ママさんOT編 Aさん

 

福利部企画!「スポットライト~OTの生き方~」

 会員の皆さんの日常を紹介し、皆さんの輪を広げていきたいと思います。今回と次回は、子育てをしながら働いているあるOTのお二人の日常に迫ってみました。

ママさんOT編

 湘南鎌倉総合病院に勤務して12年目の二人のOTママ達。同じような時期に出産し、現在仕事に育児に忙しいライフスタイルを送っていますが、それぞれどのように工夫しているのでしょうか?実際の一日の様子を覗いてみました!

○ Aさん

 湘南鎌倉総合病院に勤務して11年。現在、4歳の男の子と1歳の女の子のママであるAさん。ご主人は他県に単身赴任中で週末しか帰ってこない為、普段の育児はママのみ。

6:00 起床
6:30 朝食
朝ご飯はそのまま出せる簡単なものが殆ど。下の子の食事を手伝いながら保育園の用意。やっと食べ終わり着替えをさせると残り10分で自分の用意を!!あっという間に時間が過ぎていく。
8:00 出勤
8:30 子供を保育園へ
30分ほどかけて車で通勤。院内保育の為、子供たちと一緒に病院へ。保育園の場所も病院敷地内にある為、時間にゆとりが取れる。
9:00-17:00 勤務 勤務時間中に急な連絡や気になる事があってもすぐに保育園へ様子を見に行く事が可能。子供たちの調子があまり良くない時でも確認が容易な為、安心して仕事ができる。
17:45 退勤 仕事を終えたらその足で子供たちのお迎えへ。スムーズに帰宅。
19:00 夕食
20:00 入浴
帰宅後は子供たちの就寝時間まで約2時間。慌ただしく食事と入浴を済ませる。
21:00 子供就寝 子供たちを布団へ入れて寝かしつけへ。
明日の準備や掃除・洗濯を済ませる。
24:00 就寝 就寝

【スポットライト】 ママさんOT編 Aさん 産休、育児休暇を取得後、一人目は8ケ月、二人目は7ケ月の時に仕事へ復帰しました。二人とも院内保育園を利用しています。
 私が勤めている病院は急性期病院の為、予定外の業務もしばしばあり、定時の時間に仕事が終われない事も多いです。しかし、病院が運営している保育園の為、急な勤務変更や予定外の残業があっても電話一つで柔軟な対応が可能です。また、帰宅時間によっては保育園でのお夕飯を頼む事もでき、安心して仕事に専念する事ができています。

 現在、夫は単身赴任中で週末しか帰ってこられません。その為、普段の家事や育児において家族の協力を得る事は難しく、日々の家事・育児はもちろん、子供達の急な熱発でのお休みや受診等はほぼ一人で対処しています。
 そんな私にとって、院内保育園や育児短時間勤務制度を利用できる事は、育児にしっかり向き合いながら仕事へも十分に専念するという意味で一番の重要なポイントとなっています。

 もちろん、普段の業務量の調整や勤務時間外の会議・勉強会等への参加免除等、職場によるサポートも大きい事は言うまでもありません。日々の業務を限られた時間の中でこなしていると毎日が慌ただしく、情報交換がなおざりになっていたり必要な連携が上手く取れなかったりする事も多いです。
 その様な状態に陥らない為に、私は自ら意識的に現在の仕事の状況・子供達の情報の両方を発信するように心掛けています。そうする事で、育短という勤務時間が異なる待遇に対して遠慮がちな気持ちを抱いてしまう他のスタッフに対し、相互に話し掛けやすい環境を作る事ができます。積極的に情報を公開していく事で以前よりも周囲からの理解や協力が得やすくなり、業務も効率的に行えるようになってました。

 今後は、職場に続々と増えている新米ママ・パパに対し、育児をしながら日々の仕事を楽しく取り組む事が出来るよう、これまでの経験を様々なアイデアとして提供していき快適な職場作りに貢献していけたらと考えています。

こちらもご覧ください » ママさんOT編 Bさん

あとがき

 今回はママさんOTの仕事と育児の両立について特集しました。ご感想やご意見がありましたら、県士会福利部<fukuriアットマークkana-ot.jp>までお寄せください。
 次回もどうぞご期待ください!

文責:福利部 松岡太一

 

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