長母指外転筋は1の部位で表層に近くなり,第1中手骨底に付着しています.橈側外転を行ったときに触知できます.
長母指外転筋と短母指伸筋のこの部位での並び方には個人差が多くあり,2本に隙間が空いているパターンや2本がぴったり並んでいるパターンなどがあります.
隙間が空いている場合には視覚的にも確認できます.一方,ぴったりと並んでいる場合には見た目は1本に見えますが,1の部分をなでると2本走行していることが確認できます.
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