作品No.32 歯ブラシ立て

作品
作品No.32 歯ブラシ立て

製作者
さがみリハビリテーション病院 自助具係

目的
片手で歯ブラシに歯磨き粉をつける際になかなかつけられない、歯ブラシが固定できないという方が簡単に歯磨き粉をつけられるように考案。

対象
片手が不自由な方、手指の巧緻性・筋力が低下した方

道具
電動のこぎり,ヒートガン,やすり

材料
アクリル板(厚さ10mm)
※今回は最終的に塩ビ板(厚さ10mm)を使用しました

製作方法
1) アクリル板を電動のこぎりで切断する。だいたいの長さは図を参照。(コップの大きさに合わせても良い)
歯ブラシ立て・製作方法

2) 切断した部分と角をやすりで丸くする。

3) ヒートガンを使用し、まず足の部分を縦に折りたたむ。
歯ブラシ立て・製作方法

4) 更に歯ブラシの台座となる部分を約90°に曲げ、長い面が筒状になるように丸める。(角度は完成後歯ブラシを置いてみてから微調整して下さい。直径は2cmくらい)
歯ブラシ立て・製作方法

5) 筒の端を、必ず下側を押し上げて閉める。最後に片側の足の端を丸める。
歯ブラシ立て・製作方法

使用方法
作品No.32 歯ブラシ立て
足の部分をコップに差し込んでから、筒の部分に歯ブラシを差し込みます。
この状態で歯磨き粉をつけると、歯ブラシ立てとコップの縁が支えになり歯磨き粉が片手でもつけられます。

コメント
アクリル板を熱した時に成型していくので、軍手やタオル・缶などを使用して火傷しないように注意します。
筒を広めに作るとどんな歯ブラシにも使えるはずですが、筒の形状に左右され易いので成形は歯ブラシに合わせた調整が必要です。 

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