作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

作品
作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

製作者
浦島亮OTS(元・昭和大学保健医療学部作業療法学科)
垣内彩子OTS(元・昭和大学保健医療学部作業療法学科)
羽白ミクOTS(元・昭和大学保健医療学部作業療法学科)

目的
障害者の中には食事の心配などから一人で外出するのを億劫に感じている人たちがいます。そこで身近なコンビニなどで売っているおにぎりを手軽に利用することができれば、一人での外出時でも気軽に食事をとることができ、便利だと思いこの機器を開発しました。この機器におにぎりをセットすることで片手でも場所や時を選ばず、簡単・きれいにおにぎりの包装紙を開けることができます。また、三角おにぎりだけでなく丸い形のおにぎりにも対応できます。

対象
片麻痺の方

材料・道具
材料:ダンボール、洗濯バサミ、和紙、滑り止めパット、マジックテープ
道具:ハサミ、両面テープ、カッター

製作方法

  1. ダンボールで型をとります。
  2. ダンボールの間に針金を入れて、おにぎりを挟む部分の強度を高めす。
  3. 横にマジックテープをつけて、組み立てる。
  4. 和紙などで装飾する。(和紙を張ることによって、見た目だけでなく強度も増します。また、ビニールテープで加工すると、防水性も増します。)
  5. 滑り止め、クリップを付けて、完成です。
使用場面
1.まず、座位状態で「おむすびスルリン」をズボンなどに固定させます。
2.おむすびスルリンの横にあるマジックテープを弛めます。
作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

3.初めに開ける部分を下向きにしておにぎりを乗せます。
4.マジックテープを締めて、おにぎりを固定します。
作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

〈三角おにぎりの場合〉

5.「おむすびスルリン」の横から出ている左右の引っ張る部分を洗濯バサミではさみ固定します。
作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

6.初めに引っ張る部分を開け、取ります。
作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

7.次に、固定していない方のビニールを引っ張って、取ります。
作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

8.最後におにぎり本体を引っ張ることにより、おにぎりだけを取り、食べます。
作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

〈丸い形のおにぎりの場合〉

5.初めに引っ張る部分を開け、取ります。
6.次に、固定していない方のビニールを剥がします。
7.最後に、マッジックテープを弛めておにぎりを取り、食べる。
作品No.34 いつでも、どこでも、おむすびスルリン

コメント

コンビニで定番の三角おにぎりは、複雑な包装のため両手をうまく使えないと開けることが困難です。しかし、この機器を使用すれば、片麻痺などの障害を持った多くの人たちが片手でも簡単におにぎりを開けることができます。また、この機器は場所を選ばず、机がない場所でも自分の膝の上などで、いつでもどこでも使用することができます。

素材はダンボールがメインで、その他の材料も紙パック、針金、マジックテープ、洗濯バサミ、和紙などと身近にあるものを使用したので、低コストで簡単に作ることが可能です。また、デザインにもこだわり、とてもコンパクトなので持ち運びに便利です。 

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