Category: ひよこ通信

155号:女子会

 日々の寒さも吹き飛ばすほど、毎日走り回る子供たち☆ 私がひよこ通信に関わって、早いものでもう2年半が経ちました。当初はまだ子供達もよく熱を出したり、朝の準備・帰宅後から就寝まで、私は腰を下ろす暇もない生活でした。しかし、長女も6歳・次女が3歳ともなれば次女も善い悪いがわかるようになり、会話も楽しくなりました。

 先日、保育園のママさん達と毎年恒例の新年会がありました。勿論土曜日の夜に居酒屋で開催!!1年に一回ということもあり、皆おおはしゃぎで話もなかなか止まらず、久しぶりに美味しいお酒でした。時計を見ると11時!もうバスはない為皆で歩いて帰る途中も、「何だか学生の時みたい」と、個々の昔話にまたまた盛り上がり・・・。そう!女性はおしゃべりが大好きなんですよね(^^)P

 以前長女の担任から「いや~、よく女の子達は固まって、何やらコソコソ話していますよ」と言われたことがありました。長女に聞いてみるとか「1年生になったら皆で駄菓子屋へ行く約束をしたの」と、とても嬉しそうに話してくれました。小さいながらにもう女子会を開いているんだな~と驚いたり、約束事も好きなんだな~と新たな発見でした。

 幼児世代、私の世代と女子は話好きですが、仕事の時にも『女子会』を感じることがありました。それは、10名以下で80代90代の女性の方との集団体操を行なった時のことです。いつものように日付の確認や今日の出来事を話していると、ある方がうなずきながら話を始めました。ちょうど良い人数なのか入所の方々で話が盛り上がり、またある方からは「この時間におもいっきりしゃべるの楽しみなの」と話されていました。やっぱり女性は話好き?(笑)なんて思ってしまいました。今年の4月から長女は小学生です。お昼寝のない日も保育園で始まり、そんな日は決まって夕食でウトウト。でもお姉さんになる楽しみの方が大きいようで、小学生に向けて日々頑張っている様子が伝わってきます。そして長女が学校に上がるにあたり、家族で他県に引っ越すことが決まりました。今回のひよこ通信が最後となりますが、ひよこ通信も貴重な時間でとても楽しめました。今までありがとうございました。

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155号:♪W・卒業♪

155号:♪W・卒業♪ 今年でうちの息子は保育園を卒業です。5歳児クラスになってから卒園に向かって日々過ごしてきましたが、最近ではますます最後の保育園生活という思いが強くなってきました。昨年末には生活発表会で毎年5歳児クラスが披露する和太鼓をやりました。
 うちの息子が通っている保育園は1学年10人ほどの定員なので、同学年の子供も親もよく知っています。5年間(息子は1歳児クラスから入った)ほぼ毎日、親と過ごす時間より長く一緒に過ごしてきた友達との絆の強さを感じさせられた発表でした。どの子も自分の子と同様に小さい頃から成長を見てきた子ばかりで、そんなみんなが一生懸命に演奏する姿を見て発表の間は涙・涙・涙・・・。

 子供との生活を振り返ると、母になったことの喜びと不安から始まった0歳、OT復帰後の慣れない育児と仕事と家事の目まぐるしい日々だった1歳、新しい保育園に入ってイヤイヤと噛み癖の激しかった魔の2歳、少しずつ育児が楽になってきた3歳、初めての制服を着て幼児クラスとなった4歳、保育園ママ友の和が広がった5歳、保育園の最長学年として立派なお兄ちゃんになった6歳。あっという間の6年間だったけれど、子供同様に大きく成長できた濃~い6年間でした。

 思い返すと、子供の歴史と私の母としての歴史はひよこ通信と供にありました。当時OT3年目(一年産休)で新米ママの私と赤ちゃんの息子を、卵からかえったばかりのひよこにかけて、ひよこが綴る通信としてひよこ通信が誕生しました。
 そんな私ももうすぐOT10年・・・。今回、子供の卒園を区切りにして、私もひよこ通信を卒業することに決めました。これまで多くの皆様に支えられてここまで来ることができました。知り合いから「ひよこ通信読んでるよ~。」といわれることが嬉しくて、こんな私の何気ない日常を切り取った記事を楽しんで読んで頂けていることが何より嬉しかったです。まだまだ未熟者の私ですが、これからも自分らしさを大事にして、OTとしても母としてもずっとずっと成長していきたいです!!いままで、本当にありがとうございました(^ ^)/。

