心身の状態像がさまざまな方がたくさん集まるような場で、レクを企画する時には、課題に困ることってよくあると思うんです。
できる、できないがあまりにもはっきりと差がつくような課題だと
できる方にとっては物足りなくなってしまったり
難しい方にとっては意欲をなくしてしまったり
そんな時にはコレ!
その名は「じゃんけんリレー」
参加者は2組に分かれて、
端から端までじゃんけんを送り
どちらの組が早くじゃんけんを最後の方に届けられるかを競います。
まずは、少し離れて向かい合って横2列に並びます。
(図1)1番端の方AとBがジャンケンすることでスタート!
この時、Bが勝つまでAとBでじゃんけん
Bが勝ったら、今度は隣のCとBでじゃんけん
この時、Cが勝つまでじゃんけん
Cが勝ったら、今度は隣のDとCがじゃんけん…を繰り返し
最後に反対側の端にいるKが勝ったらゴール!
早くゴールしたら、向かい合った相手方をゆっくり見て楽しみましょう。
難しくなるけど、
ルールを「勝つまでじゃんけん」から「負けたら戻り」にするともっと面白くなります。
最初は同じに始めて
BとCがじゃんけんして
Cが勝ったら、CとDがじゃんけん
でも、BとCがじゃんけんして
Bが勝ったら、戻ってBとAがじゃんけん…とするのです。
せっかく、Jまで行ってもAまで戻ったり…白熱すること必死です。
「じゃんけん」なら片手でもできるし
認知症のある方でもできる方が多いし
じゃんけんという偶然性が心身の状態像の差を目立ちにくくさせます。
たまに、「ずっとパー出し作戦」をする方もいたりして…(笑)
それを察知する人も、察知できなくて作戦が未遂に終わることもご愛嬌です。
スポーツの秋に向けて
座ったままで大いに盛り上がる「じゃんけんリレー」のご紹介でした。