県士会では、一般市民の方や作業療法士を目指す方々を対象に、「作業療法」について広報活動を行っています。今回は2つの広報活動を取材してきました。
ヨコハマヒューマンテクノランド(ヨッテク)
6月26日(木)~28日(土)パシフィコ横浜にてヨコハマヒューマンテクノランド(通称ヨッテク)が開催されました。ヨッテクとは、「福祉を支える人とテクノロジー」をテーマとした横浜市リハビリテーション事業団主催の市民参加型イベントです。国際福祉機器展の横浜版といった感じでしょうか。
県士会のブースでは、OTについてのパネルを飾ったり、パンフレットを配ったり、また「海底一周」という実際に臨床で使っている手作りのゲームを使って広報活動を行っていました。左右上肢、目と手の協調性を試される、シンプルながら難しいゲームです。参加された方は障害を持つお子さんのご両親やOTS、他職種の学生さん、小学生連れのお母さんなどで、お子さんたちはすぐにゲームに興味を示し、盛り上がる場面もありました。ダンボール2つ分のパンフレットもほとんどなくなり、無事に3日間を終えることができました。
作業療法体験デー
うだるような暑さの8月3日(日)、川崎市産業振興会館にて「作業療法体験デー」が開催されました。これは日本作業療法士協会のOT推進月間の一環として行っている、県士会主催の広報活動です。公開講座や作業療法体験コーナー(七宝焼き・うちわ作り)、福祉用具展示など作業療法を紹介する様々なコーナーが設けられ、これからOT養成校を目指すであろう高校生や社会人などで、盛り上がりを見せていました。
実行委員長の村越先生にお話を伺ったところ、「今年は県内の社協・高校・予備校の他に、OTの認知度が低い特養にも宣伝し、全部で404の施設に案内状を配布した。宣伝した数に比べて参加者は少ないものの、過去の施設見学会に参加した高校生が実際にOTになった話も聞いている。今年は見学を受け入れてくれる施設が20施設とまだまだ少ないため、体験デーと施設見学会を会員にもっと知ってもらいたい。」とのことでした。参加者は全部で59名。アンケートによる感想では、「参考になった」「OTになりたい気持ちが強まった」など、ポジティブなものが多く見られました。
文責:岡田