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152号:番外編 -パパの子育て通信- その2

152号:番外編 -パパの子育て通信- 今回はひよこ通信番外編、ということで男目線での育児やその経験をどう仕事に活かしているかをお話しできたらと思います。

 まずうちのちびちゃんは去年生まれてまだ1歳なのでまだまだ言葉もあまりしゃべらないし、よく泣くし、よくわからないこだわりがあったりと、どうやったらうまくコミュニケーションをとれるか悩んでいます。おかげでだいぶ気長に待つことができたり、小さな変化に気づいてあげられたりできるようになってきました。
 そう、子育ても真剣にやれば親も成長して、さらに仕事にも活かすことができるんだなあ、と1年経過して感じることができました。
 さらにこうやって子育てをして子供を育て上げてきた、または仕事に邁進してこられた患者さんのストーリーが少し理解できるようになったのかな、と感じます。しかし理解を深めるためにはまだまだ、もっと経験して少しでも患者さんに近づきたいなと思う今日この頃です。

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152号:番外編 -パパの子育て通信- その1

152号:番外編 -パパの子育て通信- まさか私がひよこ通信の執筆を行うことになるとは思ってもいませんでした。ひよこ通信デビューということで何を書いたら良いのやらと思いつつ男性として、OTとして半人前の育児で感じたことを書きたいと思います。

 世の中は「イクメン」という言葉ができたおかげで、ママと同じような育児を男性がやることに抵抗なくなった気がします。
 現在2歳10ヶ月の男の子がいまして、時間があるときには保育園の送迎をしています。当初、自転車の前乗せチャイルドシートに子供を乗っけて走る姿はなんとも恥ずかしいと思ったりもしましたが、慣れると楽しいものです。
 帰り道に自転車こぎながら「今日は保育園で何して遊んだの?」なんて聞くと「(オモチャの)飛行機壊しちゃった??」と会話がかみ合っているような、かみ合っていないような返答に笑ってしまうワケです。
 案外そんなやりとりを見ず知らずの人たちが微笑んでみているのを見ると(←勝手な妄想かも知れませんが…)快感にもなります。子供とのコミュニケーションが弾んでいる理想的な親子だと思われているに違いないと心の中でドヤ顔しています。

 とはいえ、「魔の2歳児」という言葉はウソではありません。イヤイヤも絶好調。親の思い通りにはいかないことも多くあります。
 そんな時、いかに本人の意志でイヤなこともやってもらうかを考えようとすると、OT的な思考回路にスイッチが入ります。物で吊るなんてこともありますが、自分がロールモデルとなって楽しそうな様子を見せて興味を引かせつつ一緒に行動するようにしています。また、子供が棚からお菓子を出して私にくれるのですが、それは暗にパパがお菓子をもらって食べたら平等に自分も大好きなお菓子を貰えるという考えだったようです。やんわりと断り、貰わないようにしていました。でも素直に子供はお菓子をパパにあげて喜んでもらいたい。交換条件のような駆け引きができるとは賢いヤツだ。と自分自身が「認知の再構成」をして前向きに捉えると成長を感じ、オーバーな表現ですが、大した子供だと思ったりしています。

 OTとして患者さんに対して苦手な部分(短所)にばかりに目を向けるのでなく、良い部分(長所)を伸ばそうと考えたりしていても、自分の子供となるとそうもいかないものです。歩き始めるのが遅れた、オムツが外れない、指しゃぶりのクセが治らないといったことでふと発達が遅れているんじゃないかと過剰に疑いたくなるような時もあったりしました。職業病ですね。その子の個性であり何はともあれ元気が一番。子供と一緒に自分も成長していきたいと思っています。

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152号:親離れ二歩目

152号:親離れ二歩目 先日、子供が保育園のお泊り保育に参加してきました。私の周りでは子供だけ実家にお泊りという話を聞きますが、我が家では一切ありませんでした。
 私が比較的実家の近くに住んでいたこと、母が長時間の子守りを好まないことなどが理由ですが、息子も一人で泊まりたいとは一度も言ったことがありませんでした。そんな子がお泊り保育を無事に終えられるのか?保育園に通い始めた時が親離れ第一歩とすると、お泊り保育は親離れ二歩目といったところでしょうか・・・。
 保育園の先生にも「実は心配なんですよ~。(笑)」と言われてしまい・・・。そんな周囲の心配をよそに当のご本人は「仲間が一緒だから大丈夫!!」と、仲間とのお泊りをとても楽しみにしていました。

