普段何気なく私たちが利用している公共機関。しかし、障害者の方々にとってはバリアがある所でもあります。
皆さんは車椅子の方がどのように電車を利用するかご存知ですか?今回の「ここへ行ってきた」では、広報部員が実際に車椅子でご利用された方と一緒に体験した電車の利用方法についてご紹介いたします!!
★改札では :切符購入と乗車準備★
障害者手帳をお持ちの方は付き添いの方一名まで、半額で公共機関を利用することができます。改札の駅員さんに乗車希望の旨を伝えると、手順を説明して下さいました。私鉄D線では、ほぼ全ての駅にエレベーターが設置されており、改札からホームまでは車椅子に乗車したまま移動できます。
★私鉄D線の取り組み:駅員さんの見事な連携!!★
まず乗車駅では、改札で電車乗車希望の旨を伝えた際に、降車駅も聞かれました。その後、駅員さんにホームと電車間に簡易スロープを準備して頂き、いざ電車に乗車!!
そして降車駅に到着すると…!降車位置には駅員さんがスロープを手にして、待っていました!
そうです、乗車駅の駅員さんが乗車時刻・到着時刻・乗車位置を無線で降車駅に連絡し、スムースな利用ができるように連携して下さっていました!
★社会参加のために地域が積極的にバリアフリーを!
今回、初めて車椅子で電車外出されたEさんと一緒に体験させて頂きました。手順や準備もスムースに不安なく利用できたのも、医療従事者等の関わりだけでなく、地域の環境が社会参加への大切な足掛かりになっていると感じます。そして地域の環境を知り、対象者の皆様にOTからも情報提供できることも私たちのできる社会参加への関わりのひとつと思います。
皆さんの住んでいるところはどんなところでしょうか?
また様々な地域の取り組みに興味を持つきっかけになれたら幸いです。
取材:酒井