澤口 勇 医療法人社団清心会 藤沢病院 地域支援課訪問サービス科
事務局長
「事務局」は行政や関連団体、市民等からの最初の問い合わせ窓口となりますが、直接「作業療法」について関心を持って頂ける声を聞けることが、やりがいを感じる瞬間でもあり、同時に責任も感じますね。常日頃から私は「作業療法は○○ができます」と行政にはご説明させて頂いておりますので・・・作業療法士の皆さん、皆さんは「できる」ことになっていますのでどうかよろしくお願い致します!!
初めは、リハ学時代に大変お世話になった恩師より福利部員に誘われたことがきっかけで県士会活動に携わるようになりました。その後、広報部員となり、県士会ニュースの記事を書くために様々な分野の先
生にお会いし、貴重なお話しを聞かせて頂いたり、イベント等を取材する中で人脈もできて・・・・やがて、県士会ニュースの「理事会報告」を自分が担当し、自分で記事を書いていたのですが・・・気づいたらそのまま事務局長になっておりました!その都度、ご推薦して頂いた先生方に感謝です!
普段、ただ職場で仕事をしているだけでは絶対に接点の持てない先生方とお知り合いになり、色々と親しくさせて頂く中で、仕事のことなど自分がわからなくて悩んでいることを直接お尋ねしたところ、なんの遠慮もなく、申し訳ないほど親切にご指導を直接受けたときです!!いや・・あの時は本当に、理事になって良かったと思いました!
リハ学卒業後は、しばらく働いて何の不思議も感じなかったのですが・・ふと最近、(私は精神科病院で働くOTRですが)、「何故、精神科作業療法の診療報酬の基準は『2時間で25名』というひとつの枠でしか基準がないのだろうか・・しかもこの2時間という基準も『軽作業』をするには適しているかもしれないが、例えば『勉強』するには長すぎるし!学校の授業でも『2時間』はなかった!・・・この基準の枠や幅を変えられないかな?」・・・という疑問がふつふつと沸いていました。ならどうするか・・・そのためには国に意見を言わなければなりません。その際に「個人」では「意見」さえも公に認められません。そう言ったときに「公の組織」の必要性・存在意義を感じました。
多くの正会員がいることでしょう!その分、人材も多いです。全国では会員数が約200名という県もありますので!(もちろん、会員200名の県も一人一人が、技術が凝縮されているOTRが大勢いらっしゃると思います!)
会員の皆さん、ぜひ部員になりませんか!その方が、案外現場ですぐに役に立つことが直接学べることも多く、人脈もできて「お得」ですよ!
平成27年3月19日掲載