 さて、お泊り保育当日、私は仕事をし、夕方からは地域リハの連絡会に出席、そのあと主人と夜の映画鑑賞といった産後以来なかった開放感を満喫しつつも、常に先生から緊急の電話がないかどうか携帯チェックしてソワソワしていました。
 さて、先生からの連絡もないまま朝を迎えてお迎えの場所に行くと、お友達と楽しそうにしている息子を見て一安心★。しかし、息子が私のことに気づいた瞬間、「ママ~!!」と言って私に抱きつきオイオイと泣くではありませんか。私も先生もお友達もお迎えに来ていたママ達もびっくり!「今までずっと楽しくしていたのに~。」と先生に言われました。
 どうやら、私の顔を見たとたん、それまで一緒にいなかったことに気づいて急にさみしさが込み上げてきた様子。「まったくややこしい時間差がある子だなあ」と思いつつも「まだまだかわいいなあ」と愛しく思いました。

 10年後には確実に親離れしている息子を想像すると今こそ思い切りスキンシップをとっとかないと!と思いつつ、現実は息子のラブラブアタックにうんざりして冷たくあしらってしまう私です。ごめんね★。でも、おっきくなってもママの隣で仲良く歩いてね。「無理!」って言われるかしら?言われるでしょうね。

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152号:夏の思い出

152号:夏の思い出 今年の夏もとても暑かったですね(^^;)。暑いとつい”動きたくない”と思ってしまう私にはおかまいなしの子供達。日曜日になると、朝から「公園行こうよ~」と決まり文句が始まります。外遊びをすればしっかりお昼寝をしてくれるし、自分の時間もあるから頑張ろうと私は重い腰を上げて公園に(^0^)/。子供達が汗だくになりながら走り回っていると、「ママ~!見て!セミのお洋服」と長女が抜け殻を見つけました。
 先日抜け殻を見つけた時には、「怖いから触れない」と言ってた二人でしたが、いつの間にか公園中の木の下を一生懸命探し始めました。しばらくすると、砂場道具入れのバケツにはたくさんの抜け殻があり、「ママ、セミってすごいんだよ。人の服にくっつくんだよ」と、私の洋服に二人でくっつけ始めました。私は昆虫類が非常~に苦手で、どうしようかと思いましたが苦手意識を前面に出すと子供達も騒ぎ始めるので、セミの抜け殻を触れるようになったことに感心しつつ、グッ(> <)と堪え!?ていました(笑)。  どうして触れるようになったの?と聞くと、「保育園の園庭にもいるんだよ、最初は怖かったけど自分の洋服にくっつくことを友達が教えてくれて、女の子も触ってるしね」と話してくれました。最近は特に、同世代の影響って大きいなぁと感じるようになりました。  そういえば、長女がまだ2歳の時の懇談会で、園長先生から「乳児さんは一番大変な時期よね、でも今だけよ!ママとパパにわがまま言って甘えるのは”(^^)。5.6歳になってしまうと友達と遊ぶ楽しさがわかるから・・・」と話されていました。  参加した親御さんの多くは「朝一番忙しい時間にぐずってしまう」、「余裕をもって準備したのに、子供が靴を履く際に少し手伝ったら怒って泣き始め、一からやり直しでどうしていいかわからない・・・」と、日々の戸惑い等を涙ながらに話す方もいました。その時は、毎日別れ際に泣く長女にもそんな日がくるのかな?と思っていました。  でも年長になるとちょっとした自信?なのか、家で書いた手紙を友達同士で交換したり、内緒話をしたり(^^;)。親以外との関係も築き始め、少しずつ自立へ向かっていく姿を見かけるようになりました。これからも子ども達にはいろいろな経験をして、元気いっぱい大きくなってほしいと思います(^0^)。

