ご協賛のお願い

 

ご挨拶

 

神奈川県作業療法士会は1981年に任意団体として発足し、1987年に第1回学術大会が開催されました。2009年からは一般社団法人として活動を開始し、2011年まで隔年で学術大会を開催して参りました。会員数の増加に伴い、2012年からは学会と臨床大会を学術大会という位置づけで毎年交互に開催するようになりました。臨床大会は、学会よりも運営予算や規模を簡素化し、臨床での症例報告を中心とした発表と公開講座がメインプログラムになる小規模の学術大会です。

 神奈川県作業療法士会発足当初は、医療機関において、障害を持った方の機能回復リハビリテーションが作業療法の多くを占めていました。時代の変遷とともに県下の作業療法士の活動の場も高齢者施設や就労支援センター等、福祉や地域の中へ広がりを見せ、生活に困難を生じている方の支援へと変化してきました。また、神奈川県では全国に先駆けて作業療法士が常勤で特別支援学校に採用され、保育所等訪問や放課後デイサービス等、地域の子どもたちへのニーズが高まってきております。

 保育所や小中学校のような、地域の中で育っている子どもたちの中には、発達障害の可能性があり、学習面や行動面で特別な教育的支援を必要とする児童生徒がクラスに数人は在籍するという調査結果が文部科学省から公表されています。作業療法士は校内委員会の構成員としての活動や、訪問にて特別支援教育コーディネーターと連携を取りながら、子どもたちの生活面や学習面でのつまずきの原因を見極め、解決方法を考える等の取り組みをもしております。

 今回の臨床大会は、このような背景から、テーマを「輝く未来を創る,Creating a Bright Future」としました。午前中には一般公開講座として、子どもの特徴や原因を探り、子どもを理解するためのヒントや子育てについてのシンポジウムを企画しております。作業療法士のみならず、保育士、教職員、子育て中の保護者、地域の方にもご参加いただき、子どもたちの未来を輝くものにするために大切なことは何か、手がかりを得られることを願っています。

 午後からは、通常の学術大会同様、口述発表を行います。子どもの支援内容をはじめ、急性期から回復期リハビリテーションでの実践、地域リハビリテーション、介護予防等多岐に渡る内容の発表になることを期待しています。

本大会が多大な成果を上げるため、是非ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2018年 2月 吉日

第3回神奈川県臨床作業療法大会

大会長  三浦 美紀

 (横浜YMCA学院専門学校作業療法科)

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大会誌協賛・広告募集のご案内

◇大会誌協賛・広告募集要項 1.大会誌の企画:A4版(白黒)50頁予定 2.募集期間:2018年3月31日(土) 3.発行部数:2,500部(予定) 4.配布対象:神奈川県作業療法士会員及び大会に参加される他職種 他 5 …