「坑精神病薬の『身体副作用』がわかる」
「予測して防ぐ抗精神病薬の『身体副作用』」
長嶺敬彦著 医学書院 を紹介します。
著者は精神科の患者は3つの病に苦しむと言います。
第一に疾病そのもの、第二に社会からの偏見、そして第三に薬の副作用のことです。
この2冊の本は、「Do No Harm」の原則から、種々の抗精神病薬の薬理機序や注意深い処方、その後の観察ポイント、適切な対処方法がとれるようにと、さまざまな状態に応じて具体的にわかりやすく記載されています。
「抗精神病薬を臨床の場で育てよう」と、医師だけでなく、3つの病に苦しんでいる患者さんをとりまくすべての方へ向けてこの本を書かれています。
精神の分野で働いている方はもちろん老健に勤務する方にもぜひ読んでいただきたいと思います。