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149号:再開の年

 皆さんお久しぶりです。諸事情により、約一年間広報活動を休んでいた大宮です。
 実はおととしの冬に体調を崩し、仕事も2ヶ月ほどお休みしました。大きな病気ではありませんでしたが、自宅で寝たきり状態を余儀なくされたことは、私にとってとても大きな出来事でした。何もできないことの苛立ちや周りに申し訳なく思う気持ち、喪失感、不安感を抱えながらも、周囲の人に対しては笑顔で振舞ってしまう・・・
 そんな状況の中で私が得たものは、私を取り巻く人達の愛でした。家族や親戚・友達・仲間からたくさんの手を差し伸べてもらい、つくづく私はなんて幸せ者だと思いました。また、経験することはそれ自体が宝になります。本当の気持ちは同じ経験をした人にしかわからないものという意味で、辛い経験も人生には役に立つでしょう。
 特に相手の痛みを考えることはOTの仕事に大切なこと。辛い中でも人は前に進まなくてはいけません。なぜなら、人が生きている世界には時があり、時は自動的に進み、先には未来があるからです。
 一見自分が立ち止まったり後退しているかのように見えても、実際には時が進んでいます。以前、「この世は修行の場であの世は修行を終えたものが帰る場所」と聞いたことがあります。私も子供も両親もみんなこの世に修行に来ていると考えれば、どんなに辛い試練でもそれはあの世に帰るために人間として成長するために必要な課題であり、その課題を受けることで本来のマイホームであるあの世に帰ることができるのかもしれません。
 5歳になった息子にも喜怒哀楽プラス苦辛etc、いろんな経験をして成長していってもらいたいと願っています。息子は私が体調を崩したあと、更に優しくしてくれ、お手伝いも頑張ってくれるし、家族の笑顔のもとです♪。体調を崩したことっがきっかけで保育園のママとも仲良くなれました♪。
 不思議ですね~~。再びひよこ通信を担当することに対して悩みましたが、終わる時はきちんとした形で終わらせたいという思いがあり、広報部の方々のご好意に支えられて戻ることができました。これからも、まだまだ修行中の私ですが、よろしくお願いします。ママもOTも頑張りまっす!!

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149号:成長に感謝

149号:成長に感謝 3月下旬、夜に霙混じりの雨が降る日もあり、なかなか桜の蕾みすら見られない今日この頃。私は非常勤で仕事をしている為、お休みの日は近所にある長女の保育園に遊びに行くこともあります。最近は夕食に決まって保育園の出来事を話してくれる長女、いったい友達とどんな風に関わりをもっているんだろうかと興味もありました。
 2歳3歳の頃は保育園に遊び行っても私から離れなかったのですが、今では「ねえねえ、かけっこしようよ。早く来て」と半ば無理矢理?に友達を呼び、「じゃあ、あやちゃんこっち(右)走るから、ななちゃんはこっち(左)!!いい?わかった?」と念を押している姿は自分を見ているような・・・。
 そうなんですよね、話す口調、特に怒り方は私そっくりなんです(^^;)。最近では2歳半の次女も怒ると、「もう!知らないからね!」→正に私の真似?と笑ってしまいます。
 ほんと子供の姿を見ていると反省すべきことが多々見つかります(>_<)。そして乳児時代にはみられなかった友達との関係等、集団生活の中で学んだことに感心してしまいます。
 長女も4月から年長さんです。これからは教えていく立場に変わっていくんだな、と保育園生活があっという間に過ぎていることが嬉しいような少し寂しいような。そして私は職場復帰をして一年が経ちました。一年前は朝の7時半には自宅を出て、帰宅後は夕食・入浴・就寝とホッとするのは布団の中(^^)p
 あの頃は子供を早く寝かせてあげることが、その日の目標でもあったかもしれません。そしてこの一年で最も大変だったのは、復帰後に書類事が時間内に終わらない毎日。家に帰ると『明日効率よく行うには・・・』と考える日々。それにに加え、代わる代わる子供達が熱を出していました。私が休む事で職場の同僚に大きな負担がかかってしまい、自問自答しながら寝付く為、仕事の夢を見ることも度々ありました(^^;)
 子育てと仕事を両立する場合、『やってみないとわからない』ことが多く、心構えはできていても実際事が起きてからの心境はその時にならないとわかりません。そしてどんなに疲れていても、子供を迎えにいくと満面の笑みで飛びついてきてくれます。子供の笑顔で何だかホッとして、『さ~て!もうひと頑張りしないと』(^0^)/と元気になり、明日も頑張ろう!!と思わせてくれる子供達に日々感謝です♪

