県民公開講座は12月26日までどなたでも視聴が可能です。患者様や患者様家族にお勧めいただくと幸いです。よろしくお願いいたします。
特別講演
多様なニードと向き合う〜終末期の現場から患者は何を願うのか〜
荻野美恵子先生(国際医療福祉大学医学部 教授 医師)
座⻑:藤本幹先生(国際医療福祉大学 小田原保健医療学部)
日本はこれまで人類が経験をしたことのないスピードで高齢化が進んでおり、20 年後をピークとする多死時代 を迎えます。医療の需要が高齢者に大きくシフトするため、認知機能の低下や単身高齢者の増加など意思決定支 援も困難になることが予想されます。多くの併存症を持つ中でどうすることがその方にとって最善なのかの判断 はますます難しくなります。このように複雑な状況のなかで医療・ケアをすすめるには、これまで以上に多様な 価値観を共有すること、チームで対処することが重要となります。当日は様々なデータをお示ししながら、私た ちに何ができるのかを共に考えたいと思います。
演者略歴:荻野美恵子先生
S60 年北里大学医学部卒業。
S62 年北里大学医学部大学院入学。
H4 年米国コロンビア大学留学。
H6 年医学博士学位取得(北里大学医学部大学院終了)。H12 年北里大学医学部神経内科学講師。
H26 年 12 月北里大学医学部附属新世紀医療 開発センター横断的医療領域開発部門包括ケア全人医療学講師。 H29 年 3 月同准教授。
H29 年 4 月国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター教授。
R2 年 8 月国際医療福祉大学市川病院神経難病センター センター⻑兼務。
H17 年東京大学大学院医療倫理人材養成講座(CBEL)終了。
H18 年~H20 年 3 月東京医科⻭科大学大学院医療政策学修士課程卒業、MMA 取得。