会員の皆さんの日常を紹介し、皆さんの輪を広げていきたいと思います。今回と次回は、子育てをしながら働いているあるOTのお二人の日常に迫ってみました。
湘南鎌倉総合病院に勤務して12年目の二人のOTママ達。同じような時期に出産し、現在仕事に育児に忙しいライフスタイルを送っていますが、それぞれどのように工夫しているのでしょうか?実際の一日の様子を覗いてみました!
湘南鎌倉総合病院に勤務して11年。現在、5歳の男の子と2歳の双子の女の子のママであるBさん。共働きであり、日々の対応はママ中心。
6:00 起床 6:30 朝食 |
まずはお弁当と朝食作りに30分。ポイントは晩のおかずを残す、冷凍食品、子供の食べやすいおにぎりやパンを活用する事。そして子供の世話、片づけ、登園の準備等、とにかく忙しいです。鏡に向える時間は5分くらい? |
8:00 出勤 8:30 幼稚園・保育園へ |
車通勤。息子5歳の幼稚園通園バス乗り場、双子の認可保育園、職場の3か所に向います。 |
9:00 勤務開始 | 息子は院内保育と幼稚園の二重保育利用の為、何かあれば比較的すぐに保育園へ様子を見に行けます。一方双子は認可保育園の為、時に熱が出た等の連絡が勤務時間中に入り、折り返しの対応は少し大変です。 |
16:30-17:00 退勤 17:30 お迎え |
仕事を終えたらまず息子のお迎えへ。その後車で双子を迎え帰宅。2か所の為お迎えに30分前後時間がかかります。 |
19:00 夕食 | 夕飯はあわただしいですが大半は大皿メニューで対応してしまいます。 |
20:00 入浴 21:00-21:30 寝かしつけ |
3人ではしゃぎながら1時間程度かかり入浴。 歯磨きはお風呂で…時間短縮図ります!! |
23:00-24:00 就寝 | 寝かした後に片付けや明日の準備等行います。 |
私の勤務しているリハビリテーション科で初めて常勤で産休、育児休暇制度を取得し利用。一人目は10ケ月、下の双子は1歳1ヶ月の時に仕事へ復帰しました。
上の子は病院が運営している院内保育園の為、例え急な勤務変更や予定外の残業があっても電話一つで柔軟に対応が可能です。その為、帰宅時間によっては保育園でのお夕飯を頼む事もでき、安心して仕事に専念する事ができていました。
現在では、二重保育を利用し、保育園と幼稚園に通っています。行き帰りの送迎は保育園の先生にお願いでき助かっています。また、夫も休日出勤があり、夫婦で勤務の場合は院内保育園で一時保育制度を利用し、3人をお願いすることもできます。
下の双子は、院内保育園ではなく認可保育園に通っている為、急な対応には規制があり対応して頂くのは困難ですが、連絡次第で最大延長で20時まで見てもらう事も可能です。 また、いざというときは地域のファミリーサポート制度を利用し対応しています。
共働きの為、日々の家事・育児はもちろん、子供達の急な熱発でのお休みや受診等、基本私が対応しますが、夫の勤務調整が可能な場合は調整し対処しています。それでも厳しい時は実家に応援を頼んだり、地域制度を利用し対応しています。普段の家事や育児において育児短時間勤務制度や院内保育園を利用できる事は、私にとって育児と仕事を両立していく上で重要なポイントとなっています。
職場によるサポートも大きい事は言うまでもありません。普段の業務量の調整や急な休みの対応、勤務時間外の会議や委員会、勉強会等への参加免除等、配慮して頂き助かっています。
また、日々の短時間勤務の中で他のスタッフと情報交換や必要な連携が上手く取れず迷惑をかけてしまう事もあります。その為、出来る限り意識的に声かけをし、また子供達の近況を伝えたりコミュニケーションをとるよう心掛けています。結果以前よりも周囲からの理解や協力が得やすくなり、業務も効率的に行えるようになってきました。
今後は、更に育児短時間制度を利用し職場復帰してくる同僚に対し、これまでの経験を育児に対してのアドバイスやアイデアとして提供し、楽しく働き続けられる職場、働きやすい職場作りをみんなで作り上げていけたらと考えています。
こちらもご覧ください » ママさんOT編 Aさん
今回はママさんOTの仕事と育児の両立について特集しました。ご感想やご意見がありましたら、県士会福利部<fukuriアットマークkana-ot.jp>までお寄せください。
次回もどうぞご期待ください!
文責:福利部 松岡太一