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147号:ご褒美

147号:ご褒美 以前から「ディズニーランドに行ってみたいな~」と言う長女。”じゃあ、手術を頑張ったら行こう”と約束をしていたので、退院後はしつこいくらい(笑)?に行ける日を聞かれる日々でした。
 1ヶ月前から行く日取りを決め、その日が近づくにつれて天候をチェック☆しかし台風の影響で”今回は無理かな”と半ば諦めていると予報も変わりその日だけ曇りマーク(^0^)/。正直私としては”次女はベビーカーでお昼寝ができるけど、意外とお昼寝をしっかりする長女も同じ時間に眠くなったらどうしよう・・・。次女はとにかくはしゃいでしまうタイプだし、ひたすら追い駆ける事態になるのでは・・・”と、ちょっとした不安も抱えながら当日を迎え出発!!
 パレードでは子供達も大声で「ミニー!!」と大興奮♪、何故かそれ以上に私も興奮し、普段は主人の役目である子供の抱っこを今日ばかりは「たくさん歩くと疲れるから抱っこしようか」となるべく長い時間遊べるように言ってみたり(笑)。お店をゆっくり見たり本当に楽しい一日でした。

 帰ってからも子供ではなく私の興奮はなかなか冷めず、次はいつ行けるかな?と考えることが楽しかったり。家でもパレードのビデオを観ては振り付けを子供と覚え、とても良い思い出になりました。
147号:ご褒美 そんな話をリハビリの最中にしていると、90歳近い女性の方が「私も2回行ったのよ、町内会の人とも行ったし孫ともね~。ちゃんとパレードは観てきたの?」と話は盛り上がり、その方はとても懐かしそうに「物は高いけどついつい記念に、なんていろいろ買っちゃうのよね。そんな時はお金のこと気にしちゃ駄目よ(笑)」、と当時の様子を嬉しそうに話してくれました。今回は長女のご褒美で行ったディズニーランドでしたが、また家族で行く楽しみができ何だか仕事のモチベーションも上がったり!?と、やっぱり楽しみって大事ですね☆

 普段家族で買い物に出かけてもなかなかゆっくり自分の為の買い物ができませんが、意外と一人で出かけても、自分へ宛てる時間よりついつい子供が喜んでくれる物を探し始めてしまい”自分の事はまた今度でもいいかな?”と、思ったり(笑)。
 子供の存在って不思議なものです。そして”私ってこんな性格だったんだ”と新しい喜怒哀楽に気づくことも多かったりと、自分発見に驚いている今日この頃です(^^)

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145号:初めての経験

初めての経験 梅雨が明ける頃、長女の楽しみにしていた保育園の夏祭りがありました。昨年は「ママ~あそこへ行ってみようよ」と私の手を引っ張って模擬店のある所へ行っていた長女。今年は「ちょっと行ってくるね」と友達と手を繋いで人ごみの中へといってしまうことも多く、捜すのに一苦労でした(笑)。お気に入りの浴衣を着て友達と踊ったり、とそんな姿を見て親も十分に楽しんだ夏祭りでした。

 夏祭りが終わると、以前から予定されていた長女の両側口蓋扁桃の摘出手術日が迫っていました。24時間親の付き添いが必要なため、夜は主人で日中は私と決めました。当の本人は「あと何回寝たら入院なの」?と遠足気分で入院当日を迎えました。手術当日は、主治医から「麻酔がかかるまでお母さんは手術室にいましょう(まだ小さい為、暴れてしまう可能性もあるとのことで)」と言われました。

 しかし長女は手術台の上でも全く動じることなく、先生の言う通りに待っていた姿に私もびっくりしました。マスクをして麻酔がかかると、自然と目を閉じてしまう長女を見ていたら、痛々しくてとても切なかったです。でも手術も無事に終わりホットしていたのもつかの間、その夜は「ママじゃなきゃ嫌だ~」と出ない声を振り絞って泣き続け、主人と付き添いを一晩交代したりと思いがけないことも多々ありました。

初めての経験 少し座っていられるようになると、看護師の方から「つばめの巣があるけど見に行ってみようか」、「保育園では?・・・」など声かけをたくさんしていただきました。入院から6日目となれば、長女の体調も良くなり本領を発揮!!看護師の方が部屋に来ると「あのね」と話しかけたり、「ママ暇だからお散歩しようよ」と同じ場所を行き来し、私の方がヘトヘトでした(笑)。

 OTという仕事をしてると、患者さん・そのご家族と接する機会が多くなります。今回は逆の立場というか、通常ではあまり経験しない環境下で生活をしました。いろいろな方から内容を練って声をかけてもらえると、正直親子共々うれしいものです。『仕事上の役割』ではあるかもしれませんが、相手の優しさは感じとれるものです。また職員と患者さんは時間の流れ(質)が少し違うことも感じました。長女が退院して自宅療養を経てから私も仕事再開です。目には見えない相手の気持ち、を感じとっていくことができればと思います。

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