幼稚に見えないActの工夫「ラッピングペーパーを使って」

認知症をもつお年寄りにActを提供する場合に「なぜそのActなのか」という必然性を考慮するのは当然ですが、見た目の綺麗さ、仕上がりの完成度についても配慮するのは、日々喪失体験を重ねているお年寄りにとってはとても重要なことだと考えています。

行事でよく見かける「輪くさり」と「お花」を折り紙やお花紙ではなくて、ラッピングペーパーで作ってみました!

幼稚に見えないActの工夫「ラッピングペーパーを使って」

ラッピングペーパーで作った輪くさり(写真・上)

ラッピングペーパーで作ったお花(写真・上)

幼稚に見えないActの工夫「ラッピングペーパーを使って」

ラッピングペーパーで作ったお花(写真・上)

幼稚に見えないActの工夫「ラッピングペーパーを使って」

買ってきたラッピングペーパー(100円ショップで1巻き100円!)(写真・上)

こちらのラッピングペーパーは、丈夫で透け感があってキラキラと光沢もあるので、重ねて使うと微妙な色の変化が綺麗です。

輪くさりは、重ねる部分にズレがあってもかえって綺麗に見えます。
お花は、素材にハリ感があるので通常のお花紙とは違って、きっちり折り畳めなくても、紙を破らない様に力と動きをコントロールすることが難しくても、おおまかに作っても綺麗に出来上がります。
折り畳んだらビニタイでねじって固定すればカンタンです。(写真3でラッと見えてる緑色の部分がビニタイです)

お年寄りの昔とった杵柄を活用して、Actの工程を変えずに素材を吟味することで難易度を調整して仕上がりの綺麗さに配慮することもできます。

 

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