%8c%e3%81%bf%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%80%80%e8%87%aa%e5%8a%a9%e5%85%b7%e7%b4%b9%e4%bb%8b%e3%80%80%ef%bd%9e%e3%83%9c%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%82%a8%e3%82%a4%e3%83%89%ef%bd%9e/
こんにちは!
さがみリハビリテーション病院 自助具係です☆
2月19日(日)と3月25日(土)で川崎市にあるみた・まちもりカフェを会場に行なわれた
かわさきJプジェクト⁺さん主催のJカフェ
「生活を便利にする!一緒に作ろう自助具(じじょぐ)!」
に自助具作製体験ということで参加させて頂きました!
遠方ではありましたが、自助具を知って頂く機会に、そして作業療法士を知って頂く機会になればと思い、
当院からボタンエイドとソックスエイドの作製体験を提供させて頂きました。
地域住民の方や介護に携わる方に参加して頂き、短い時間でしたが
いろいろな意見や想いが聞け良い体験会になったのではないかなと思っています。
※写真を撮影していないので、文字ばかりです…
また、今回体験会を終えて振り返った際に
当ホームページ(神奈川県作業療法士会)の『必見!作業療法士のすご技・アイデア集』にソックスエイドを掲載していないことに気付き、
現在準備中です。
ボタンエイドや他の当院で作成した自助具は数点掲載されていますので、そちらもご覧頂ければと思います。
↑ボタンエイドのページです。
自助具はあくまで一代償手段ではあり、道具を使うことに抵抗があったり慣れが必要だったりという点もありますが、
「できない」から「できた!」に変える事ができる可能性のある道具でもあると思います。
「できた!」はまた他のチャレンジも生むことができる、大きな一歩だと考えています。
当院で作成している自助具は材料もほとんどホームセンターや100円ショップで手に入るもので、
比較的誰にでもすぐに作れる物ばかりです。
製作中・使用中の破損や怪我には十分注意して頂きたいですが、少しでも多くの方に自助具を知ってもらえればと思います。
作ってみたい、作ってみたけどうまくいかないなど相談コメントもお待ちしています!!
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/srh/post/%e7%ac%ac19%e3%83%bb20%e5%9b%9e%ef%bd%8a%e3%82%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%8f%82%e5%8a%a0/
こんにちは!
さがみリハ 自助具係です★
今回は自助具係と関わりのあるNPO法人たくみ21さんが出展される
第4回 南多摩福祉機器展のご紹介です。
※当院は出展等はしていません。
https://www.c-rehab.com/lec/fukushiyougu/h28_fukushiyougu/
URLはこちら↑
参加費は無料のようですので、
ご興味のある方はぜひのぞいてみて下さい!
当院も今後、出展を検討していきたいです(>_<)
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/srh/post/%e7%ac%ac4%e5%9b%9e%e3%80%80%e5%8d%97%e5%a4%9a%e6%91%a9%e7%a6%8f%e7%a5%89%e6%a9%9f%e5%99%a8%e5%b1%95/
こんにちは!
さがみリハ 自助具係です♪
先日当院ブログでも紹介させて頂きましたが、2016年9月18日~19日に
ボーノ相模大野隣のユニコムプラザでNPO法人たくみ21さん主催の
福祉機器展示・相談会が開催されました!
当院はソックスエイド作製体験会を実施★
※ほとんど展示会で出店されている方々ですが、許可を頂いていませんので顔を隠してあります。
ソックスエイドを知っている方も知らない方も参加して頂き、作成体験までして頂けました!
簡易的なソックスエイドですので耐久性には難がありますが、どんな道具か知っていただき
体験して頂けるものになったかなと思います☆
今回作製体験会に出したものはこの簡易版ソックスエイド。
レントゲンフィルムにのり付きの布とフェルトで作製しています。
作製が早いのと、形の自由度が高くすぐ試すことが出来るのが利点でしょうか。
正規品は布とフェルトを縫い合わせてカバーを作るものです。
新しい会場も明るい雰囲気で、今回はセミナーや出展者のミニプレゼンも行なわれたこともあり、
終始にぎやかだったと感じました!!
来年度・来年度以降は、来場者もさらに増えていくことを願っております(^O^)/
当院自助具係は来年に向け、プロモーションビデオ作製に取り組んでいきます!!
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpc/srh/post/%e7%a6%8f%e7%a5%89%e6%a9%9f%e5%99%a8%e5%b1%95%e7%a4%ba%e7%9b%b8%e8%ab%87%e4%bc%9a%e3%80%802016/